宝塚歌劇月組『暁のローマ』『レ・ビジュー・ブリアン』舞台稽古 - 2006年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/『暁のローマ』より
▲『暁のローマ』より
写真/轟悠 写真/彩乃かなみ(左)と瀬奈じゅん

▲轟悠

▲彩乃かなみ(左)と瀬奈じゅん
 7月7日、宝塚歌劇団・月組『暁のローマ』『レ・ビジュー・ブリアン』が東京宝塚劇場公演の初日を迎えた。本番に先立ち、同日同所にて舞台稽古が行われた。

 『暁のローマ』は、「ブルータス、お前もか」のせりふも有名な、シェイクスピア戯曲『ジュリアス・シーザー』を原作に、黎明期のローマ帝国を治めたカエサル(シーザー)と、彼を暗殺したブルータスの信念や生きざまを、ロック・ミュージックに乗せて描く“ロック・オペラ”。ブルータスの妻ポルキアや、カエサルの子供を宿したエジプト女王クレオパトラ、ブルータスの母でありカエサルの愛人であるセルヴィーリアなど、女性たちの視点も交え、奥行きのあるストーリーに仕上がっている。

 『レ・ビジュー・ブリアン』は、追憶=琥珀、清楚=真珠、歓喜=ダイヤモンド、嫉妬=ルビーなど、宝石の持つイメージをテーマに、人生が宝石のように輝く瞬間をとらえてつづる、豪華でおしゃれなレビューだ。
 稽古終了後、『暁のローマ』でカエサル役を務めた轟悠(専科)、ブルータス役の瀬奈じゅん(月組)の囲み会見が行われた。

轟「あさこ(瀬奈の愛称)さんとは花組(02年『風と共に去りぬ』)で共演しました。それからの成長ぶりを感じながら演じています。自分なりに楽しみながら勉強していこうと思います」

瀬奈「専科から轟悠さんが出演してくださいまして、今、このメンバーでしかできない、熱い舞台をお送りしたいと意気込んでいます」

Q:お互いの魅力を。
轟:私の記憶にすごく強く残っているのはスカーレット(笑)。

瀬奈:(笑)。

轟:最初、どうするんだろうこの人、と思うぐらい悩みまくってまして(笑)、でも、さすがに度胸があります。あまり器用な方ではなく、こつこつやっていくのかなあ……と思いきやパーッとしたところもあって、その両極端なところが彼女の魅力かなと。

瀬奈:今おっしゃっていただいたスカーレットをやったときに、(自分が)女役として見る轟さんと、男役として見る轟さんとが全然違っていて、見方によって魅力が変わってくる方です。目で何かを語るとか、そういうところがすばらしいですね。

Q:月組の魅力は?
轟:(自分が特別出演するのが)4組目になるんですね、残りは宙だけなんですけど(笑)。あさこが率いる月組の魅力は、あさこが意外と、まじめそうで不まじめに見えて、でもまじめなんですよ。

瀬奈:どっちですか(笑)。

轟:(笑)。そのときによってコロコロ変わる感じがあります。月組全体が、おとなしい、大人っぽい、シンプル、スタイリッシュ、そういう空気がありますね。でも、中に持っているものは、沸々としたもの。“人見知りさん”が多くて、私もあさこもそうなので、(始めは)なかなかこう……コンタクトとれなかったのですけども、今回のこの東京公演では、下級生に至るまで、よくよく観察して参りました。それぞれが、黙ってはいますけど、それぞれのことを思いやっている組だと思いました。

Q:作品の見どころは?
瀬奈:お芝居の方は、ちょっと現代的な衣裳を使った時代物。ロックオペラ。すべてがロックの音楽で成り立っているところが、一番の魅力かなと。メロディーや歌詞がとってもシンプルなだけに、演じる方は、簡単に伝えてはいけないなと。重厚なものを残すことができればと思っております。ショーの方は、宝石をイメージしたもの。月組と轟さんの“個性の輝き”を表現できればと思っています。宝石が輝くように、個人個人が輝く。それが一つになったときに、きれいな宝石箱を見るような感じになる。それが魅力じゃないかと思います。

Q:装置の転換がなく、具象的な装置が一つしか登場しないが、演じる側の苦労は?
轟:(宝塚)大劇場で、お稽古中に客席から初めて見たときに、思わず写メールに撮りたくなりました(笑)。「おぉ、すごい」と。(転換がなく、一つの装置が)前後に動くだけ。(そのための)レールがあり、(舞台上に)段差ができるんです。それにつまづきそうになったりとか。それにお衣裳も変わりませんね。私、2着しか持ってない(笑)。あとは本当に歌詞、メロディー、リズム、せりふでお伝えするということなので、私たちも日々苦戦しております。
公演データ
2006..7/7(金)〜8/20(日) 東京宝塚劇場
【スタッフ】 『暁のローマ』原作=W.シェイクスピア 脚本・演出=木村信司 『レ・ビジュー・ブリアン』作・演出=酒井澄夫
【キャスト】 轟悠/瀬奈じゅん/彩乃かなみ ほか

・チケット発売中
・全席指定SS席10,000円/S席8,000円/A席5,500円/B席3,500円 *新人公演は料金が異なる
・お問い合わせ=東京宝塚劇場 TEL.03-5251-2001

パンフレット:A4版1,000円