パルコ+リコモーションプレゼンツ『開放弦』舞台稽古 - 2006年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から丸山智己、伊藤正之、水野美紀、河原雅彦、犬山イヌコ、大倉孝二
▲左から丸山智己、伊藤正之、水野美紀、河原雅彦、犬山イヌコ、大倉孝二
写真/実際にギターを演奏する大倉 写真/左から京野ことみ、大倉、水野

▲実際にギターを演奏する大倉

▲左から京野ことみ、大倉、水野
 故・中島らも作『こどもの一生』、後藤ひろひと作『ダブリンの鐘つきカビ人間』などのヒット作を上演してきたパルコ・リコモーションが、今回は、劇団ペンギンプルペイルパイルズ主宰で、岸田戯曲賞作家の倉持裕の新作『開放弦』を、G2の演出で送る。とある農村を舞台に、さまざまな思惑を抱えた7人の男女がつむぐ、切なくぎこちないラブ・ストーリーだ。
 “開放弦”とは、ギターの弦を一本も押さえない状態で鳴らす奏法を指す。そんな言葉をタイトルに持つ劇中では、日本ジャズ界のギタリストの第一人者、渡辺香津美の作曲・演奏によるギター・サウンドが使用され、物語を優しく、時に切なく彩る。大倉孝二、水野美紀らが舞台上で実際にギターを演奏するシーンにも注目だ。
 初日前日の7月13日に、G2、大倉、水野、京野ことみの囲み会見が行われ、意気込みや見どころを語った。それぞれのコメントは以下の通り。

大倉「ぐったりしてます(笑)。初日には完成させるよう頑張ります。大丈夫です(笑)。G2さんを含めて、みんなで考えながら作っているっていう感じがしますね」

水野「チャレンジしがいのある内容。どんどん変化していきそうな舞台なので、何回も観に来ていただければ」

京野「発見がとにかく多い作品。「ここまででいいかな」と思っても、まだまだ深さがある。そんな日々の進化が楽しくもあり、“生みの苦しみ”でもあります。でも、まだ(脚本を)もうちょっと分かりたいという欲求があり、明日が本番という実感がないんです(笑)」

Q:物語の舞台が“農家”ということで、農業体験に行かれたそうですが?
水野:草むしりをしたり、田んぼに入ったり……土に触れていると、人間って良い顔になるんだなって。本当に顔が変わってきて。夢中で写真を撮りまして、(公演の)パンフレットにも載ってますので、ぜひご購入ください(笑)。足の指の間から泥がニュルッと出てくる。そういう新しい感触とか匂いを感じることができたのは、すごくプラスになったと思います。

大倉:トラクターに乗ってました。けっこういやいや行ったんですけど、あんなにハマるとは思わなかった……。言ってもらえればほかの畑まで耕したいくらいです(笑)。

京野:ずっと草をむしってましたね。私が通ったあとは草がないぐらい(笑)。

G2:一番最後に、みんなが水田に裸足で入って、記念撮影をしたときの写真がすごくかっこよくて鳥肌が立ち、この舞台は成功するなという予感を持ちました。

Q:倉持裕の作品について
G2:倉持君のホンは非常に解釈の幅が広い。やりがいがある。1カ月間(の稽古で)、役者たちとミーティングをしながら、「こうしなさい」というより、「この人物はなんでこんなことをするんだろう」と一緒に考えながらここまできた。変わった作品と言われるが、不思議な空間をエンターテインメントに持っていくという作業だったので、自分の好きなことができたと思っている。役者みんなが、自分の役だけでなく、相手役もどういう状況にあり、なぜそういう態度をとるのかなど、微妙なところまで全部分かり合っているので、とても濃密な空気が流れています。

Q:あなたにとって“開放弦”とは?
水野:ヨーグルトのプレーン味。ヨーグルトにはちみつやジャムなど(を入れると味が変わるように)、入れるものによっていろいろなハーモニーが生まれていく。

大倉:ギターの弦は6本ですが、今回(の登場人物)は7人なので、7本の弦がある。開放弦で弾くとバラバラの、何の音にもならないものが、押さえるたびにいろんな音になる……という良い話をこの間思いつきました(笑)。

京野:バラバラに見えるものでも、ゼロではなく、無限大の可能性があるということを物語っているのでは。
公演データ
【スタッフ】 作=倉持裕 演出=G2 音楽=渡辺香津美
【キャスト】 大倉孝二/水野美紀/京野ことみ/丸山智己/伊藤正之/犬山イヌコ/河原雅彦

東京公演:PARCO劇場(7/14〜30)

【愛知公演】
2006.8/1(火) 愛知厚生年金会館
・チケット発売中
・全席指定S席8,000円/A席7,000円
・お問い合わせ=キョードー東海 TEL.052-972-7466

大阪公演:梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ(8/3〜6)

【広島公演】
2006.8/9(水) 広島郵便貯金ホール
・チケット発売中
・全席指定7,800円
・お問い合わせ=広島テレビチケットセンター TEL.082-249-1218

【福岡公演】
2006.8/11(金) メルパルクホールFUKUOKA
・チケット発売中
・全席指定S席7,500円/A席6,500円/B席5,000円
・お問い合わせ=ピクニックTEL.092-715-0374

【新潟公演】
2006.8/13(日) 新潟市民芸術文化会館・劇場
・チケット発売中
・全席指定S席7,800円
・お問い合わせ=キョードー北陸チケットセンター TEL.025-245-5100

【宮城公演】
2006.8/15(火) 仙台市民会館
・チケット発売中
・全席指定7,500円/高校生以下4,000円
・お問い合わせ=仙台放送 TEL.022-268-2174/ウェルパフォーミングアーツマネジメント TEL.022-771-1432