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2006/9/12
大人計画フェスティバル 見学会レポート
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| ▲いやあ、並ぶと壮観ささえ感じる大人計画のめんめん |
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| 9月9日、10日に大人計画版学園祭「大人計画フェスティバル」が京王線・小田急線多摩センター駅にある、パルテノン多摩の旧西落合小学校で開催された。それに先立って、8日にマスコミ対象の見学会があり、招待された地元の方々、ファンの招待客などが曇天にもかかわらず集まった。幕開けは大人計画の全メンバーによる自己紹介と自分の参加する企画に関してのPRタイムが、松尾スズキ、宮藤官九郎、阿部サダヲによる何となくな司会で行われた。一人ひとり、自らのキャッチフレーズを名乗っていたが、平岩紙の“白いお化け”、田村たがめの“大人計画のコビト”、宮崎吐夢の“大人計画の慰安婦”などがウケたかな? 松尾が宮藤、阿部に学園祭の思い出をたずねると、宮藤「大学時代に裸踊りをやって先輩に怒られた」、阿部「高卒なんで学園祭の思い出はないです」、松尾「いやいや、高校の学園祭のことでいいから(笑)」なんていうやりとりも。 続いて、猫のホテルの池田鉄洋、サモ・アリナンズの佐藤貴史の司会で、グループ魂の面々によるパネルディスカッション。「グループ魂ってバンドですか?」(池田)「紅白でめちゃめちゃ見てますから」(佐藤)と、ようはグループ魂をよく知らない二人だけに、客席には不安がただよったが、事前アンケートの効力もあって大盛り上がり。45分のうち、8割は紅白歌合戦の裏話に終始した。「演歌の人たちはどうらんが厚くて」(破壊=阿部)、「蝋人形みたいだった。呼ばれるまで動かないんですよ」(暴動=宮藤)、「こ●平の冷たい視線が印象的。それいこう、こ●平がテレビで何言っても面白くない」(暴動)「審査員の皆さんの表情が冷たいんですよ」(破壊)「だけど、薬師丸さんだけはいい人だった」(暴動)。ほかにも、紅白はスタッフも紅白に分かれて絶対優勝しましょうねと気合いが入ってた話、三宅弘城が優勝に大喜びしすぎてカメラにアップで抜かれたこと、その後ろで山●豊がシャドーボクシングをしてたこと、初出場者の両親は客席に招待されるがバイト(村杉蝉之介)の父がバイトくんTシャツを着ていたこと、港カヲルの両親だけこなかったこと、モー娘。がそばにいるとバイトが二枚目キャラになること、などなど。 パネルディスカッションが終わると、ステージ前の客席にいた女性ファンは一気に校舎の中に。お目当ての催し物会場へ向かった。この日だけでも2000人以上が来場し、土・日曜はそれぞれ8000人が見込まれていた。さすが、飛ぶ鳥を落としている大人計画のパワーを実感させられた。
同時多発でさまざまなイベントが始まり、期待を膨らませて入った体育館では平岩紙版“スウィングガールズ”「紙オケ」が演奏中。平岩がホルン、近藤公園がシンバル、はえぎわのノゾエ征爾がトランペットを担当。緊張感と一生懸命さが伝わってきて、初っ端からじーんと感動してしまう。「松尾スズキとママさんコーラス」では、曲調の不穏さに赤ちゃんが泣きだしてしまったのがおかしい。小ネタを盛り込んだ松尾の指揮、歌詞のくだらなさと体を揺らしながらの本気なコーラスっぷりにずっと笑いっぱなしだ。 いつ行っても長蛇の列だったのが、クドカン(宮藤)の「あの娘おばけがダンクシュート決めたらどんな顔するだろう屋敷、略しておばけ屋敷」。入り口で宮藤扮するゾンビにソースせんべいを手渡され、中に進んでいくと――河童の阿部サダヲが飛び出し、池津祥子の女優霊が出トチり、顔田顔彦がコワイ顔で普通にマジックを披露。窓の外では引っ越し幽霊おばさんが布団を叩いている。宮藤らしいナンセンスなおばけの連続に、悲鳴を上げながらも笑い転げてしまった。おばけに扮した50人には小劇場のあんな顔もこんな顔も。しかも、某遊園地のお化け屋敷でバイトしていた強者もいるとか。 「猫背椿のバー椿」、「荒川良々・近藤公園の学園寄席一期一会」など、前もって券を購入していないと入れないイベントもあるが、フラフラと校内をうろつくだけでも十分楽しめた。「純喫茶マンハッタン」「やな書房」など聞き覚えのある名前の教室もチラホラ。校庭ではなぜかファンの中にメンバーが混じったドッヂボールも。廊下の壁に貼られたチラシや各教室の呼び込みは手作り感に溢れ、まさに学園祭そのもの! プロ仕様の完璧さではなく、あえて不ぞろいな面白さで楽しませてくれた大人のための学園祭。大人計画が総力を挙げて創り上げた大規模なゆるーい雰囲気を、存分に味わった一日だった。 (文=高橋涼子) |
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