『紫式部ものがたり』制作発表会 - 2006年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から上條恒彦、酒井美紀、大地真央、神田紗也加、升毅
▲左から上條恒彦、酒井美紀、大地真央、神田紗也加、升毅
 「源氏物語」の作者として知られる紫式部の半生を、大地真央主演でつづる舞台『紫式部ものがたり』が12月に日生劇場で上演されることとなり、その制作発表が行われた。“シングルマザーにして流行作家。千年も昔の時代にこんなキャリアウーマンがいたなんて!”というキャッチフレーズの通り、仕事に恋に子育てに奮闘する女性の生きざまを、歌や踊りも織り込みながらパワフルに描くラブ・コメディーだ。

 脚本はオリジナルで、大地真央主演の『椿姫』(脚色)、『マリー・アントワネット』(脚本)、市川海老蔵主演の『信長』(脚本)などを手掛けた、劇団新派出身の齋藤雅文が担当。演出は『屋上庭園/動員挿話』などのストレートプレイのほか『ペテン師と詐欺師』などミュージカルも手掛ける劇団青年座の宮田慶子。紫式部のライバル・清少納言役に酒井美紀、式部が仕える中宮彰子役に1年3カ月ぶりの芸能活動となる神田紗也加(SAYAKA改め)、時の権力者にして式部の恋の相手でもある藤原道長役に升毅、式部の父・藤原為時役に上條恒彦らが扮する。

 大地真央と神田紗也加は旧知の間柄で、仕事では今回が初共演。会見では、憧れの先輩との共演に「夢が叶った」と目を輝かせる神田に、「娘のような存在。弱くて強くてかわいくてしっかりしている人。再スタートを見守っていきたい」と大地エールを送る一コマもあった。

 主なコメントは以下の通り。
齋藤雅文(脚本)
紫式部は非常に晩婚だったそうで、今で言う“行かず後家”。子供とわがままな父親を抱えて、あれだけの大作を書いたわけですが、(この作品は)そこに至る心の旅だと思っています。源氏物語は質・量ともに素晴らしい作品で、それがなぜ、“行かず後家”の紫式部から生まれたのかと考えると、どうしてもコメディーになっていくような気がしてるんです。波乱万丈な人生を、道長との強い恋や家族の繋がりなども含めて描くので、コメディーといってもドタバタではない。大きな流れの中で、最後はハッピーエンドに着地したいと思っています。

宮田慶子(演出)
紫式部は子供を抱えて働く“ワーキングウーマン”。世の荒波に立ち向かったり、ライバルとの熾烈な闘いがあったりと、現代の働く女性たちの置かれている状況と非常に似ているところを、齋藤さんが台本に織り込んで下さっています。せりふも現代っぽい言葉遣いで、スピーディーな展開で楽しく、紫式部の奮闘に共感しながら観ていただけるんじゃないかなと思っています。衣裳に関しては、重さで芝居をする余裕がない、となってしまうと大変なので工夫はしていきたいと思いますが、やはり質感などは、平安絵巻を目で見るような楽しさを心がけていきたいなと。ただコメディーですし、誰かに着物をたくしあげて走ってもらおうかなと検討中です(笑)。

大地真央 紫式部役
まだ脚本が完全にはできていませんので、プランは立っていないのですが、紫式部がコメディーになるとどうなるのか、楽しみに準備をしています。上條さん、齋藤さん以外は初めての人ばかりで、新鮮な気持ちで取り組めるのではと期待しています。今のキャリアウーマンの方、シングルマザーの方にも共感できるところがたくさん出てくるんじゃないかなと。衣裳やカツラの重さに関しては、昔の絵を見てもほとんど女性は座っているように、立って歩くことが困難だったのではと……。ただ個人的には、(10月に出演する)『風と共に去りぬ』の衣裳もすごく重いんですね。ちょうど10月に体力作りができて『紫式部』の準備になるかなと思っています(笑)。

上條恒彦 藤原為時役
「12月は紫式部、大地真央さん」というと「じゃミュージカル?」と聞かれるんですが、今回はストレートということで。ずっと、荘厳な芝居になると思ってたら、真央ちゃんがコメディーだと。……別に不満ではありませんけど(一同爆笑)。真央さんとは同じ親子役の『マイ・フェア・レディ』を参考にして作っていけばいいかなと思いつつ、今度は貴族の話だからそうもいかないかなと。興味津々です。

酒井美紀 清少納言役
清少納言は、離婚歴があり、再婚歴があり、それで有名な「枕草子」を書いた、非常にタフな女性だなと印象を持ちました。紫式部のよきライバルになれるよう、頑張って演じていきたいと思います。いろんな(大変な)経験をしている人なので、紫式部に物申すシーンではそれを踏まえて、ライバル意識を出しながら演じていけたらと思っています。

神田紗也加 中宮彰子役
自分にとって大きな意味を持つ作品なので、今日この場にいられることを大変うれしく思っています。位の高い役ということで、物おじせずに演れるかが勝負だと思うので、アガリ症なところもありますが、頑張って楽しんでやっていきたいと思います。この作品から本名での活動となり、背筋が伸びる気持ちです。両親の思いがつまった名前で出られるのはうれしくもありますし、緊張もしています。

升毅 藤原道長役
私は、歌と踊りの部分はちょっと遠慮気味……(一同笑)。笑いの部分を大いに担当したいなと思いつつも、藤原道長役ということで、微妙な気持ちです。神田沙也加さんと親子役ということで、(年齢的に)実生活に近い親子像が作れそうな気がして楽しみです。(大地真央の)ほかの皆さんとも素敵なロマンスが起こるように、齋藤さんの方に根回しをしていこうと思ってます(笑)。大地真央さんとの初共演のお話を聞いたときは「おー来たか!!」と。きっと一生来ないんだろうなと思ってたんですけど(笑)。TVのバラエティーなどで見て「面白いじゃん、この人」とすごくほっとしたところもあり、楽しいことができるんじゃないかなと思ってます。
公演データ
2006.12/5(火)〜28(木) 日生劇場

【スタッフ】脚本=齋藤雅文 演出=宮田慶子
【キャスト】大地真央/酒井美紀/神田紗也加/姜暢雄/いしのようこ/植本潤/田島ゆみか/八十田勇一/曽我廻家文童/升毅/上條恒彦 ほか

・10/9(月・祝)前売開始
・全席指定S席12,000円/A席8,000円/B席4,000円
・お問い合わせ=チケットホン松竹 TEL.03-5565-6000