野田秀樹 安吾賞受賞発表会 - 2006年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/野田秀樹

▲野田秀樹

 作家・坂口安吾の誕生100年を記念して、生誕の地・新潟市が創設した「安吾賞」の第一回受賞者に作・演出家の野田秀樹が選ばれ、このほど都内で受賞発表会が行われた。

 安吾賞の創設宣言文によれば、同賞は「権威におもねらない、本質を提示する、反骨と飽くなき挑戦者魂を発揮し、日本に元気と勇気を与え、明日への指針を指し示すことで、現代の世相に“喝”を入れる人物」に授与されるものだという。文学賞や戯曲賞ではなく、“生きざま”賞とは珍しいが、アナーキーとも言える反骨精神と演劇的ロマン、怒濤の言葉と教養がもたらす知的快感を同居させた野田演劇の真髄と同賞の創設意図は確かに近いものなのかもしれない。授賞式の案内には、03年の『赤鬼』英国公演での酷評を乗り越え、本年同じ英国で『THE BEE』を成功させたことも、“日本に元気を与えたニュース”として取り上げられた。

 受賞の知らせに野田は、「次の作品(「ロープ」12〜1月/シアターコクーン)が書けていないのでテンションが……」と苦笑しつつも、「安吾は大変好きな作家で非常に喜んでいますが、同時にどういうものに対してありがとうございます、と言っていいものやら(笑)」とコメント。また、自著で坂口安吾が急逝した10カ月後に生まれた自分を“安吾の生まれ変わり”と称したことにもふれ「書いとくもんだね」と思いがけないプレゼントに顔をほころばせた。

 授賞式は15日、新潟市民芸術文化会館りゅーとぴあで行われる。