トップコンビが退団宝塚歌劇雪組『堕天使の涙』『タランテラ!』千秋楽 - 2006年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/ファンの歓声に送られる朝海ひかる(左)と舞風りら

▲ファンの歓声に送られる朝海ひかる(左)と舞風りら
 12月24日、宝塚歌劇雪組公演『堕天使の涙』『タランテラ!』の千秋楽をもって、当代きってのダンサーコンビとして活躍した朝海ひかると舞風りらが退団した。

 朝海はその硬質な美貌から、孤高の雰囲気も醸し出していたスターだが、カーテンコールなどで見せる素顔は気さくで愛嬌たっぷり。常に一歩下がりながら確かな実力で朝海を支え続けた舞風とともに、03年から4年間、アットホームな雰囲気で組をまとめあげてきた。その温かな人柄がにじみ出た退団公演だった。
 当日は、本公演の後にサヨナラショーが行われ、コンビ主演作『ベルサイユのばら』『Romance de Paris』ほかから数曲の歌とダンスを披露。続く退団の挨拶では、まず舞風が「感謝しなければ、産まれてきたことを。苦しいこともあったけれど、幸せだった」と『堕天使の涙』で演じたリリス役のせりふを引用して心境を述べ、朝海の相手役を務められたことやファンへの感謝の言葉も述べた。続く朝海は「ひとりでは何もできませんでした。みなさまへの感謝の思いでいっぱいです」と、ごく簡潔に、だがかみしめるようにしっかりと感謝の意を述べ、「朝海ひかるを16年間支えてくださって、ありがとうございました」と締めくくった。

 カーテンコールでも終始にこやかに応じていた朝海だが、引きもやらぬ拍手に、ついに一筋の涙を見せる場面も。感謝の言葉とともに「(自分の後を継ぐ)水夏希率いる雪組をよろしくお願いします」と繰り返し、頭を下げた。

 終演後の会見で朝海は「今日という日が、きっと美しい思い出になると思います」と万感の思いをにじませ、改めてファンに感謝を述べた。雪組の仲間に対しては「私の体の一部となっていました」と別れを惜しみながら、「今まで以上の雪組を作っていってくれると確信していますので、何も心配していません」とエール。最後まで仲間を思いやる姿勢が印象的だった。

 今後の予定は、決まり次第報告があるとのこと。会見後は恒例の“パレード”が行われ、劇場前の沿道に詰めかけたファンの前を、笑顔で応えながらゆっくりと歩き、宝塚に別れを告げた。

 次期雪組主演コンビは、卓越したダンス力と男役らしい色気で人気を博す水夏希と、先に退団した湖月わたるの相手役としてマリー・アントワネットなどの大役も経験済みの白羽ゆり。5月、本拠地・宝塚大劇場でのお披露目公演に、大作『エリザベート』が控える。