第23回「四国こんぴら歌舞伎大芝居」製作発表 - 2007年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から中村亀鶴、片岡愛之助、中村扇雀、坂田藤十郎、中村翫雀、片岡孝太郎

▲左から中村亀鶴、片岡愛之助、中村扇雀、坂田藤十郎、中村翫雀、片岡孝太郎
 江戸時代に建設された日本最古の芝居小屋、香川県琴平町の旧金毘羅大芝居(金丸座)。国の重要文化財であるこの小屋で毎年公演を重ねる『四国こんぴら歌舞伎大芝居』の、第23回公演の製作発表が行われた。今年は、17年ぶりの参加となる坂田藤十郎を中心に、上方歌舞伎の人気役者がそろい踏み。藤十郎のほか、中村翫雀、中村扇雀、片岡孝太郎、片岡愛之助、中村亀鶴が集い、活気あふれる会見となった。
 「(冒頭の主催者挨拶で)上方歌舞伎の若手(が出演する)とご紹介いただきましたが、私もその一員のつもりです。いつまでもみんなと芸を競い合い、全国津々浦々まで響き渡るような公演にしたい」と藤十郎。坂田藤十郎として初めての『こんぴら〜』お目見えということで、「上方歌舞伎を作った人の名を襲名して、歌舞伎というものは大事にしなければいけない伝統文化だと改めて感じている。どこで演じるにしても、役者としての根本的な精神を忘れることないよう務めたい」と意気込みを表明した。得意の舞踊を披露する『英執着獅子』、長男の翫雀と夫婦役を演じる『傾城反魂香』に出演のほか、襲名記念の“お目見えご挨拶”を行う。

 03年に京都・南座で市川猿之助の代役を務めた『傾城反魂香』の又平役に再び挑む翫雀は「今回は私が始めからやることになった吃又(又平役の俗称)です。役を自分のものにしていく、その先駆けとなるような公演にさせていただければ」と気合い十分。また『芦屋道満大内鑑 』の葛の葉役で宙乗りも披露する扇雀は、夜の部の『傾城〜』では一転、立役の雅楽之助に挑む。女形の印象が強い扇雀だけに本人も驚きの表情を見せながらも、「上方の役者は女形も立役もできるようにということ。頑張りたい」と語った。

 そのほかの出席者も、「花道のすぐ横でお客様が扇子であおいで下さって、役者とお客様が一体となることを体感させていただいた」(孝太郎)、「第一回目に出させていただいていますが、声変わり中で声が出なかったことを思い出します(笑)」(愛之助)、「金丸座は行くだけでわくわくする“歌舞伎のテーマパーク”。古いものと言うより、若い人には逆に新しいサプライズがあると思う」(亀鶴)と、それぞれ金丸座の魅力や思い出を語った。

 17年前は中村扇雀の名で出演した藤十郎は「あれ? (その後に襲名した)中村鴈治郎では呼んでもらえなかった。(今回活躍して)17年の分を取り返さなければ」とコメント。会場の笑いを誘っていた。
公演データ
2007.4/12(木)〜25(水)  香川・旧金毘羅大芝居(金丸座)

【キャスト】 坂田藤十郎/中村翫雀/中村扇雀/片岡孝太郎/片岡愛之助/中村亀鶴/坂東薪車/坂東竹三郎 ほか

・演目
第一部『正札附根元草摺』『芦屋道満大内鑑 葛の葉』『英執着獅子』
第二部『傾城反魂香』『お目見得ご挨拶』『男女道成寺』

・全席指定 上場席(A席)13,000円/中場席(B席)10,000円/並場席(C席)7,000円
※チケットは琴平町町役場での直接販売、郵送受付(2/2消印有効)のほか、電話受付(キャンセル分のみ)にて。詳細は公式サイトを参照
・お問い合わせ=「四国こんぴら歌舞伎大芝居」事務局 TEL.0877-75-6714