ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』公開舞台稽古 - 2007年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/山本耕史(左)と中村中

▲山本耕史(左)と中村中

 2月15日、新宿FACEにて、ロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』が初日を迎えた。 本番に先立ち、前日の14日に公開舞台稽古が行われた。

 この作品は、13年前にNYで初演され、日本でも三上博史主演で2度にわたり上演され、熱狂的な人気を誇った。性転換手術に失敗し、股間にアングリー・インチ(怒りの1インチ)の“傷”を残されてしまったしがないロック歌手へドウィグが、自らの半生を歌に託しライブで絶唱するというセンセーショナルな内容。そして今回、日本では2代目のヘドウィグに選ばれたのが山本耕史。また、ヘドウィグの“夫”で、ヘドウィグのバックコーラスを務めるイツァーク役には、昨年メジャーデビューを果たしたばかりで、自ら性同一性障害と公言する弱冠21歳のミュージシャン中村中(なかむら・あたる)が抜擢された。また今回は、劇場ではなく、キャパシティー500人ほどの元ライブハウス・新宿FACEで上演されるとあって、まさに“ヘドウィグ・ライブ・ツアー”に参加しているかのような臨場感を味わえるのも大きな魅力だ。

 当日は、稽古に先立ち、山本と中村の囲み取材が行われた。原作を参考にしながらスタッフと相談してオリジナリティーも出したという扮装で二人が登場すると、報道陣からは「すごーい!」との歓声が。山本は「まあ普段は基本的にこういう格好してるんですどね」との冗談を飛ばし、誰もが気になるメイクや衣裳についてたっぷり語ってくれた。

山本耕史
メイクにこれだけ時間をかけたのは初めて。とてもに役に入りやすいです。今はまだ(メイクに)1時間ちょっとかかりますが、どんどん速くなっていくと思います。いわゆる“オカマさん”の役はやったことがありますが、その時は男の格好でしたし、こういうドラァグクイーン的な役は初めてなので、お客様もびっくりするんじゃないですか? 僕がまずびっくりしてますから(笑)。いや、僕ね、網タイツがすごい好きなんですよ。まさか自分が履くとは思ってなかったですけどね(笑)。鏡に全身を映して上(半身)を隠すと、けっこうイイ脚してるな、と(笑)。(この格好のまま)フツーにその辺歩いてもいいですかね? 一回やってみたいですけどもね、1回目と2回目(の公演)の間に。でも視界が狭いんですよ、付け睫毛で。ちょっと目を閉じるともう上半分が見えないので、「あぁ、女性ってこういう苦労してるんだなあ」と。ヒールもこんな高いの(10cm以上!?)履いてて(身長が)2メートル近くなるんです。こんな思いをしてね、女性は頑張ってるんだなと思うと、なんかとても、切ないです。(手足のお手入れは)何にもやってないんですよ、もう全然! びっくりしました僕も。こんなにも自分が魅力的だとは(笑)。

Q:歌は全編英語になりますが?
山本「せりふより歌のほうがちょっと多いぐらいなので、(言葉も)英語のほうが多くなりますが、字幕が出ない代わりに(背景に)イラストが映し出されたりと、ヘドウィグについてご存知ない方も楽しめるような演出がきっちりできています。でも(歌詞を)覚えるのが大変でした。僕は英語がベラベラなわけではないので。それに、台本っていうのは、普通は縦書きなんですけども、今回は横書きなんです、英語が多いので。その横書きの日本語を入れる(覚える)のもすごく大変で。でも勉強になりましたね、ずっと英語を聴いてましたから」

Q:今回はライブハウスでの上演ですが?
山本「すごい良い舞台だと思います。今まで観たことのないものを観せられるんじゃないかなっていう期待でいっぱいです。稽古も順調にいきましたし。舞台の初日は大体、「もう初日なんだ!」っていう感じですが、今回は本当に時間をかけてできたので、いつでも爆発できるような状態です」

 また、山本の扮装を「ステキです」と絶賛した中村も「とても愛にあふれた舞台。楽しくやらせていただいてます」と余裕も垣間見せ、準備万端な様子だ。

 

公演データ

2007.2/15(木)〜3/4(日)   新宿FACE

【スタッフ】 作=ジョン・キャメロン・ミッチェル 作詞・作曲=スティーヴン・トラスク 上演台本・演出=鈴木勝秀 翻訳=北丸雄二 音楽監督=前嶋康明
【キャスト】 山本耕史/中村中 ほか

・チケット発売中
・全席指定7,800円
・お問い合わせ=サンライズプロモーション東京 TEL.0570-00-3337

*3/15(木)・16(金)宮城・Zepp Sendai、22(木)〜25(日)大阪・松下IMPホール、27(火)・28(水)愛知・Zepp Nagoya、31(土)Zepp Fukuoka 、4/7(土)・8(日)東京厚生年金会館でも公演あり。