ミュージカル『BKLYN(ブルックリン)』公開舞台稽古 - 2007年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から伴都美子、シルビア・グラブ、今井清隆、石井一孝、マルシア
▲左から伴都美子、シルビア・グラブ、今井清隆、石井一孝、マルシア
写真/歌姫対決をすることになるパラダイス(マルシア)とブルックリン(伴) 写真/稽古後の会見より

▲歌姫対決をすることになるパラダイス(マルシア)とブルックリン(伴)

▲稽古後の会見より
 キャスト5人が歌って、演じて、舞台転換までこなしてしまう、ブロードウェイ生まれのユニークなミュージカル『BKLYN(ブルックリン)』が、18日に初日を迎えた。同日昼に行われた舞台稽古では、本格的なミュージカル初挑戦にして初主演となる元Do As Infinityのボーカル・伴都美子と、大作ミュージカルでも活躍する実力派キャスト4人が、少人数カンパニーならではのノリのいいグルーヴ感を漂わせた。

 ニューヨークの郊外、ブルックリンのストリートで日銭を稼ぐために、道行く人たちにミュージカル仕立てのパフォーマンスを見せる貧しきミュージシャンたち。陽気に通行人に声をかけ、チップを求める彼らが、おもむろに演じ始めたのは、父親を探してパリからこの街にやってきた少女、ブルックリンの“おとぎ話”だった――。

 劇中劇のスタイルで展開される本作は、04年にブロードウェイで初演され、R&Bやゴスペルを取り入れた音楽、廃品を利用した手作り風の衣裳・小道具などストリート色たっぷりの作風が大きな注目を集めた。本邦初演となる今回も、ポリ袋やペットボトルを利用した奇抜なドレスが続々と登場。人気歌手となることで父親に自分を見つけてもらうとするブルックリン役の伴や、ディーバとしての名声と富にこだわり、ブルックリンと対決するパラダイス役のマルシアらが、“リサイクル風ドレス”をおしゃれにかっこよく着こなしていた。

 出演者5人それぞれが時に物語の中心を担い、時にコーラスや舞台転換にまわる構成で描かれるのも、本作のユニークなところ。恋人のお腹にブルックリンを残したままベトナム戦争に出征した父親テイラー役の石井一孝、テイラーと連絡が取れなくなり失意のうちにパリで自殺した母親フェイス役のシルビア・グラブ、そして狂言廻し的なストリートシンガー役を演じる今井清隆が、初々しい演技と持ち前の美声で見せる伴や、エネルギッシュに楽しげに“ヒール”を演じるマルシアとともに、奥行きのある群像劇を作り出していた。東京公演は28日(水)まで。

 舞台さながらににぎやかに行われた会見での、キャストのコメントは以下のとおり。
伴都美子
歌手の時と比べて、歌い方は全く違いますね。稽古はとにかく体当たりで挑んで、いい緊張感を持ってできました。自分自身楽しみながら演じているので、その楽しさが伝われば。

マルシア
衣裳1個1個に工夫がありますね。私が着る衣裳は(素材が)ゴミ袋だから熱いのよ。アレの着替えって色っぽいそうよ、スタッフが言うには(笑)。キャスト5人は本当にまとまっていて、お互いミスがあってもフォローし合える。ずっと1年間、この5人でやりたいくらい。この作品は「ハッピーを信じる」がテーマ。「自分の考え方次第で人生は変わる」ということを感じてもらえると思います。

石井一孝
この作品は、R&Bとかソウルを取り入れているので、音楽好きの自分としては本当に楽しい。いわゆるミュージカルを敬遠している人でも楽しめると思う。Do As (Infinity)っぽいところもあるんじゃないかな(笑)。

シルビア・グラブ
けっこう転換担当が多いのですが、暗くて大変なんですよ。(「コンタクトつければ?」というマルシアに対して)そういう問題じゃない(笑)。伴ちゃんの成長ぶりはもちろん、普段は、いわゆる『レ・ミゼラブル』とか『ミス・サイゴン』とか王道のミュージカルに出ているキャストの新たな一面も観てもらいたいですね。

今井清隆
(伴は)若いから成長が早い。(石井の「今井さんより早いよね」というツッコミに)ひどいな(笑)! 本当に素敵なミュージカルだし、みんなでがんばってますので、ぜひ劇場へきてください。