三宅健主演『殺人者』公開舞台稽古 - 2007年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左上から石田ひかり、赤堀雅秋、MEGUMI、日比大介、松本紀保、みのすけ

▲左上から石田ひかり、赤堀雅秋、MEGUMI、日比大介、松本紀保、みのすけ
写真/会見より。秋野太作(左)とMEGUMI 写真/会見より。左から石田ひかり、大谷直子、赤堀雅秋

▲会見より。秋野太作(左)とMEGUMI

▲会見より。左から石田ひかり、大谷直子、赤堀雅秋
 V6の三宅健が、テレビ番組「劇団演技者。」(CX)でタッグを組んだことをきっかけに作品に惚れ込んだというTHE SHAMPOO HATの劇作・演出家、赤堀雅秋に、自らオファーして実現したという舞台『殺人者』。その公開舞台稽古が初日前日の18日に行われた。

 舞台上には、石段を下りた先に隣り合う、年季の入った造りの一軒家の裏玄関と、家電製品やおもちゃが不気味なほど大量に捨てられた小綺麗な住宅。階段を上がった先は、暗い森で覆われ、登場人物たちの心境を象徴するように、舞台空間も閉塞感を感じさせる。

 この地域では、三カ月前に幼児殺害事件が起きており、現場近所に住む昔ながらの魚屋の一家と、隣接する“ゴミ屋敷”の夫婦の姿には、一見ありふれていながらどこか不穏な空気が漂う。赤堀は、事件の真相を追うミステリーの楽しみを残しつつも、事件をきっかけに“日常”のバランスを崩した人びとの抑えられた欲望や不安によりスポットを当てて、じっくりと描いていく。不可解な言動が積み重なるうちに、誰がまともで誰がおかしいのか分からなくなる展開はさすが赤堀といったところだ。ドラマチックな描写に走らない彼のクールな作風が、事件のてん末が明らかになった後も「変わらず続いていく日常」を予感させ、作品をぐっと説得力のあるものにしていた。

 主演の三宅も、殺人事件の容疑者として疑われて引きこもりがちの妹を気づかう家族思いな一面と、隣家の人妻に思慕の情を寄せる大胆さを併せ持つ魚屋の息子を好演。家族の中でとりあえずの生活を過ごしながら、全く新しい生き方を夢見る青年の揺れる心を繊細な演技で見せていた。

 東京公演は11日まで。主な出演者と作・演出を手がける赤堀のコメントは以下のとおり。
三宅健 松田勝役
(赤堀との舞台が)やっとできて良かった。(恋する相手役の石田について)舞台では本当にドキドキしてます。ドキドキしないと芝居ができないので。みなさんの日常の中にある出来事が描かれているので、ぜひ劇場に来て、いろんなことを感じてほしいと思います。

石田ひかり 加藤正江役(勝が恋する人妻)
久しぶりの舞台なので、いろいろ思い出しながらやっています。演じるということが本当に好きなので、幸せです。(三宅について)顔つきがどんどん精悍に、かっこよくなっていく。本当に「この人に連れていってもらいたい」と思うくらいです(笑)。

MEGUMI 松田真理役(勝の妹)
2時間の作品を1カ月かけて稽古するのは未知の体験でしたが、楽しくて感動しました。稽古では不自由な方の足を間違えたりしましたね(笑)。まだ終わってないけど(笑)、また(舞台を)やりたいなと思います。

赤堀雅秋(作・演出) 加藤彰役(正江の夫でゴミ屋敷の主)
三宅君の凛としたところ、大人なところ、やさしいところを出せればと思っていたので、(三宅の演技は)イメージどおりになったと思います。
公演データ
2007.2/19(月)〜3/11(日) 東京グローブ座

【スタッフ】 作・演出=赤堀雅秋
【キャスト】 三宅健/石田ひかり/MEGUMI/大谷直子/秋野太作 ほか

・チケット発売中
・全席指定S席8,500円/A席7,500円/B席5,500円
・お問い合わせ=テレドーム TEL.0180-993-740(24時間テープ案内)

*3/16(金)〜18(日)大阪厚生年金会館芸術ホールでも公演あり。