『橋を渡ったら泣け』一部公開舞台稽古 - 2007年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から奥菜恵、岩佐真悠子、大倉孝二、八嶋智人(手前)、六角精児、戸田恵子、小松和重
▲左から奥菜恵、岩佐真悠子、大倉孝二、八嶋智人(手前)、六角精児、戸田恵子、小松和重
写真/貴重な食料を巡って不穏な空気が漂う。左から二人目は鈴木浩介。 写真/会見より。前列左より奥菜、戸田、八嶋、後列左より大倉、生瀬勝久

▲貴重な食料を巡って不穏な空気が漂う。左から二人目は鈴木浩介。

▲会見より。前列左より奥菜、戸田、八嶋、後列左より大倉、生瀬勝久
 大倉孝二や八嶋智人といった個性派人気俳優から、映画・ミュージカルなど幅広い活躍を見せる戸田恵子らにぎやかで芸達者なキャスト陣が集結した『橋を渡ったら泣け』。劇団MONOの土田英生による02年初演作の改訂版を、あの生瀬勝久が6年ぶりに演出するという、スタッフ・キャストともに注目が集まる本作の一部が、初日前日の4日に公開された。

 未曾有の大災害に襲われた近未来の日本。交通機能が麻痺し、情報も手に入らず、世界がどうなってしまったのかも分からない状況の中、信州・乗鞍岳近くの未水没地帯にかろうじて生き残った男4人と女3人がコミュニティーを作って暮らしていた。そこへ船でたどり着いたという、ハデな制服を着た見知らぬ男が現れて……。

 この日の稽古では、大倉ふんする観光船操縦士の佐田山が、コミュニティーのメンバーと出会い、一員として迎え入れられるところまでが公開されていた。冒頭部ということもあり、それぞれの人物をどう観客に伝えるかがポイントとなる場面だが、そこは個性的な役者ばかりというだけあって、アクの強い役作りで見せる。絶妙な間の取り方とツッコミが光る大倉、ハキハキと頓珍漢なふるまいを繰り返す八嶋、「ッチ」という奇妙な語尾でしゃべる六角精児、照れながらも自意識過剰な言動で空回りする奥菜恵など、笑いどころたっぷり。一方で、かつてコミュニティーを牛耳ろうとしたリーダーを罠にかけて殺した過去の事件が語られ、その後の波乱含みの展開を予感させていた。29日まで。

 稽古前ににぎやかに行われた会見でのコメントは以下のとおり。
生瀬勝久(演出)
演出は楽しんでやっています。初めてご一緒する奥菜さん以外は、(普段から付き合いがあって)もう親戚みたいな関係ですね。この作品のテーマは「地球温暖化」です(すかさず八嶋から「ウソでしょ!」とツッこまれる)。(笑)、本当にいろんなキャラクターが登場するので、「自分がそういう状況になったら」と考えながら観ると、いろんなことに思いを馳せられると思います。

八嶋智人 井上義徳役(「難しいことは分からない」が口癖の変わり者)
(会見という)オフィシャルの場だから仲良さそうに見えるけど、実は稽古場はギスギスしてるんですよ(一同爆笑)。僕は頭が悪いけどマイペースという役。あくまでも役のことですよ! (役作りでは)どうしても育ちの良さや、頭の良さがにじみでちゃって……(生瀬に台本ではたかれる)。

戸田恵子 赤柳香織役(夫ともに生存、元家庭科教師)
生瀬さんには『なにわバタフライ』の時に関西弁を教えもらってますし、彼が自宅で開いている麻雀教室でも私の師匠ですから。常に下にいる感じです(笑)。

奥菜恵 八代満知子役(散髪担当の元美容師)
生瀬さんは大好きな俳優さんなので、今回ご一緒できてうれしいです。(生瀬に「それ、半笑いで言うと誤解を招くから…」と言われ)イヤイヤ、本当に本当に本当に好きですよ! (八嶋「なんで3回繰り返すの(笑)」)。

大倉孝二 佐田山七郎役(諏訪湖で観光船の操縦士をしていた新たな生存者)
(八嶋に「こんな派手な格好なのに、一言もしゃべっていない大倉くんから最後に一言」と促され)あの……観にきてください。パンフレットを買ってください(一同爆笑)。