劇団若獅子結成二十周年記念公演『国定忠治』制作発表会 - 2007年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から南條瑞江、笠原章、朝丘雪路、緒形拳、清水彰、山本昌平、新田純一

▲左から南條瑞江、笠原章、朝丘雪路、緒形拳、清水彰、山本昌平、新田純一
 新國劇の伝統を受け継ぎ、今年結成20周年を迎える劇団若獅子が、記念公演として3月から6月にかけて名作『国定忠治』を42年ぶりに全編通して全国各地で上演する。客演には、特別出演として新國劇の名優、辰巳柳太郎や島田正吾の教えを受けた俳優・緒形拳や、女優・朝丘雪路ら往年の新國劇を知るめんめんを迎える。公演に先駆けて稽古場で行われた会見で、劇団代表の笠原章、緒形、朝丘ら出演者が新國劇と若獅子への思いを語った。
 明治から昭和にかけて、日本の近代演劇の歴史にその名を遺す沢田正二郎が創始した新國劇。歌舞伎でも新劇でもない新たな演劇を目指して旗揚げされ、悲しみを秘めた強い男の物語とリアルな殺陣で観客に支持されたが、創立70周年にあたる87年の最終公演をもって劇団の歴史に幕を閉じた。その新國劇の伝統を今に受け継いでいるのが、劇団若獅子だ。劇団代表で看板役者の笠原は、20周年を迎えた劇団について「『新國劇の精神を継承する』がキャッチフレーズ。時代に逆行してでも(新國劇の伝統を)残していきたい」と力強くコメント。また、42年ぶりに全編通して上演する『国定忠治』については、「新國劇と若獅子をつなげた芝居。オールドファンにも、それから若い人にも喜んでもらえると思う」と上演回数100回を超える代表作への自信をのぞかせた。

 今回の20周年記念公演には、緒形拳や朝丘雪路ら新國劇ゆかりのめんめんも参加。昨年、師・島田正吾の傑作一人芝居『白野弁十郎』を、『白野 シラノ』と題して演じた緒形拳は「一回、武者修行に出て、(新國劇という)生まれ故郷に帰ってきた感じ」と自身の俳優活動をふりかえり、「何かを受け継いでいくというのは地味な仕事。20年間、本当に偉いと思う」と若獅子の功績を讃えた。朝丘雪路は「まだお芝居がよく分からない時に、辰巳・島田両先生から声をかけていただいて、勉強させていただきました」と新國劇との出会いを語り、旗揚げ時から事務所の場所を提供しているという若獅子については「新しい時代劇にも取り組んでいて、私の友人もファン。最近は彼らの芝居を観ていて涙が出てくるようになった」と劇団の活動を見守り続けてきた“大家”として感慨もひとしおといった様子だった。
 時は天保。国定村の長岡忠治(笠原章)は、大飢饉と重い年貢に苦しむ村人を救うため、代官屋敷や寺社の蔵を襲っては開放していた。だが、お尋ね者となり、子分と赤城天神山にこもった末に故郷を去ることに。2年後、帰途についた忠治だったが、ある事件に巻き込まれ――。
公演データ
2007.4/7(土)・8(日) 国立劇場 大劇場

【スタッフ】 作=行友李風 演出=田中林輔(沢田正二郎演出に拠る)
【キャスト】 笠原章/清水彰/山本昌平/新田純一/南條瑞江 ほか 特別出演=緒形拳/朝丘雪路

・チケット発売中
・全席指定 S席6,500円/A席5,500円/B席5,000円/C席3,500円
・お問い合わせ=劇団 TEL.03-3356-9875

*3/24(土)・25(日)大阪・松竹座、26(月)滋賀・わたむきホール虹、29(木)宮城・美里町文化会館、31(土)秋田・康楽館、4/1(日)群馬・伊勢崎市文化会館、4(水)千葉・東金文化会館、5(木)埼玉・和光市民文化センター、6/22(金)静岡・島田市民会館、 23(土)愛知・御園座、24(日)埼玉・熊谷文化創造館、27(水)神奈川・藤沢市民会館、28(木)茨城・つくばカピオホール、29(金)埼玉・所沢市民文化センターミューズ 、30(土)千葉・銚子市青少年文化会館でも公演あり。