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2007/4/24
アトリエ・ダンカンプロデュース『血の婚礼BloodWedding』制作発表
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▲後列左から新納慎也、尾上紫、池谷のぶえ、陰山泰、根岸季衣 前列左から白井晃、渡辺香津美、浅見れいな、森山未来、ソニン、岡田浩暉、江波杏子 |
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▲主演の森山と花嫁役のソニン |
▲渡辺のギター演奏にあわせて、フラメンコを踊る森山 |
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| 20世紀スペインを代表する劇詩人フェデリコ・ガルシア・ロルカの名作『血の婚礼』が、白井晃演出、森山未來主演で上演されることとなり、その制作発表が行われた。 実際の事件を元に1933年に書かれ、アントニオ・ガデス主演で81年に映画化されたことでも知られる同作。結婚式当日に駆け落ちしたかつての恋人同士、レオナルドと花嫁を物語の軸に、スペイン・アンダルシアに根強く残る因習と生命の躍動を見事に描き出した名作だ。 今回は、世界的ギタリストの渡辺香津美が音楽を担当し、自ら生演奏するという豪華企画も目玉の一つ。ダンスを得意とする森山未來が、劇中でフラメンコを踊る点も見どころだ。会見では、舞台に先駆けてそのダンスシーンを披露。渾身の踊りに、報道陣から大きな拍手が贈られた。 出席者の主なコメントは以下の通り。
『血の婚礼』は、昔から興味のあった作品です。1933年に初演された、スペインのアンダルシア地方の閉鎖的な村社会を舞台にした悲劇ですけど、その抑圧の中で、一生懸命本能のままに生きようとした男女の生の物語として描ければなと思っています。現代の日本も東京を少し離れれば村社会ですし、東京も何千万という人が住んでいても村社会の集合体みたいなもの。ですからこの物語は、われわれにも通じる物語ではないかなと。今回、主演に森山さん、花嫁にソニンさん、(花婿の)お母さん役に江波さん、花婿に岡田さんほかと、強力なメンバーです。登場人物も最小限にしぼって、花嫁とレオナルドの物語を浮き彫りにできればなと思っています。そして渡辺さんの演奏、森山さんの踊りも含めて、より詩情豊かな作品に、現代の人たちに通じるような作品にしていきたいです。 渡辺香津美(音楽・演奏) 『血の婚礼』との出合いは、自分のギターの新しい可能性を見付けさせてくれると思います。そして、森山未來さんを始め、素晴らしい出演者の方々と、舞台の上で語っていければと思っています。4月25日に新しいオリジナル・アルバム、ギター・ルネッサンス「響」をリリース致します。この中に、劇中で演奏する6曲を収録しました。そんなこともありまして、身も心も『血の婚礼』一色となっております(笑)。よろしくお願いします。 森山未來 レオナルド役 この『血の婚礼』という作品と、キャスト・スタッフの皆さんに出会えたことに、とにかく感謝しています。生身を削って、最後まで演じきれたらと思っております。フラメンコは、高校のときに少しばかり触れたことがあるのですが、それからあまり機会がなく、ほとんど初心に近い状況で今回やらせていただいている状況です。形式的なものは少しずつ取り払って、フラメンコの中にある感覚的なものを引き出せていけたら、今回の『血の婚礼』という作品には合ってくるのかなと思って、探り探りやっています。白井さんとは去年のドラマ以外ほとんど一緒にお仕事をさせていただく機会はなかったのですが、何年か前に(白井演出の)『ファウスト』という舞台を観させてもらった時に、その世界観が自分の中に気持ち良く浸透していく感覚があって。稽古に入る前に何度か打ち合わせさせていただいた時のお話や、今稽古していて「ここはこう」と言っていただく言葉一つが、僕にとってはすごく、すんなりと受け止めやすいです。 ソニン 花嫁役 もう稽古が始まって2週間以上経つのですが……いまだに自信がわきません。今回、私は役どころも含めて初めてのことが多く、久しぶりのストレートのお芝居ということもあり、プレッシャーに押しつぶされそうになっていますが、レオナルド役の未來君がすごくしっかりしていて。劇中でも(彼に)引っ張られて引っ張られて、それで嘘のつけない血が騒いで、欲望のままについていってしまう、という役なんですけども……、稽古中も未來君についていって、これからも頑張ろうと思います。 浅見れいな レオナルドの妻役 私は映像の仕事が多いので、本当に舞台の経験が少ないですが、新しい挑戦だと思って一生懸命頑張っています。よろしくお願いします。 岡田浩暉 花婿役 稽古が始まってもう半月くらい経つんですが、僕が当初思っていたロルカの三大悲劇の一つ、『血の婚礼』に対するイメージが、毎日塗り替えられていっている感じです。この作品を成立させるためには、演者が、演者の枠を超えて舞台に登場しなければいけないということを、白井さんから常々言われています。全39公演、今未來君も言いましたが“生身を削って”存在したいなと思っています。 新納慎也 黒い男役 僕は黒い男という役なんですが、これがおそらく今回の現代版、白井晃バージョンの中で一番大きく変化したところだと思います。死の象徴です。会場中を、死の世界に包み込めるように頑張りたいと思います。 尾上紫 少女役 いろいろ初めてのこともあり、本当に毎日わくわく、またちょっと怖い気持ちもありながら、稽古に取り組んでおります。とにかくこの作品に出合えたことを幸せに思っておりますので、一生懸命、頑張りたいと思います。 池谷のぶえ 女中役 作品自体がとても力強いですので、それに負けないように頑張りたいと思います。よろしくお願いします。 陰山泰 花嫁の父役 この本、レオナルド以外は全部、父とか花嫁とか母とか、抽象的な役名でしかありません。それは、僕としてはやりがいがあるところです。僕はいつも、原作がある時は必ず読んでから稽古に入るのですが、今回はあえて読まないで入りました。なぜかというと、このチームだけの『血の婚礼』にしたいと思ったので。本当に今稽古が楽しいので、この素晴らしいメンバーと顔を合わせて、その時に生まれてくるものを積み重ねて、どこにもない『血の婚礼』という舞台を作り上げたいと思っています。江波さんの日本人離れした鋭い視線に毎日射すくめられながらやってますが、すごく楽しい。もう、稽古場からみなさんに観ていただきたいような、そんな楽しい稽古場です。 根岸季衣 レオナルドの姑役 今回はレオナルドの姑役という役以外に、歌をいっぱい歌わせていただきます。とっても歌の上手な方がいらっしゃるにもかかわらず(苦笑)。それも渡辺さんの生ギターで毎日歌わせていただくのかと思うと、それだけでわくわくなんですけども。これ(列席者のうち10人)で出演者全員なので、みなさんそうなんですが本役以外に、宴会も村の人々も全員でやらなくてはいけなくて。使い回しが激しくて、誰も楽屋で休めないという恐怖の白井演出(笑)。江波さんまでもいろいろやらなければならないような段取りがいっぱいあります(笑)。でも絶対良い舞台になると思うので、どうぞよろしくお願いします。 江波杏子 花婿の母役 いやー素晴らしい、こんなに透明感がある、浄化された稽古場は知りません。今まで私がやってきてベタベタ付いた余分なものが、浄化されていく毎日ですね。5月3日の初日に、どんな毒を含んで、それがどんなに素敵な“お客様にとっての薬”になるか……楽しみにしていて下さい。それぞれがご自分の役に工夫なさっていて、例えばデ・ニーロ……新納君ですけど(一同笑)、不思議なアメーバーみたいなダンスをなさるのが、とっても良いんです。それを稽古している姿を見たことがないんですけど、やはりご自分の部屋でなさっているのでしょう(笑)。皆さん、稽古場ではできているので、焦りますね。なんて甘い経験をしてきたのかと思い、今ここで、改めて新しい江波に生まれ変わろうと思っています。また私は白井さんのファンでして、こうしてご一緒させていただいて、その演出のなさりように、毎日頭が下がる思いです。敬語を使われるので本当に恐縮してしまうんですけど、それだからって決して甘いわけではなく、厳しい、しつこい(笑)。私も年ですから倒れるんじゃないかと思いますが、でも「ハイ!ハイ!」と動かされてしまう、魅力的な演出家です。 |












