演劇集団キャラメルボックス『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』制作発表 - 2007年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/写真左から成井豊、大内厚雄、高部あい、山田幸伸、加藤昌史

▲写真左から成井豊、大内厚雄、高部あい、山田幸伸、加藤昌史
 昨年の『雨と夢のあとに』で当時12歳だった福田麻由子を主演に起用して、好評を博した演劇集団キャラメルボックスが、今回も大胆キャスティング。初舞台となる若干18歳の高部あいを主演に抜擢し、92年初演の『カレッジ・オブ・ザ・ウィンド』を再々演する。都内で行われた制作発表会には、主演の高部をはじめ、脚本家・演出家の成井豊、客演の山田幸伸、劇団員の大内厚雄、そして製作総指揮を務める加藤昌史が顔をそろえた。

 家族そろって出かけたキャンプ場へ向かう途中に起きた事故で、奇跡的に生き残った女子大学生・ほしみと、彼女にだけ見える家族5人の幽霊が織りなす、悲しくも心温まる最後の“団らん”を描く本作。主宰の成井いわく「初演や再演を観ていた新しい劇団員がやりたがる」作品にもかかわらず、主人公のあまりにも悲しすぎる境遇のため、2000年の再演以来、上演されることはなかった。7年ぶりの復活のきっかけとなったのが、成井が真柴あずきと共同で脚本を手がけたテレビドラマ「てるてるあした」に出演していた高部との出会いだったという。「ほしみは、ピュアさと明るさとバイタリティーがある人じゃないとできないヒロイン役。高部さんに会って、その人柄に惚れました」と、成井は女優としてのキャリア以上に、主人公・ほしみと重なる素顔に大きな可能性を見いだしたようだ。その期待に応えるように高部も「ほしみの前向きさを自分の中に取り入れて、少しでも近づけるようにしたい。厳しくしてもらった方ががんばれるタイプなので、よろしくご指導をお願いします」と初々しくコメントした。

 会見出席者のコメントは以下のとおり。
成井豊(脚本・演出)
19歳から書き始めてこれまでに50本以上の作品を書いてきたけど、一番書けなくて辛かった作品。脚本が1週間前にようやくできあがるという状態で、稽古場の雰囲気も暗かった。ただ、幕が開いてみると客席は湧いて、泣いていたんです。家族の別れの物語だけれど、ほしみ以外の人間に家族の幽霊が見えないことによる行き違いから、コミカルなシーンも盛り込まれていますし、ラストは感動できると思います。

高部あい
小学校2年生の時に、童話「スイミー」を舞台にしたんですが、私はジャンケンに負けてしまい、人生初めての役がクラゲでした……(笑)。キャラメルボックスの舞台はすごくパワフル。笑えるおもしろい場面がぱっと変わって泣けたり、いろんな感情を引き出してくれる。私自身出演している最中に後悔しないように、1カ月の稽古を死ぬ気になってがんばります!

山田幸伸
若い人からも刺激を受けて、成井さんに怒られながら(笑)、楽しい稽古場にしたいと思います。(成井からは「彼は稽古場を明るくしてくれる。演技はもちろん、その役割にも期待してます。使えないギャクを連発してくれるでしょう(笑)」とフォロー(?)コメントを受ける)

大内厚雄
僕は神戸大震災で友人を喪っているので、この作品の世界は非常に共感できます。再演を観ていますが、大切な人を亡くした経験がある人には「くる」んじゃないかと。この作品の大事なところは、暗くなる気持ちを乗り越えていく、ほしみの生き方。高部さんが自然な演技をできるように、共演する自分がフォローできればと思います。

加藤昌史(製作総指揮)
高部さんはものすごくナチュラルで、キャラメルのナチュラルさに合っている。この夏は彼女に賭けようと思いました。今回は、小田和正さんの「風のように」をテーマ曲として使用します。歌詞がこの芝居にぴったりなんですよ。劇団員とそれから僕が小田さんの映画に出演した縁があって、ダメもとでお願いしました。そうしたら、「映画の時にお世話になった恩を返していない」と言ってもらえたんです。ありがたいですね。
公演データ
【スタッフ】 脚本・演出=成井豊
【キャスト】 高部あい/大内厚雄/岡内美喜子/岡田さつき/山田幸伸/畑中智行/温井摩耶/三浦剛/青山千洋 ほか

【東京公演】
2007.7/5(木)〜8/5(日) サンシャイン劇場
・5/20(日)前売開始
・全席指定6,000円
・お問い合わせ=演劇集団キャラメルボックス TEL.03-5342-0220

【大阪公演】
2007.8/9(木)〜16(木) シアターBRAVA!
・6/24(日)前売開始
・全席指定S席6,000円/A席5,000円
・お問い合わせ=演劇集団キャラメルボックス TEL.03-5342-0220