『宝塚BOYS』公開舞台稽古 - 2007年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/前列左から三宅弘城、須賀貴匡、佐藤重幸、吉野圭吾、後列左から猪野学、柳家花緑、葛山信吾

▲前列左から三宅弘城、須賀貴匡、佐藤重幸、吉野圭吾、後列左から猪野学、柳家花緑、葛山信吾
写真/稽古場奥には宝塚歌劇団のモットー「清く、正しく、美しく」の文字が 写真/前列左から猪野、三宅、柳家、須賀、後列左から佐藤、葛山、吉野

▲稽古場奥には宝塚歌劇団のモットー「清く、正しく、美しく」の文字が

▲前列左から猪野、三宅、柳家、須賀、後列左から佐藤、葛山、吉野
 女の園・宝塚歌劇団にかつて“男子部”が存在した――。史実に基づいた舞台『宝塚BOYS』が、12日にル テアトル銀座で開幕。前日にキャスト7人の囲み取材と公開舞台稽古が行われた。

 “女だけのレビュー劇団”として多くのファンを持つ宝塚歌劇団に、終戦直後の1945〜54年の9年間のみ存在した“男子部”。そこに実際に在籍していた人々を追いかけた辻則彦のドキュメンタリー本「男たちの宝塚〜夢を追った研究生の半世紀」をもとに、人情喜劇を得意とする劇作家・中島淳彦が脚本を、小劇場からミュージカルまで幅広く活躍する鈴木裕美が演出を手掛けて舞台化した。

 華やかな女性たちの陰で舞台に立つことを夢見て必死に練習を重ねながら、夢かなわず解散にいたった彼らの切ない青春の日々に焦点を当てた本作。男子部のメンバー7人を、テレビや映画の映像で活躍する葛山信吾やミュージカルで大活躍の吉野圭吾、落語家の柳家花緑などバラエティーに富んだキャストたちが、そして、彼らを陰で支え、勇気づける役回りを元宝塚歌劇団娘役トップスターの初風諄と実力派俳優・山路和弘が演じる。

 “宝塚”と聞いてイメージするような華やかなエンターテインメントというよりは、男たちがそれぞれに抱えるさまざまな事情や、夢と恋、そして挫折……そんな人間ドラマを、時に笑いを交えつつ丁寧に描いていくこの作品。結局は夢かなわなかった彼らだが、観終わった後にはさわやかな気持ちになれる作品だ。また、劇中に挿入される美空ひばりの歌声に時代を感じる。そしてなんと言っても、7人のキャストが口をそろえて稽古で一番苦労したと語ったダンス。その成果のほどは劇場でのお楽しみに! めったに観られないシーンであることは間違いなしだ。

 東京公演は、ル テアトル銀座で24日(日)まで。それ以降は、宮城、愛知、富山、兵庫、札幌、新潟、広島、福岡と全国公演が行われる。囲み取材での出演者のコメントは以下のとおり。
葛山信吾
最初にそれぞれが作家の中島さんとお会いしてお話しをしたので、多分当て書きのようになっていると思います。とにかく稽古ではダンスが大変でしたが、楽しく、そして涙あり汗ありの物語になっています。

吉野圭吾
僕が演じるのは、父親がダンサーで息子の自分もダンサーという役。唯一、男子部に招かれてやってきたというイヤなヤツ(笑)です。

柳家花緑
稽古はやはりダンスが一番苦労しましたが、吉野(圭吾)さんに助けていただきながらなんとか(笑)。僕は、宝塚男子部を作るリーダー役ですが、リーダーらしからぬアオさと弱さ、その中にある強さ……そんな人間らしさを観ていただければ。

三宅弘城
稽古場も実際に男7人が隔離されたような状況だったので(笑)、自然と作品中の男子部の雰囲気ができたと思います。僕の役は全編を通して関西弁。男のちまちました悲哀とバカさを観ていただければ!

佐藤重幸
日の目を見なかった男たちの話で、悲哀もあるけどもそれだけではない作品です。僕は、父がどさ回りの女形だったという設定。芝居ももちろんですが、歌と踊りも間違えないように頑張ります。すご〜く練習したので!

須賀貴匡
みんなの中で一番最後に男子部に入る役です。事実に基づいた話なので、宝塚を観たことがある人もない人も、心して(笑)観ていただければ!

猪野学
群衆劇なので「みんなで頑張ろう!」という感じでやってきました。そのチームワークも観てください。
公演データ
ル テアトル銀座(6/12〜24)

*6/27(水)仙台市民会館、6/29(金)・30(土)名古屋・中日劇場、7/5(木)富山県民会館、7/7(土)・8(日)兵庫県立芸術文化センター・中ホール、7/12(木)北海道厚生年金会館、7/14(土)新潟市民芸術文化会館(りゅーとぴあ)・劇場、7/17(火)アステールプラザ・大ホール、7/19(木)福岡市民会館でも公演あり。