ジョン・キャメロン・ミッチェル監督 新作映画「ショートバス」来日記者会見 - 2007年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/▲新妻聖子

▲ジョン・キャメロン・ミッチェル(左)とリー・スックイン

 97年に初演されたロック・ミュージカル『ヘドウィグ・アンド・アングリーインチ』でニューヨーカーたちの絶大なる支持を得た鬼才、ジョン・キャメロン・ミッチェル。世界中で絶賛された映画版「ヘドウィグ〜」に続き、5年ぶりに監督を手掛けた待望の新作映画「ショートバス」がついに日本で公開される。8月下旬の公開に先立って監督・脚本のミッチェルと主演女優のリー・スックインが来日し、記者会見を行った。

 ミッチェルが監督・脚本を手掛け、自ら主演した映画版「ヘドウィグ〜」は02年に日本でも公開され、大旋風を巻き起こした。舞台も04年に三上博史、07年に山本耕史を主演に翻訳上演されており、日本での“ヘドウィグ熱”はいまだに冷めやらない。そんなカリスマ作品の生みの親が撮り下ろした最新作が「ショートバス」だ。

 “愛”と“セックス”の間でさまよう7人の男女が愛のサロン“ショートバス”にたどり着き、それぞれに成長していく様子をNYを舞台につづる。赤裸々なセックスシーンを織り交ぜながらも、人間の深層心理を問う本作品の雰囲気はおとぎ話のように優しく、穏やかだ。

 ミッチェル監督は「セックスを今まで見たことのない形で表現したかった」と作品の狙いを語る。役者全員で試行錯誤し、より身近にある問題やリアルな環境を作品に反映させるため、撮影前に2年半にわたる即興演技のワークショップを行った。役者本人の性格を深く知るところから始めて、自然な演技と人間関係を築き上げたという。また本作は、監督自身の9.11やNY大停電などの体験も反映されており、「人間の無力さや孤独さを嘆くのではなく、人と人とがつながる喜びや希望を世の中に広め、未知なるものに対する恐怖を追い払ってくれる薬になってほしい」と作品に込めた願いを明かした。

 主演女優のリー・スックインは、本作で人に言えない悩みを抱えるカップル専門のカウンセラー、ソフィア役を体当たりで演じている。映画「ヘドウィグ〜」でミッチェルと共演した彼女は「作品のテーマを聞いて不安もあったが、好奇心のほうが強かった。監督が持つビジョンに対して大きな信頼を寄せている」と語る。

 日本版では、オリジナルにはないモザイク修正が入るが、ハリウッド映画のように受け入れられる作品であると自信をのぞかせる監督。「この最高に甘く、笑える、愛情あふれた映画を気負わず大勢の人に見てもらいたい」と笑顔でPRした。

公演データ
2007.8月下旬公開 渋谷シネマライズ

【スタッフ】 監督・脚本=ジョン・キャメロン・ミッチェル 音楽=ヨ・ラ・テンゴ 衣裳=カート&バート
【キャスト】 ポール・ドーソン/PJ・デボーイ/リー・スックイン ほか

・チケット料金(一般)1800円
・お問い合わせ=渋谷シネマライズ TEL.03-3464-0051
・ 2006年アメリカ/制作=プロミス/配給=アスミック・エース