宝塚歌劇雪組『エリザベート-愛と死の輪曲(ロンド)-』舞台稽古 - 2007年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
写真/左からトート役の水夏希、エリザベート役の白羽ゆり、フランツ・ヨーゼフ役の彩吹真央

▲左からトート役の水夏希、エリザベート役の白羽ゆり、フランツ・ヨーゼフ役の彩吹真央
写真/斉藤由貴(左)と野口五郎 写真/この日のために用意されたバースデーケーキ

▲水夏希

▲白羽(左)と水
写真/彩吹真央(左)と白羽 写真/ルイジ・ルキーニ役の音月桂

▲彩吹真央(左)と白羽

▲ルイジ・ルキーニ役の音月桂
写真/ルドルフ役の凰稀かなめ(左)と水 写真/囲み会見より、水(左)と白羽

▲ルドルフ役の凰稀かなめ(左)と水

▲囲み会見より、水(左)と白羽
 7月6日、宝塚歌劇団・雪組『エリザベート-愛と死の輪曲(ロンド)-』が東京宝塚劇場公演の初日を迎え、本番に先立ち舞台稽古が行われた。

 この公演は、96年に雪組で初演されて以来、再演がくり返されている、ウィーン発の大ヒット・ミュージカル。ヨーロッパ随一の美貌とうたわれるも、生涯孤独と戦い続けた悲劇のオーストリア皇妃エリザベートと、彼女に恋をし執拗に追い続ける死神トートとの、異色のラブ・ストーリーだ。これまでに5組すべてでの上演を経て、今回は再び、初演を飾った雪組での公演となる。

 主役のトートを演じるのは、これがトップお披露目となる水夏希。キレのあるダンスや骨太な演技が魅力だが、今回は妖しい冷たさに満ちつつも、時折垣間見せる包容力にもドキリとさせられる。またタイトルロールには、元星組の娘役トップスターで本作から組替えにより雪組の娘役トップへと就任した白羽ゆり。定評を得ている透き通るような歌声、また星組時代に『ベルサイユのばら』のマリー・アントワネットという大役を演じた経験を糧に、威厳に満ちた堂々たる皇妃像を創り上げた。さらに、登場人物が多く、それぞれに見せ場があるだけに、下級生まで役が付くのもこの作品の見どころの一つとなっている。

 稽古終了後には、水夏希・白羽ゆりの囲み会見が行われた。
Q:東京公演に向けての意気込みを
水「半年ぶりに東京に来ましたが、改めて刺激的な街だなあと。その刺激を受けながら、頑張りたいと思います」
白羽「(宝塚)大劇場で1カ月半の公演を終えたのですが、また新たな気持ちで、千秋楽まで挑んでいきたいと思います」

Q:今回の『エリザベート』ならではの魅力は?
水「雪組に来て3年になりますが、まとまった一つの力が魅力ですので、「ミルク」の場面など群衆シーンに注目していただければと思います。また東京公演中には新人公演もありますので、おのおのが深みを増すことで、厚みが出れば。私個人としましては、大劇場(公演)の最初のころは妖しさを出そうとしましたが、妖しすぎるかなと(笑)。(今回は)妖しすぎていい場面と、感情重視の場面とに分けて作り直してみました。
白羽「実在の人物ですので、エリザベートに近づくことが一番の目的ではあるのですが、ウィーン版(の『エリザベート』)を観せていただいた時に、(エリザベートが)本当にたくましくて、すごく魅力的で。宝塚の娘役として、より幻想的な女性像をいつも求めていましたが、今回は地に足がついたエリザベート像を目指しています」

Q:水さんの左手の甲にあるのは?
水「傷というか、(トートの)“心の傷”。歴代のトートにはなかったんです。アクセサリー以外のもので装飾したいなと思い、衣裳の飾りに合わせてこういう感じにしました」

Q:お互いの魅力は?
水「普段(の白羽)とは全く違う役なので、すごく大変そう。でも頑張ってるなと。舞台上では別人のように感じます。もっともっと強さを出してほしいし、自分とはまるで違う役を楽しんでほしいです。ふだんはもうポヤ〜ンとしてますね(笑)。(せりふにある)「出てって!」みたいに"バリッ"としたところはない(笑)」
白羽「トートは非現実的な役柄ですので(普段の水とは)もちろん違いますが、(相手役になる前から)色っぽい男役さんだと思っていましたし、トート役も妖しくて色っぽいです。ふだんは、ご自身は「私は女性らしい」とおっしゃるんですが、私から見たらとっても男役らしい(笑)......色気のある大人っぽい男役さんだなと」

Q:大作に取り組む気持ちは?
水「大っ変です! もう何もかも(笑)。『エリザベート』が決まった段階から、険しい山がバーッと目の前にあって、「これを乗り越えるんだ」と思ったのですが、登り始めたらますます険しさを実感して。まだまだ険しい山登りなのですが、音楽の素晴らしさや、宝塚ならではの美術の美しさなど、本当に素晴らしい作品ですので、作品からエネルギーをいただいて、険しい山を乗り越えたいです。大変だからこそ、すごくやりがいがあります。(新生雪組の)第一作目に、今持っている力ではとても太刀打ちできないような作品にめぐり会えました。千秋楽まで課題は数えきれないのですが、成長していきたいなと」
公演データ
2007.7/6(金)〜8/12(日) 東京宝塚劇場
【スタッフ】 脚本・歌詞=ミヒャエル・クンツェ 音楽=シルヴェスター・リーヴァイ オリジナル・プロダクション=ウィーン劇場協会 潤色・演出=小池修一郎
【キャスト】 水夏希/白羽ゆり ほか

・チケット発売中
・全席指定SS席10,000円/S席8,000円/A席5,500円/B席3,500円 *新人公演は料金が異なる
・お問い合わせ=東京宝塚劇場 TEL.03-5251-2001