PARCOPresents『The Last Laugh ラスト・ラフ』トークショー - 2007年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/検閲官役のロジャー・ロイド・パック(左)と作家役のマーティン・フリーマン
▲検閲官役のロジャー・ロイド・パック(左)と作家役のマーティン・フリーマン
写真/落ち着きある演技で生真面目な軍人役がはまるロジャーと、表情をコロコロ変えて緩急自在な喋りを繰り広げるマーティンの絶妙なコンビネーションがさらなる笑いを誘う 写真/トークショーより。左からマーティン、ロジャー、三谷幸喜

▲落ち着きある演技で生真面目な軍人役がはまるロジャーと、表情をコロコロ変えて緩急自在な喋りを繰り広げるマーティンの絶妙なコンビネーションがさらなる笑いを誘う

▲トークショーより。左からマーティン、ロジャー、三谷幸喜

現在、PARCO劇場で上演中の『The Last Laugh ラスト・ラフ』。三谷幸喜の代表作『笑の大学』を、『ステッピング・アウト』などで知られる人気劇作家のリチャード・ハリスが翻案した本作は、今年2月にイギリスで上演され、好評を博した。

先日、原作者の三谷、出演者のマーティン・フリーマン、ロジャー・ロイド・パックが顔をそろえ、終演後にトークショーを行った。


三谷:作品を読んでいかがでしたか?

マーティン:普段、台本を読んで笑うということはあまりないんだけれど、今回は笑ってしまいました。(三谷、身を乗り出してマーティンと握手)

ロジャー:僕もマーティンと同じように声を出して笑って読みました。(三谷、身を乗り出してロジャーと握手)

三谷:日本人はあまりコメディーをやるように見えない、と以前言われたことがあるのですが……。

マーティン:確かにそうですね。日本に来てから三谷さんがどんなに有名人かということは分かってきましたが、これまでは僕にとって三谷さんはエイリアンでした(笑)。日本のコメディーは異端、というイメージがありましたね。

三谷:日本でこの作品を演じて、いかがですか?

ロジャー:お客さんの反応を見ながらようやく日本人にもユーモアセンスがあるということが分かってきました。というのも、西洋にいると、日本から入ってくるものといったら黒澤明、蜷川幸雄、能といった壮大なものが多くて、現代的なコメディーはなかったんです。今回、そういったものに触れることができてよかったです。

三谷:黒澤、蜷川、三谷と言ったら、日本の三大有名人なんですよ。(一同笑)。日本とイギリスで上演して、お客さんの反応に違いはありますか?

ロジャー:あまり大差ありませんね。イギリスでも反応が似ています。ただ、イギリスのTV番組に絡めたコメディーの部分だけは日本人には通じにくかったようですが……。

三谷:東京の前に、大阪で先に上演されていますが、大阪のお客さんとの違いは?

ロジャー:大阪公演では毎公演スタンディングだったんですが、東京ではまだ一度もありませんね(笑)。

三谷:ああ〜、大阪は笑いに優しく芝居に厳しいって言われるんですよ。だから大笑いしててもアンケートが厳しかったりするんですよ(笑)! 僕は、この劇場で『笑の大学』を上演した時と今回、客席の様子が似ているのがうれしかったです。

マーティン:僕たちも、『笑の大学』と『ラスト・ラフ』、両方をこの劇場で観ているお客さんから、そういった感想をもらいました。

三谷:ちなみに、お二人は字幕付きのお芝居をされた経験は……?

マーティン&ロジャー:ありませんね。

ロジャー:字幕の存在は多少気になります。掛け合いのシーンなんかはタイミングが難しいですね。逆に三谷さんは、自分の作品を字幕で観ていかがですか?

三谷:字幕を多少、話し言葉らしく手直しさせていただいたのですが、そうするとものすごく長いせりふが字幕ではたった2行になってしまったりして、お二人に申し訳ないなあと(笑)。もう後は日本語で演じていただくしかないですね!

……と3人のトークは予定時間を超過し、大盛況のうち終了した。

トークショー後の記者会見では、「三谷のドライなコメディーセンスはイギリス的だ」とマーティン&ロジャ−が口を揃え、「僕もイギリス的だと思うんですよ!」と三谷が即答。そして、「来年1月にはウエストエンドでも上演されます。イギリス人にも、そしてもっともっと多くの方に、僕の喜劇を観てほしいです」と締めくくった。公演は22日まで。