『シェイクスピア・ソナタ』稽古初日製作発表会 - 2007年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/前列左から伊藤蘭、高橋克実、松本幸四郎、緒川たまき、後列左から岩松了、豊原功補、長谷川博己、松本紀保

▲前列左から伊藤蘭、高橋克実、松本幸四郎、緒川たまき、後列左から岩松了、豊原功補、長谷川博己、松本紀保
 松本幸四郎率いる現代創作劇ユニット、シアターナインスが、10周年6本目の公演『シェイクスピア・ソナタ』の稽古をスタートさせた。作・演出の岩松了はじめ出演者たちが顔をそろえ、約1カ月間の稽古と8月30日に開幕する本番への意気込みを語った。

 『ハムレット』を始めとするシェイクスピア四大悲劇をひっさげて旅回りしている俳優・沢村時充(松本幸四郎)は、8カ月前に資産家の娘だった前妻を亡くしたばかり。しかし一座の若い女優(緒川たまき)と早々に再婚してしまったため、前妻の妹(伊藤蘭)やその夫(高橋克実)、また劇団の座員たちは心中穏やかではなく……。

 “日本のチェーホフ”とも言われる岩松が、「シェイクスピアをチェーホフの方へ引っ張ってくるような作品にしたい」と語る本作。その思いや、いかに?
松本幸四郎
10年前に日本の現代創作劇をつくろうとシアターナインスを立ち上げましたが、昨今は毎日のようにさまざまなところで新作劇が上演されていて、この10年でだいぶ変わりましたね。これまで芝居をやってきて、やはり言葉の大切さを痛感しています。岩松作品には、セクシーさや迫力が備わっていて、言葉から温度や感触が伝わってきます。現代劇作家のなかでも希有な方だと思いますので、今回の作品も楽しみにしております。

岩松了(作・演出・出演)
シェイクスピア作品の登場人物は行動的な人が多いと思うんですが、シェイクスピア作品を演じる(幸四郎演じる)時充という男は、前妻の妹や今の妻といった周囲の女性、あるいは劇団員たちに常に翻弄されているような人物。そういった役を幸四郎さんが演じたら面白いのではないか、というのが最初のもくろみでした。シェイクスピアの四大悲劇がまるで万華鏡のようにあちこちから見えてくる、そういった見せ方ができるといいなと思っています。

高橋克実
まさかシアターナインスに呼んでいただけるとは思いませんでしたので、光栄です。最初に岩松さんから「伊藤蘭ちゃんと夫婦の役だよ」とだけ聞かされていて、それでいろいろ予想していたんですが、台本を読んでみたら……あまりうまくいってない夫婦の役。絡みも少ないんですよ〜(一同笑)。

緒川たまき
岩松さんの書かれたせりふが、これから毎日行き交う稽古場にいられるんだという喜びに、緊張と感動を覚えています。岩松さんのお稽古場は厳しいんでしょう?ってよく言われるんですが、私はそうは思っていません。ぎゅっと集中して、緊張状態のまま稽古できるので、とても濃密な時間を過ごせますし、それが楽しいんだということもよく分かっていますので(笑)。本当ですよ?岩松さん。(岩松、照れ笑い)

伊藤蘭
この間本読みがあって、早くも不思議な岩松ワールドにハマってしまいました。私の役は、満たされていない、愛されていないという思いを抱えた女性の役。役づくりについてもいろいろ考えながら、また久々の舞台なので、こんな豪華キャストの皆さんと同じ空間にいられることを楽しみたいと思います。