「ゲキ×シネ」最新作『朧の森に棲む鬼』試写会 - 2007年8月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/舞台挨拶から。左からいのうえひでのり、真木よう子、市川染五郎、阿部サダヲ
▲舞台挨拶から。左からいのうえひでのり、真木よう子、市川染五郎、阿部サダヲ
写真/歌舞伎らしい見せどころが満載。中央は染五郎。 写真/役者の細かな表情まで読み取れる大画面ならではの魅力も

▲歌舞伎らしい見せどころが満載。中央は染五郎。

▲役者の細かな表情まで読み取れる大画面ならではの魅力も
 演劇の映像を映画館の大スクリーンで見るという、新しいエンターテインメントの形を掲げた「ゲキ×シネ」。第5作目となる最新作は、今年1・2月に新橋演舞場、大阪松竹座で上演されて好評を博した、Inouekabuki Shouchiku-Mix『朧の森に棲む鬼』だ。10月6日から始まる全国上映に先立ち完成披露試写会が行われ、主演を務めた歌舞伎俳優・市川染五郎をはじめ、共演の阿部サダヲ、真木よう子、劇団☆新感線の演出家・いのうえひでのりが舞台挨拶を行った。

 15台ものデジタル・シネマ・カメラをはじめとする最新の収録・編集技術を駆使した映像は、舞台上を様々な角度で捉え、通常は見ていても分からない細かな動きや表情などを次々と鮮明に映し出す。大画面の中で、汗をしたたらせながら動き回る役者たちの演技は圧巻だ。いのうえ演出の十八番である殺陣のシーンでは、あえて動きをスローにして巧みな剣さばきを際立たせるといった、映像ならではの見せ方にこだわった演出に。いつしか演劇の映像というより、新しい作品を見ている感覚を覚え、オリジナルの舞台を観た観客が大勢来場していたのもうなずける仕上がりとなっていた。

 いにしえの神々が棲む森。そこに一人の男が現れる。名をライ(市川)。どんな嘘でもとっさに仕立て上げる口先を武器に、この世でのし上がることを夢見ている。そんなライの前に突然現れた森の魔物、おぼろ達。ライは自らの命と引き替えに王の座を約束され、舌先同様なめらかに動く剣を与えられる。果たして飽くなき野望の行く末は……。

 舞台挨拶でのコメントは以下の通り。
市川染五郎 ライ役
映像で自分が演じている姿を観て、「かっこいいな、僕!」と思いました(笑)。ゲキ×シネは他に例のないジャンルと言っていいと思う。舞台とは違った角度や距離で観ることができるのがいいですね。(映像を見て)着替えが多くて大変な思いをしたのを思い出しました。新感線は出るものじゃなく、見るものだなぁって(笑)。

阿部サダヲ キンタ役
とにかく染五郎さんがかっこいい! 物語が進むにつれて、どんどんかっこよくなっていくんですよ(笑)。新感線では大人計画でやらない芝居ができるので楽しいですね。特に花道を走るのが気持ちよかったです! 見どころは最後のシーンで染五郎さんが見せる表情。ビクッとしますよ。

真木よう子 シュテン役
共演者の方々が素晴らしい演技をしているなぁと改めて感じました。かっこいい仕上がりになっているので、映画としても存分に楽しめると思います。

いのうえひでのり(演出)
表情の細かいところまで見えるんですよ。(演出している)僕も気づいてなかったような。今作で5作目ということで、これまでの「ゲキ×シネ」シリーズの製作経験が生かされて、さらにクオリティの高い、舞台とは違った魅力のある作品になっています。『朧の森〜』は新感線の作品の中でも、人間ドラマに焦点をあてた作品。ぜひそこにも注目してほしいですね。
公演データ
2007.10月6日(土)より公開 
新宿バルト9、T・ジョイ大泉ほか、北海道・新潟・千葉・愛知・京都・大阪・広島・福岡・大分・鹿児島でも上映

【スタッフ】 作=中島かずき 演出=いのうえひでのり 映像版監督=江戸洋史
【キャスト】 市川染五郎/阿部サダヲ/秋山菜津子/真木よう子/古田新太 ほか

・チケット料金 前売2,000円/当日2,500円 *全国共通鑑賞券
・問い合わせ=イーオシバイ TEL.03-5361-3280
・2007年日本 映像製作=イーオシバイ 配給=イーオシバイ/ティ・ジョイ 舞台製作=松竹 著作=松竹/ヴィレッヂ