劇団四季『この生命誰のもの』公開稽古 - 2007年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/中央が主演の味方隆司
▲中央が主演の味方隆司
 79年に初演され、87年の再演以降は日本の法律、社会状況に合わせて内容を改訂した名作『この生命誰のもの』の公開稽古が行われた。事故で首から下が不自由になった主人公が、自らの死に方を選ぶ権利をめぐって病院側と戦う重厚な作品だ。テーマとなる尊厳死は、初演当時まだその観念すら浸透していなかった。しかし、「作品に社会がついてきた」と演出の浅利慶太が話すように、今では決して人ごととは言えない問題になっている。

 稽古場に入ると中央に置かれているベッドがその存在感を示し、重々しい雰囲気が伝わってくる。終始、そこから動くことができない主人公・早田を演じる味方隆司は、目の前に迫る死からくる不安や、自分一人の力ではどうすることもできない現状に対するいら立ちを顔の動きや細かな表情だけで表現。脇を固める共演陣も現実感あふれる渋い演技を見せた。

 劇団四季・自由劇場にて上演中。10/7まで。
浅利慶太(潤色・演出)
重症患者は意識を失っていることが多いので、医者に自分の率直な気持ちを伝えることがなかなかできません。しかし、この作品ではそうした患者の思いが早田健という人物を通して語られます。観ていただく方には「実際の事件に立ち会った」というリアルさを感じていただければと思います。これからも自由劇場では、こうした社会的な主題を持った作品をコンスタントに上演していきたいと考えています。

味方隆司 早田健役
「もちろん僕は生きたい」というせりふがあるように、早田は死にたいというわけではなく、どれだけ最後まで自分の意志で生き続けるかを考えています。彼の意識を自分に植え付け、リアルに演技することに集中しました。
公演データ
2007.9/16(日)〜10/7(日) 自由劇場

【スタッフ】 作=ブライアン・クラーク 潤色・演出=浅利慶太
【キャスト】 味方隆司/佐藤夏木/上領幸子/芹沢秀明/都築香弥子/志村要 ほか

・チケット発売中
・全席指定S席7,500円/A席5,000円/ステューデントシート3,000円
・お問い合わせ=劇団四季 TEL.03-5776-6730