ベルリン国立歌劇場2007年日本公演ダニエル・バレンボイム記者会見/『ドン・ジョヴァンニ』舞台稽古 - 2007年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/ベルリン国立歌劇場の音楽監督、ダニエル・バレンボイム
▲ベルリン国立歌劇場の音楽監督、ダニエル・バレンボイム
写真/この日公開された『ドン・ジョヴァンニ』より 写真/アンナ・サムイル(左)とドン・ジョヴァンニ役のぺーター・マッテイ

▲この日公開された『ドン・ジョヴァンニ』より

▲ドンナ・アンナ役のアンナ・サムイル(左)とドン・ジョヴァンニ役のぺーター・マッテイ
 ベルリン国立歌劇場が5年ぶりに来日するにあたり、公演を前に、音楽監督のダニエル・バレンボイムによる記者会見を行った。

 今回の来日公演では、モーツァルト作曲『ドン・ジョヴァンニ』、ワーグナー作曲『トリスタンとイゾルデ』、シェーンベルク作曲『モーゼとアロン』の3作品を上演。中でも注目作は、日本での上演は実に37年ぶりという『モーゼ〜』。同歌劇場では2年越しの準備を経て、04年に芸術監督ペーター・ムスバッハの演出で初演、「同作がなくては来日公演に意味がない」とバレンボイムが強調したという自信作だ。会見でも同作品の説明に主な時間が費やされた。
 『モーゼとアロン』についてバレンボイムは「作品の有名無名の問題ではなく、私たちアーティストが大切だと思うものを、長い間をかけた信頼関係ができ上がっている日本の方々に観ていただきたい」と紹介。旧約聖書に書かれたユダヤ人の放浪を題材に「どこに行ってもアウトサイダーであり、アイデンティティーが見いだせないというユダヤ人の問題が描かれている」という宗教的大作だ。自身がイスラエル在住のユダヤ人であるバレンボイムは、イスラエルとアラブ諸国の音楽家を集めた“ウエスト=イースタン・ディヴァン・オーケストラ”を指揮するなどの画期的な活動でも注目を集め、今月、国連平和大使にも任命されている。「平和のために必要なのは理解と尊敬」と語る彼の、信念の一角に触れることのできる演目と言えそうだ。

 また、主役の一人・モーゼ役の歌手が、シュプレッヒシュティンメという語りと歌唱の中間的な表現手法を用いるのも同作の特徴の一つで、「言葉の意味が希薄になっている今日、“言葉を大切に扱う”という意味でも大切な作品」。バレンボイムは「非常に力強い音楽」と、シェーンベルクを高く評価した上で、「自分にたくさんのものを与えてくれた。今後も多く取り組んでいきたい」と意欲を表した。

 会見後、初日の演目『ドン・ジョヴァンニ』の舞台稽古が行われた。稀代のプレイボーイを取り巻く恋愛模様を軽快かつ叙情的に、そして彼に最終的に下される制裁を荘厳に描いたモーツァルトの人気作。珠玉のオーケストラと歌手陣が、その世界観を見事に紡ぎ出していた。
公演データ
ベルリン国立歌劇場2007年来日公演

『ドン・ジョヴァンニ』
2007.9/28(金)・30(日)・10/2(火)・6(土) 東京文化会館

【スタッフ】 作曲=W.A.モーツァルト 演出=トーマス・ラングホフ
【キャスト】 ぺーター・マッテイ/アンナ・サムイル ほか

・チケット発売中
・全席指定S席54,000円/A席47,000円/B席40,000円/C席33,000円/D席26,000円/エコノミー券10,000円/学生券9,000円

『トリスタンとイゾルデ』
2007.10/8(月・祝) 神奈川県民ホール
2007.10/11(木)・14(日)・17(水) 東京文化会館

【スタッフ】 作曲=R.ワーグナー 演出=ハリー・クプファー
【キャスト】 クリスティアン・フランツ/ワルトラウト・マイヤー ほか

・チケット発売中
・全席指定S席54,000円/A席47,000円/B席40,000円/C席33,000円/D席26,000円(神奈川県民ホール公演は25,000円)/エコノミー券10,000円/学生券9,000円

『モーゼとアロン』
2007.10/15(月)・18(木)・20(土) 東京文化会館

【スタッフ】 作曲=A.シェーンベルク 演出・美術=ペーター・ムスバッハ
【キャスト】 ジークフリート・フォーゲル/トーマス・モーザー ほか

・チケット発売中
・全席指定S席49,000円/A席43,000円/B席37,000円/C席31,000円/D席24,000円/エコノミー券9,000円/学生券8,000円 *E・F席は完売

お問い合わせ=NBSチケットセンター TEL.03-3791-8888