『モーツァルト!』製作発表会 - 2007年10月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左から香寿たつき、高橋由美子、井上芳雄、中川晃教、hiro、涼風真世、山口祐一郎
▲左から香寿たつき、高橋由美子、井上芳雄、中川晃教、hiro、涼風真世、山口祐一郎
写真/井上芳雄 写真/中川晃教

▲井上芳雄

▲中川晃教
写真/hiro 写真/涼風真世

▲hiro

▲涼風真世
 ミヒャエル・クンツェ(脚本・歌詞)&シルヴェスター・リーヴァイ(音楽)コンビによるウィーン・ミュージカル『モーツァルト!』が2年ぶり3回目の上演を迎えることになり、製作発表が行われた。愛と自由を求めた“人間”モーツァルトの人生を、“才能の化身”アマデと対比的に描いた作品で、井上芳雄×中川晃教という個性の異なる若手スターのWキャストでも人気を呼んでいる。

 キャストはほぼ前回からの続投となる中、歌手のhiroがモーツァルトの妻コンスタンツェ役で、涼風真世がモーツァルトの後見人・ヴァルトシュテッテン男爵夫人役で初登場。演出の小池修一郎は会見にビデオレターを寄せ、hiroに対しては「映画『バックダンサーズ!』を観て女優としてすごく才能があると感じた。自然体かつ明確な演技・歌唱に、新鮮なショックを覚えた」、涼風には「昨年の『マリー・アントワネット』で女優として堂々たる真価を見せた。今回も深みのある表現をされている」とそれぞれ期待を表した。

 また、主演の二人は“新たに迎える妻”hiroに向けて「すごく自然な佇まいの方で、初めて(舞台で)演技するとは信じられない。とにかく一緒にお芝居するのが楽しい」(井上)、「“愛していれば分かり合える”を初めて一緒に歌った時、もうモーツァルトとコンスタンツェの関係性を実感できた。本物の歌い手」とコメント。それを受けhiroも「分からないことだらけなので頼っています。(二人とも)素敵な歌声なので、聞き入らないようにしなければ(笑)」と、笑顔で応えた。

 会見の最後に、“星から降る金”(涼風)、“ダンスはやめられない”(hiro)、そして“影を逃れて”(井上・中川を中心にキャスト全員)の3曲を披露。モーツァルトに旅立ちを促す雄大なナンバー“星から〜”を、涼風が力強さと優しさを見事に両立させて聴かせれば、hiroは妻の苦悩を歌った“ダンス〜”に、少女のような声で儚げな雰囲気を色づけ。互いに新鮮な個性を打ち出した。

 主なコメントは以下の通り。
井上芳雄 ヴォルフガング・モーツァルト役(Wキャスト)
3演めをさせていただけるのを、とても幸せに思っています。一つ残念なのが、去年モーツァルト・イヤーに上演しなかったこと(笑)。でも、そんなブームに乗る必要がないほど、この作品が日本で愛されているという自信もあります。この2、3年の間にいろいろな経験をして、前回どんな思いで演じていたのか思い出せないくらい、今の自分は大きく違っている気がする。その違いを素直に役にぶつけたいと思います。この作品の前に井上ひさしさんのストレートプレイに出演し「お芝居ってこんなに楽しいんだ」と感じたので、今回その“芝居”の気持ちのまま歌おうと思ったのですが、やはり“ミュージカル”の歌を表現する難しさを感じています。それを初日までにどう消化するか、やりがいがあります。

中川晃教 ヴォルフガング・モーツァルト役(Wキャスト)
再々演が思ったより早く来てしまったというのが正直な印象ですが、それだけ作品を愛する方々がいらっしゃるということを改めて実感しています。初演は19歳、あれから約5年。今回は、大人の男の雰囲気と、無垢な子供のような面との両方を持って取り組んでいきたいと思っています。天才音楽家の気持ちを歌に紡ぐ……というのは、普通の歌とは違いますが、(だからこそ)役を通して感情や人生を舞台上に表現していくという、ミュージカルの醍醐味を痛感しています。天才は周囲に理解されないけど、自分の中で進化していって、その先に死があっても止まらない。この役を演じる時は、初舞台を踏んだ19歳の頃の、純粋で無垢な自分を取り戻せる……そんな期待も持って稽古しています。

高橋由美子 モーツァルトの姉・ナンネール役
今日はパパ(モーツァルトの父レオポルト役の市村正親)が来ていませんが、市村さんと一緒に、モーツァルトを支える家族を演じていきたいです。歌稽古をした時に「こんなに難しかったのか」と思い、また難問にチャレンジするプレッシャーを感じています。でも、慣れ親しんだ仲間と熱い思いで(舞台を)作り上げるうれしさで、今は気持ちがいっぱいです。

hiro モーツァルトの妻・コンスタンツェ役
悪妻と言われているコンスタンツェを演じさせていただきます。初のミュージカルで、ずーっと緊張しっぱなしなのですが、足を引っ張らないように頑張りたいです。素晴らしい作品に参加できることがうれしいですし、持っている力を全力で出せたらと思っています。

香寿たつき モーツァルトの後見人・ヴァルトシュテッテン男爵夫人役
今回、稽古初日に通し稽古をして涙が出るほど感動して、「ミュージカルに携わる人間で良かった」思いました。その思いをぶつけて、さらに素敵な作品にしていければと思います。ちょっとは香寿も成長したんだなと思っていただけるような、また前回とは違った男爵夫人を演じられたらと思っています。

涼風真世 同ヴァルトシュテッテン男爵夫人役
この素晴らしい作品に出演させていただける喜びを感じています。なにぶん初心者なので、みなさんに迷惑をおかけすることもあるかと思いますが、精一杯務めさせていただきます。今『イーストウィックの魔女たち』で演じているジェーンとは正反対の落ち着いた役なので、いかに小池先生のイメージに近づけるか、今探っているところ。私なりの男爵夫人を観ていただけたらと思っています。

山口祐一郎 モーツァルトと対立するコロレド大司教役
憎まれ役の山口祐一郎です。今回も皆さんと楽しくできればいいなと思っています。何年かぶりに会うと、皆さんとっても魅力的に、パワフルになられている。自信を持ってお稽古している姿を見て、一緒に舞台に立てて幸せだなと思いながら過ごしています。
公演データ
2007.11/19(月)〜12/25(火) 帝国劇場

【スタッフ】 脚本・歌詞=ミヒャエル・クンツェ 音楽=シルヴェスター・リーヴァイ 演出・訳詞=小池修一郎 音楽監督=甲斐正人
【キャスト】 井上芳雄/中川晃教/hiro/高橋由美子/香寿たつき/涼風真世/山口祐一郎/市村正親 ほか *一部Wキャスト

・チケット発売中
・全席指定S席12,500円/A席8,000円/B席4,000円
・お問い合わせ=劇場 TEL.03-3213-7221