ブロードウェイがスト突入! 27作品が休演へ - 2007年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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 NYのブロードウェイで、舞台設営係ら裏方スタッフで構成される組合“ローカル・ワン”(Local One)が、現地時間の10日(土)午前11時よりストライキに突入。オン・ブロードウェイで公演中の27作品が休演へ追い込まれた。

 休演となっているのは、次の27作品。『August: Osage County』『Avenue Q』『A Bronx Tale』『Chicago』『A Chorus Line』『The Color Purple』『Curtains』『Cyrano de Bergerac』『Dr. Seuss' How the Grinch StoleChristmas』『The Drowsy Chaperone』『The Farnsworth Invention』『Grease』『Hairspray』『Is He Dead?』『Jersey Boys』『Legally Blonde』『Les Miserables』『The Lion King』『The Little Mermaid』『Mamma Mia!』『Spamalot』『The Phantom of the Opera』『Rent』『Rock 'n' Roll』『TheSeafarer』『Spring Awakening』『Wicked』

 ちなみに、非営利団体や異なる組合と契約を結んでいる劇場では、通常どおり公演が行われている。ストの影響を受けないのは、『The 25th Annual PutnamCounty Spelling Bee』『Cymbeline』『Mary Poppins』『Mauritius』『Pygmalion』『The Ritz』『Xanadu』『Young Frankenstein』の8作品。なお、『ブルーマン』や『ストンプ』といった、オフやオフ・オフの作品にはストの影響はない。

 約3000人の裏方スタッフが属するローカル・ワンは、労働条件の見直しをめぐり、劇場経営者やプロデューサー側と3カ月にわたり交渉を続けてきた。しかし、なかなか合意に至らず、組合側がスト突入を決定した。ブロードウェイでの大規模なストは、2003年春、コスト削減のためにミュージカルの演奏を担うミュージシャンの数を減らそうとしたプロデューサー側に反発した演奏家組合が、4日間実施して以来のこと。当時は、マイケル・ブルームバーグNY市長が仲介に入り、和解が成立。今回はどうなるか? 1日におよそ19億円の損失が出るとみられているが、現在のところ、公演再開のめどは立っていないもよう。

 またアメリカでは現在、公正な報酬配分を求める全米脚本家組合(WritersGuild of America/WGA)が、約20年ぶりとなるストライキを決行中。組合員1万2000人による無期限ストライキにより、人気テレビドラマ「24」や「デスパレートの妻たち」の撮影が延期されるなど、映画・テレビ業界は深刻な危機を迎えている。労使交渉は難航しており、ストは長期化する見通しだ。

【11/21 追記】
11月18日(日)に行われたローカル・ワンと劇場経営者&プロデューサー側との交渉も決裂に終わり、ストは25日(日)まで続行されるとのこと。今のところ、次回の交渉については未定だ。ただし、家族向けミュージカル『グリンチ』(セント・ジェイムズ劇場/1月6日までの限定公演)は、観劇を心待ちにしている子どもたちのためにも、今週末の上演再開に向けて独自に交渉を進めているもよう。早期解決が待たれる。