世界的振付家、モリース・ベジャール氏死去 - 2007年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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 『春の祭典』『ボレロ』など数々の名作を生み出し、20世紀のバレエ界に革命をもたらした振付家、モーリス・ベジャール氏が今月22日、療養中のスイス・ローザンヌの病院で死去した。享年80。

 1927年1月1日、フランス・マルセイユ生まれ。ダンサーとして活躍後、パリで振付家としての活動を開始。59年に代表作となる『春の祭典』をベルギー・ブリュッセルで初演し、センセーションを起こす。60年にベルギーに拠点を移して「20世紀バレエ団」を設立し、『ボレロ』『火の鳥』など斬新な作品を発表。世界各地で上演する。87年に拠点をスイス・ローザンヌに移し、カンパニーを「ベジャール・バレエ・ローザンヌ」に改称。02年、若いダンサーのための新バレエ団「カンパニーM」を設立し、人材育成にも尽力する。バレエ以外にも、演劇、オペラ、映画、小説など幅広い創作活動に力を注いだ。06年に発表した『ダンサーの人生《ズィグとピュスが語る》』が最後の作品となった。

 ヨーロッパのみならず、アジアなど多様な文化の表現を取り入れたバレエ作品を追究し、歌舞伎『仮名手本忠臣蔵』をもとにした『ザ・カブキ』、三島由紀夫を題材とした『M』、親交のあった六代目・中村歌右衛門へオマージュを捧げた『東京ジェスチャー』など、日本文化に触発された作品も多く、自らのバレエ団を率いて通算12回の来日公演も果たしている。その功績に対し、日本でも勲三等旭日中綬章のほか数多くの栄誉を贈られた。