ミュージカル『ライトインザピアッツァ』公開舞台稽古 - 2007年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/フィレンツェを訪れる娘クララ(新妻聖子・左)と母マーガレット(島田歌穂)
▲フィレンツェを訪れる娘クララ(新妻聖子・左)と母マーガレット(島田歌穂)
写真/不安に揺れるクララを抱き寄せるファブリーツィオ(小西遼生) 写真/会見より。左からG2、小西、新妻、島田、鈴木綜馬、シルビア・グラブ

▲不安に揺れるクララを抱き寄せるファブリーツィオ(小西遼生)

▲会見より。左からG2、小西、新妻、島田、鈴木綜馬、シルビア・グラブ
 05年のトニー賞で最優秀楽曲賞を含む6部門を受賞したミュージカル『ライト イン ザ ピアッツァ』が7日、ル・テアトル銀座で本邦初演の幕を開けた。母と娘の絆、困難を乗り越える愛の力を、数々の美しい旋律に乗せてつづる同作。初日を翌日に控えた6日、島田歌穂、新妻聖子ら実力派ミュージカル俳優たちが最後の通し稽古に臨み、美しい歌声を披露した。

 時は1953年夏。休暇でイタリアを旅行中のアメリカ人・マーガレット(島田歌穂)とその娘クララ(新妻聖子)は、フィレンツェを訪れる。歴史を刻んだ街並を楽しんでいた最中、広場で帽子を吹き飛ばされたクララは、帽子を拾った地元の青年ファブリーツィオ(小西遼生)と運命的な出会いをし、恋に落ちる。しかし、誰よりも娘の幸せを願っているはずの母マーガレットは、なぜか二人を遠ざけようとするばかりで……。

 オーケストラピットを大胆にも舞台中央奥に配置したセット。その舞台空間を、歴史あるフィレンツェの街並を感じさせる荘厳な建物が囲み、歴史と生活が調和する「広場(ピアッツァ)」が、フィレンツェの開放的な空気を漂わす。前方のアクティングエリアに照明を絞り、室内の状景を描く一方で、舞台全体を照らし人びとを行き交わせ、活気あふれる広場を表現する、その切り替えがスムーズで心地いい。

 キャストも大作ミュージカルでおなじみの実力派ばかりとあって、巨匠リチャード・ロジャースの孫でブロードウェイの新鋭作曲家、アダム・ゲッテルが生み出した古典的ながらも複雑な楽曲を、張りのある歌声で聞かせる。母親の慈愛がにじみ出る島田歌穂のせつないソロや、クララとファブリーツィオの抑えられない恋心を歌う新妻聖子と小西遼生のデュエットなど、人物の心情をいっそう盛り上げる歌声はミュージカルならではの楽しみをたっぷりと堪能させてくれた。

 会見でのコメントは以下の通り。
島田歌穂 マーガレット
素晴らしい作品に挑戦できるチャンスをいただけて、本当にうれしい。この作品はミュージカルをやっているというよりも、芝居を作っている気分。ミュージカル界にセンセーションを巻き起こす作品になるのではないかと思います。

新妻聖子 クララ
私はニューヨークで『〜ピアッツァ』を観ているんですけど、今回の舞台を客席側で観ていると、ブロードウェイ版よりもいいと思えるシーンが多いんですよ! (稽古続きで)お腹は空いているけど(笑)、この作品とカンパニーに出会えた喜びでもう胸はいっぱいです。一瞬たりとも気を抜かないようクララを演じきりたいと思います。

小西遼生 ファブリーツィオ
稽古の最初から最後までほんとにいい環境でやらせていただきました。音楽もきれいで、稽古場で聴いているとついウトウトと(笑)。明日から10日間、作品と音楽の素晴らしさをかみしめて、1日1日を大切に演じたいと思います。

鈴木綜馬 ファブリーツィオの父・ナッカレリ氏
オケピの中に電子楽器がなくて、すべてアコースティック楽器なんです。こんなミュージカルに出演するは初めてじゃないかな。“ローマン”づくりのピアッツァ(広場)の中にいるだけでもう幸せな気分になれる。お客さんにも、きっとその幸せを共有してもらえると思います。見どころは、そう、イタリア語!(皆、うなずく)。それから、種類の豊富なネクタイですね(笑)。

シルビア・グラブ ファブリーツィオの兄嫁・フランカ
自分が出ていないシーンを観ていて、みんな本当にすごいと思いました。自然と涙が出てくるほどなんです。舞台装置や衣裳も最高ですよ。

G2(演出・翻訳)
これほどキャスト・スタッフの思いが詰まった舞台は初めて。観ていて鳥肌が立った。自分で言うのも何だけど、一秒一秒が絵になっていて、心情がこもっている。始めから終わりまですべてが見どころです。