青山円劇カウンシル#1〜RISE!〜『ウラノス』公開舞台稽古 - 2008年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/土地の買収話を提案するフルハシ(今井朋彦)とヤクモ(土屋裕一)に不審を抱くアサコ(酒井美紀)と町役場職員ソガ(中野英樹)
▲土地の買収話を提案するフルハシ(今井朋彦)とヤクモ(土屋裕一)に不審を抱くアサコ(酒井美紀)と町役場職員ソガ(中野英樹)
写真/酒井と初舞台となる川村ゆきえ 写真/裏庭にあった石碑の下には底の見えない深い穴が

▲酒井と初舞台となる川村ゆきえ

▲裏庭にあった石碑の下には底の見えない深い穴が
 小劇場を枠を超えた活躍を見せている気鋭の脚本家と演出家を迎えた新作を青山円形劇場で上演する、同劇場とネルケプランニングの共同プロデュースによる新シリーズ「青山円劇カウンシル」。脚本にイキウメの前川知大、演出にグリングの青木豪という注目の顔合わせが実現した第一弾『ウラノス』の公開舞台稽古が、初日となる6日昼に行われた。
 机や椅子、四方を杭で囲んだ四角い穴のある広い庭をあつらえた円形舞台上には左右に1本づつ道がつながり、唯一客席のない方向には裏口のある古ぼけた家が見える。なんということもない庭先の風景だが、前川の脚本は得意とするSF的設定を用いることで、小さな町の人間模様に時間と空間を超えた奥行きを持たせ、“現在のリアル”だけでは届かないテーマを掘り下げる。設定の大胆さに引きずられずに、個々の俳優の持ち味を生かしながら、登場人物ひとりひとりが抱えている苦悩や欲望を丁寧に引き出している青木の演出も冴える。文学座の今井朋彦や、映画でも活躍している大河内浩、グリングの中野英樹ら舞台経験豊富な俳優たちが存在感を発揮する中、酒井美紀や初舞台となる川村ゆきえも熱演を見せた。17日まで。

 妹カエ(川村ゆきえ)の連絡を受けて東京から帰って来た姉アサコ(酒井美紀)は、実家の土地を買いたいという話が持ちかけられていることを知る。話を持ちかけたフルハシ(今井朋彦)は学術調査のためと説明するが、亡くなった両親から動かすなと言われていた庭の石碑が移動され、ぽっかりと深い穴だけになっているのを見たアサコは……。