小泉今日子・風間杜夫共演『恋する妊婦』公開舞台稽古 - 2008年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左手前からハローナイツのめんめん(有薗芳記、菅原大吉、渡辺哲、でんでん、ラサール石井)、ボーカル・赤羽ミミ役の高橋由美子、旅館の支配人役の前川清
▲座員に“ママ”と慕われる妊娠8カ月の妻(小泉今日子)をいたわる大衆演劇一座の座長・坪内竹之丞(風間杜夫)
写真/役者の失踪問題への対応に副座長・橋本(大森南朋)は座長への不信感を露にする。中央は座員役の大橋智和 写真/座員のさつき(右/鈴木砂羽)は突然、人格が変わったように“ママ”に迫り……

▲役者の失踪問題への対応に副座長・橋本(左/大森南朋)は座長への不信感を露にする。中央は座員役の大橋智和

▲座員のさつき(右/鈴木砂羽)は突然、人格が変わったように“ママ”に迫り……

全国を旅する大衆演劇一座に静かにくすぶる愛憎の火や人間関係の葛藤を、劇作・演出家の岩松了が、本心の見えない言葉や、気持ちと裏腹な皮肉を巧みにせりふに織り込んで描いた94年初演作『恋する妊婦』。小泉今日子や風間杜夫ほか舞台で活躍するめんめんを迎えた再演版が8日、シアターコクーンで開幕した。


劇場に入ると2階席前に並べられた赤ちょうちんの連なりが目に飛び込んでくる。舞台裏の人間模様のみが描かれるとは言え、大衆演劇一座の“舞台”を演出する粋な趣向だ。妊娠8カ月の大きなお腹を抱えた座長夫人を演じる小泉今日子は、岩松作、蜷川幸雄演出の舞台『シブヤから遠く離れて』(04年)で見せた幻想的な雰囲気漂う謎多き女性・マリーとまったく異なる、素朴でムラ気のある妊婦を表情豊かに演じる。玉虫色の会話が生む隠された心情を、繊細な表情や仕草で浮き彫りにする演技に加えて、“恋する”ことの説得力を増す、気だるさの中に色気が漂う小泉の魅力にも惹き込まれた。

風間も、厳しさと侠気、そして細かい問題に気を配らない大雑把さなど、表情をコロコロ変える人間臭いワンマン座長を好演。特に役者一筋の人生がにじみ出る啖呵を切るようなせりふ廻しに聞きごたえがあり、岩松作品には珍しい軽快なリズムを生んでいた。

共演者には大森南朋、鈴木砂羽、荒川良々ら。公演は28日まで。

公演データ
2008.2/8(金)〜28(木) Bunkamuraシアターコクーン

【スタッフ】 作・演出=岩松了
【キャスト】 小泉今日子/大森南朋/鈴木砂羽/荒川良々/姜暢雄/平岩紙/森本亮治/佐藤直子/佐藤銀平/中込佐知子/米村亮太朗/大橋智和/安藤サクラ/風間杜夫

・チケット発売中
・全席指定S席9,000円/A席7,500円/コクーンシート5,000円
・お問い合わせ=Bunkamura TEL.03-3477-3244