『MIDSUMMERCAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜』公開舞台稽古 - 2008年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/吉田鋼太郎(左)と志村玲那
▲吉田鋼太郎(左)と志村玲那
写真/左から楠見薫、新妻聖子、笠原浩夫 写真/雨乞いのシーンでは本水を使ったスペクタクル性あふれる演出も

▲左から楠見薫、新妻聖子、笠原浩夫

▲左から中山祐一朗、山内圭哉、新妻聖子、戸次重幸、吉田鋼太郎、月船さらら、岡田浩暉
 偏屈じいさんと絵本好きの少女が起こすひと夏の奇跡――04年に初演された後藤ひろひと脚本、G2演出の笑いにあふれた感動作『MIDSUMMER CAROL〜ガマ王子VSザリガニ魔人〜』が、PARCO劇場で21日に再演の幕を開けた。同日行われた公開舞台稽古では、初演からほぼ一新されたキャストが、それぞれの持ち味を生かし、後藤&G2コンビらしいユニークな人物だらけの群像劇を繰り広げた。

 自殺未遂を繰り返す俳優や、銃弾を受けて担ぎ込まれたヤクザら何かと問題のある入院患者を抱えた都内のとある大病院。中でも、会社社長・大貫はわがまま、偏屈で、皆が接し方に困るほどのクセ者だった。ちょっと会話をしようと思おうものなら、「お前が私を知っているというだけで腹が立つ」と得意の文句を吐かれて、追っ払われる。そんな大貫に、難病を抱えた少女・パコだけは不思議と物怖じせずに、好きな絵本を読んでもらおうとするのだが……。
 シェイクスピア作品でおなじみの吉田鋼太郎が、序盤、怒声にもすごみを感じさせる貫禄を見せながら、パコ(志村玲那)と接するうちに次第に心境を変化させていく大貫をメリハリのきいた演技で見せる。イライラした近づきがたい前半の冷たい雰囲気がかえって、泣き笑いで感情を爆発させる後半の演技を引き立たせていた。たびたび笑いを誘うのは、関西でも活躍している俳優二人。やんちゃなヤクザ・竜門寺役の山内圭哉と、耳年増の木之元を演じる楠見薫がアドリブを交えて、ハイテンションで見せる演技がおかしい。また、ミュージカルのヒロイン役の印象が強い新妻聖子が言葉づかいの荒い、“男気”あふれる看護士・光岡を演じているのも新鮮。岡田浩暉も、ひょうひょうととぼけた味わいを醸しつつも、締めるところではきちんと締める医師・浅野役を好演していた。東京公演は4月6日まで。

 なお、本作を映画化した「パコと魔法の絵本」(監督=中島哲也 主演=役所広司)も今秋、公開予定だ。
公演データ
2008.3/21(金)〜4/6(日) PARCO劇場

【スタッフ】 作=後藤ひろひと 演出=G2
【キャスト】 吉田鋼太郎/志村玲那/笠原浩夫/新妻聖子/山内圭哉/中山祐一朗/戸次重幸/月船さらら/楠見薫/春風亭昇太/岡田浩暉

・チケット発売中
・全席指定8,500円
・お問い合わせ=キューブ TEL.03-5485-8886、劇場 TEL.03-3477-5858

*4/10(木)新潟・りゅーとぴあ、11(金)宮城・イズミティ21、14(月)〜 16(水)大阪シアター・ドラマシティ、17(木)広島厚生年金会館、18(金)福岡市民会館、21(月)愛知厚生年金会館でも公演あり