わらび座ミュージカル『火の鳥鳳凰編』プレビュー公演 - 2008年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/我王役のパク・トンハ(左)と速魚役の碓井涼子
▲我王役のパク・トンハ(左)と速魚役の碓井涼子
写真/ブチ役の今泉由香(左)と茜丸役の戎本みろ 写真/妹尾河童によるスケールの大きな美術も見どころ

▲ブチ役の今泉由香(左)と茜丸役の戎本みろ

▲妹尾河童によるスケールの大きな美術も見どころ
 秋田県を拠点に全国各地でミュージカルを上演しているわらび座が、今年、生誕80周年を迎える手塚治虫の名作漫画「火の鳥」をミュージカル化。演出に栗山民也、主演にパク・トンハ、戒本みろと豪華な布陣で送る。4月25日から新宿文化センター 大ホールで行われる本公演に先駆けて、プレビュー公演がパルテノン多摩で行われた。

 今回上演されるのは、奈良時代を舞台に2人の仏師・我王(パク)と茜丸(戒本)の宿命の戦いを描いた「鳳凰編」。人間の生命、愛、幸福などの普遍的なテーマを深く掘り下げた「火の鳥」全編を象徴するような物語だ。
 幕が開いた直後からキャスト全員の迫力ある大合唱が始まり、観客を一気に引き込む。物語が進むにつれ、アンサンブルの良さだけでなく、キャスト一人ひとりのうまさも際立ってくる。王子役のイメージが強いパクが、低く太い声で荒々しい我王を力強く表現。新たな一面を見せた。一方、戒本は徐々に悪心に染まっていく茜丸を、緩急をつけて丁寧に演じる。彼らを支える速魚役の碓井涼子とブチ役の今泉由香の好演も印象的だった。

 我王と茜丸の対比に焦点を絞った栗山の演出が冴え、壮大な物語をテンポ良く見せることに成功している。手塚治虫の世界観を忠実に再現したセットや衣裳も見どころの一つだろう。

 なお、東京公演の後、2010年3月まで順次全国で公演を予定している。詳細は劇団サイトを参照。