三宅健主演『第17捕虜収容所』製作発表 - 2008年5月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/左からおかやまはじめ、袴田吉彦 写真/左から田中幸太朗、斉藤洋介、鈴木裕美

▲左からおかやまはじめ、袴田吉彦

▲左から田中幸太朗、斉藤洋介、鈴木裕美
 『卒業〜THE GRADUATE〜』『第32進海丸』『殺人者』など、舞台での活躍が続いている三宅健。彼が次作として挑むのは、かつて鬼才ビリー・ワイルダー監督が映画化、ウィリアム・ホールデンがアカデミー賞主演男優賞を受賞したブロードウェイの名作舞台『第17捕虜収容所』だ。舞台は第二次世界大戦の後期、ドイツのアメリカ人捕虜収容所。ドイツ軍のスパイと疑われながら、真実を突き止めようとする捕虜のセフトン(三宅)を軸とした人間模様を、スリリングかつシリアスに描く。三宅ほか4人の共演者、そして演出の鈴木裕美を迎えての製作発表が行われた。

 主なコメントは以下のとおり。
鈴木裕美(演出)
今回は、収容所に押し込められているアメリカ人の捕虜たちと、それにかかわってくるドイツ軍の人々との物語です。出演する12名の男たちの、いろいろな生き方とか人生のあり方というものを中心にお目にかけられたらと考えています。稽古場ももちろん、男性ばかり12人いますので、部活のような雰囲気になっているんです。部活でもそうであるように、威張っているヤツがいたりとか、イジメられているヤツがいたりとか、おちゃらけているヤツがいたりとか、それを突っ込んでいるヤツがいたりとか、そういうような男たちの様をご覧いただきたいなと思っています。
『第32進海丸』の時も男性ばかりだったんですが、三宅さんも含めて、また違った魅力をお目にかけることができればと思います。『第32進海丸』の三宅さんは、非常に内にこもって、最後まで本当の気持ちを言わない役でしたが、今回は、逆に外に出すような役です。いじめられっ子なんだけど、反発していくような。彼にはそういうキャラクターが面白いのではと考えていた時、この作品が思い浮かびました。男ばかりの稽古場は……たいがい精神年齢が下がりますね(笑)。女優さんがいらっしゃると自動的に気取るので(笑)。

三宅健 セフトン役
この作品は、日本でも何度か上演されているんですが、この座組みにしかできない新しい『第17捕虜収容所』にしたいと思っています。僕の作品は、なぜか男性が多いんですけど、今回はみなさん初めての方。稽古も楽しくやらせていただいています。この役は一言で言うと「憎まれっ子世にはばかる」といった感じです。観ていただく方にも「この人、本当に嫌な人だな」って思ってもらえるようになったらいいなと思います。映画のウィリアム・ホールデンは渋くてワイルドでよかったんですが、彼のやったことをなぞっても意味がないですし、十人十色で、演じる人がその人にしかできないセフトンがあると思います。今はそれを模索しているところです。

田中幸太朗 シュルツ伍長役
三宅さんが話してくれたことと同じです(笑)。頑張ります! 男ばかりの稽古場は楽しいです。シュルツは楽しい役。(監視するドイツ兵として)収容所に入ってきてかき回したりする。歌ったり、踊ったりもするので、そこもぜひ観ていただきたいです。

おかやまはじめ ストッシュ役
今回、台本をいただいた時、「すっごい面白いんだけど、すっごい大変だな」と思いました。稽古をやっている最中なんですが、いまだにその感想は変わっていません。大変というのは、集団劇なので基本的に10人くらいは舞台に上がっているのですが、しゃべっている人間以外の役者も、そこでずっと演じなければいけないという点です。例えばアイコンタクトなどで、観ている方に「なるほど」と思わせるような、お互いの関係を表現しなければならない。でも、演じる時に大変というのは、すごく面白いことでもあるので、この素晴らしい作品をぜひご覧いただきたいと思っています。
ストッシュ役は、収容所の中では一番年配。重苦しい空気になった時に、常に明るい方向に笑いでもって雰囲気を変えていこうとする役割を担っています。なので、舞台では、その空気の変わり方をぜひご覧いただきたいです。

斎藤洋介 エーベルバッハ大佐、赤十字視察官役
鈴木さんの方からも、精神年齢が下がるという話がありましたが、幸太朗は僕の息子と同い年で。私は孫もいるような年齢なんですが、飲みにいったりして、いつのまにか大幅に精神年齢が下がったと思っています。映画もものすごい作品。今回は建前として三宅さんが主役ということになっていますが(笑)、全員の役どころが大切な作品だと思います。なので、同じ板の上で、お互いが足を引っ張り合わないように張り合ってやっていきたいと思っています。舞台全体は明るく進行していくけども、戦時下にあるにもかかわらず、具体的に戦ってない特殊な状況の中にいるというのは、登場人物たちはおそらく切ない気持ちを抱いているはず。サディスティックに相手をいじめることでしか、自分の存在価値を見出せない状況にいるんじゃないかと。

袴田吉彦 プライス役
今まで、いろいろな舞台や映画、ドラマをやらせていただいたのですが、初めて挑戦するジャンルなので、本を読んだ時に不安がいっぱいだったんですけども、本読みもして稽古も始まって、楽しみに変わりつつあります。本番も楽しんで頑張りたいと思います。男ばかりで気を使わなくてもいいので、稽古中も意見を言い合えるし相談もできる。お酒も飲めますし(笑)。だから、稽古も楽しんでやらせていただいています。プライスは副リーダー。収容所のみんなをまとめて引っ張っていく役。そのあたりを観ていただきたいですね。
公演データ
【スタッフ】 作=Donald Bevan & Edmund Trzcinski 「STALAG17」 訳=鴇澤麻由子 台本=飯島早苗 演出=鈴木裕美
【キャスト】 三宅健/田中幸太朗/おかやまはじめ/松村武/小林十市/堀文明/小村裕次郎 /粟野史浩/池上リョヲマ/瀧川英次/斎藤洋介/袴田吉彦

【東京公演】
2008.5/19(月)〜6/8(日) 東京グローブ座
・チケット発売中
・全席指定S席8,500円/A席7,500円/B席5,500円
・お問い合わせ=テレドーム TEL.0180-993-888(24時間テープ案内)

【大阪公演】
2008.6/13(金)〜15(日) シアターBRAVA!
・チケット発売中
・全席指定S席8,500円/A席7,500円
・お問い合わせ=テレドーム TEL.0180-993-888(24時間テープ案内)