『愛と青春の宝塚〜恋よりも生命よりも〜』製作発表 [記者会見] - 2008年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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▲左から貴城けい、湖月わたる、紫吹淳、彩輝なお
▲左から貴城けい、湖月わたる、紫吹淳、彩輝なお
 元宝塚トップスターたちが出演するオリジナルミュージカル『愛と青春の宝塚 〜恋よりも生命よりも〜』の製作発表が8日、都内ホテルで行なわれた。会見にはマスコミ関係者のほかに、抽選で選ばれた一般客200名も出席した。紫吹淳、湖月わたるらが現役のタカラジェンヌだった頃を彷佛とさせるメイクと衣裳で登場すると、会場は大いに盛り上がりを見せた。

 02年にフジテレビ系で放映されたドラマ「愛と青春の宝塚」をミュージカル化。戦争という時代の流れに翻弄されながらも舞台に夢をかけたタカラジェンヌたちの姿を描く物語に、かつて宝塚歌劇団でステージに花を咲かせた元トップスターたちが挑む。

 主演のリュータンこと嶺野白雪役には、紫吹淳と湖月わたるが、タッチーこと橘伊吹役には、彩輝なお、貴城けいが、それぞれダブルキャストとして出演する。また、星風鈴子役、紅花ほのか役も、星奈優里らがダブルキャストとして出演する。全国公演も含めた約70回の公演で、元トップスターたちによる4つのキャスティングパターンが観られることが特徴だ。その他、男性キャストとして、石井一孝、本間憲一、佐藤アツヒロが出演する。

 脚本は、テレビドラマ版と同じく大石静が担当。演出は、第10回千田是也賞などの演劇賞を多数受賞している鈴木裕美が行なう。

 東京公演は12月2日(火)から(同月1日(月)にプレビュー公演)、新宿コマ劇場にて開幕。同劇場は12月末に閉館が決まっており、本作はそのファイナルミュージカルとなる。宝塚歌劇の創始者である小林一三が建設した同劇場で、宝塚歌劇を題材にした作品を元タカラジェンヌの出演者たちで送ることは同劇場の最後を飾る舞台に相応しいと製作サイドも意気込んでいる。なお、大阪、福岡、広島など全国20カ所でも公演あり。

 出席者の主なコメントは以下の通り。
写真/大石静 写真/鈴木裕美

▲大石静

▲鈴木裕美
写真/紫吹淳 写真/湖月わたる

▲紫吹淳

▲湖月わたる
大石静(原作・脚本・原詞)
ドラマとは違い、今回は本当に宝塚にいた方たちが出演します。彼女たちの生身の女の気持ちが描かれているところが見所です。ドラマは全部で5時間だったのですが、今回休憩時間含めて3時間くらいの作品。皆さんに一人ずつ歌っていただき、踊っていただくシーンを考えると、芝居に費やされるのは一時間くらいです(笑)。5時間だったものを1時間にしたことが、私が最大に力を入れた点です(笑)。良いところを抽出して作ったことで、ぎゅっと絞られた良いものができるのではないかと思います。

鈴木裕美(演出)
小さい頃から宝塚はよく観ていましたし、私が生まれる前からあったコマ劇場の最後のミュージカルということなので、気が引き締まる思いでやらせていただこうと思っています。私自身も演劇人として、演劇人が舞台にかける情熱や誇り、演劇人のくだらないところなどを描きたいと思います。メインで描くのは宝塚の舞台の上ではなく、その裏側です。宝塚の豪華なセットや衣裳、メイクなどがない時のタカラジェンヌたちの素顔にも注目してください。

紫吹淳 嶺野白雪役
現役の時に戻ったようで、懐かしい気分です。この時代に強く、たくましく生きたリュータンに命を注ぎ、悔いなく演じます。宝塚の舞台裏、タカラジェンヌの丸裸な姿を観てほしいと思います。舞台は生モノですので、4つのキャスティングで毎日何が起こるかわかりません。そういったところも楽しみにして連日足をお運びください。

湖月わたる 嶺野白雪役
激動の戦争の時代に夢を忘れることなく、舞台に情熱をかけた先輩たちのおかげで今の私たちがあります。そんな感謝の思いを込めて演じたいと思います。今回こうした形で、ここにいる皆さんと共演できることが嬉しいです。同じ作品でも、違う方たちが演じると違うものができるので、それぞれの組み合わせで、いろんな色が出せるのではないでしょうか。
写真/彩輝なお 写真/貴城けい

▲彩輝なお

▲貴城けい
写真/星奈優里 写真/大鳥れい

▲星奈優里

▲大鳥れい
彩輝なお 橘息吹役
この作品に巡り合えて、幸せな気持ちでいっぱいです。宝塚の女性として誇りを持ち、役者として原点に帰るつもりで、この作品に取り組みたいと思います。この舞台を宝塚にいた人たちと一緒にやれるということで、等身大の自分達を表現できるのではないでしょうか。毎日違うメンバーで送るライブ感を楽しんでいただければと思います。

貴城けい 橘息吹役
大先輩がたが守ってこられた宝塚を舞台にした作品に出られることをたいへん光栄に思っています。この作品を通して、宝塚をご存じの方、ご存じでない方、たくさんの方に感動を届けたいです。今回はひとつの役をもう一人の別の方が演じるので、私の場合は役柄の相談について稽古場で彩輝さんと相談しながらできるのではないかと思います。それぞれの組み合わせで違ったものが生まれてくることを期待してください。

星奈優里 星風鈴子役
こうして懐かしいメンバーと、先輩たちの過ごした時代の舞台を演じることができてとても光栄です。ダブルキャストの舞台は初めて。でも、今回のメンバーは宝塚で舞台をご一緒した方たちなので、いろんなことをしても、皆さんが必ず受け止めていただけると思います。楽しみにしています。

大鳥れい 星風鈴子役
宝塚歌劇団が100年も経った今もなお輝き続けているのは、今まで舞台に立ってこられた方々、スタッフの方々、そしてお客さまのお力があったからだと、今改めて感じております。ドラマ版の中でリュータンさんのセリフで「タカラジェンヌの体はダイヤモンド」というのがあるのですが、この言葉に恥じないようにタカラジェンヌ魂というものを舞台の上で表現できたらなと思っております。
写真/紫城るい 写真/映美くらら

▲紫城るい

▲映美くらら
写真/本間憲一 写真/石井一孝

▲本間憲一

▲石井一孝
紫城るい 紅花ほのか役
大先輩たちが作って、守ってきた宝塚という世界を、タカラジェンヌだった私達が表現、体現できることは本当に光栄だと思っています。私の役は、リュータンさんの大ファンなのですが、私たちが娘役として現役の時に抱いたワクワク感をもう一度味わえることが楽しみです。あと、(ふだん、タメ口を聞けない)上級生の方と、同期の役ができるというのも嬉しく思います(笑)。

映美くらら 紅花ほのか役
一緒に舞台を作ってきた先輩たちと、もう一度、舞台に立てることを楽しみにしております。実際に宝塚にいた私達だからこそ出せる作品になると思うので、楽しみながら皆さんと作っていきたいと思います。常に良い緊張感を保ち、一回一回の刺激を楽しみながら、常に新鮮な気持ちで演じられるのではないかなと思います。

本間憲一 速水悠介役
(出演者が女性ばかりなので)今、一生懸命に居場所を探しています(笑)。長いこと、舞台で仕事させて頂いておりますが、これほどたくさんの女性に囲まれて、お仕事させていただくのは初めてなので、うれしいような、ちょっと恐いような気持ちです(笑)。お世話になっている大石さんとも、一緒にお仕事ができることは大変嬉しく思っています。レベルの高い作品にしたいと思います。

石井一孝 影山航役
今回、僕は二つ目標があります。まずは、非常に肩身が狭いので、本間さんと佐藤アツヒロくんと手に手を取って、華やかで豪華な女性陣に一矢報いたい、と思っております(笑)。もうひとつは、これまでに多くの宝塚を卒業された方と一緒にお仕事してきた中で、いろんな方からいろんなことを聞いて、すっかり宝塚通になっているので、こうなったら宝塚の裏の裏まで知り尽くしたい(笑)。ともあれ、華やかで、素敵な舞台を作りたいと思います。
公演データ
2008.12/2(火)〜22(月) 新宿コマ劇場

【スタッフ】 原作・脚本・原詞=大石静 演出=鈴木裕美 作曲=三木たかし 作詞=高橋知伽江 振付=前田清実
【キャスト】 紫吹淳/湖月わたる/彩輝なお/貴城けい/星奈優里/大鳥れい/紫城るい/映美くらら/石井一孝/本間憲一/佐藤アツヒロ ほか

・10/4(土)前売開始
・全席指定S席12,000円/A席7,000円/B席3,000円
・お問い合わせ=新宿コマ劇場 TEL.03-3200-2213