『ムサシ』製作発表 [記者会見] - 2009年1月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/上段左から吉田鋼太郎、鈴木杏、白石加代子、辻萬長、井上ひさし。下段左から小栗旬、蜷川幸雄、藤原竜也
▲上段左から吉田鋼太郎、鈴木杏、白石加代子、辻萬長、井上ひさし。下段左から小栗旬、蜷川幸雄、藤原竜也

  作家・井上ひさし、演出家・蜷川幸雄という二人の巨匠がタッグを組み、さらには、若手実力派俳優の筆頭株・藤原竜也と小栗旬を主演に据えた話題作『ムサ シ』の製作発表が行われた。蜷川は、05年の『天保12年のシェイクスピア』以降、『藪原検校』『道元の冒険』『表裏源内蛙合戦』と、次々に過去の井上作 品に挑戦。それらを経て、今回、初めて井上の新作を演出することとなった。

 

 今作は、吉川英治の代表作「宮本武蔵」をベースに、井上が20年以上も前から構想を温めてきた企画だという。井上は「ブロードウェイでやるという話もあ りましたが、立ち消えになってしまった。今の時代に、新しい考え方でもう一度『ムサシ』を書いてみたいと思った」とコメント。ただ、まだ脚本ができていな いようで、蜷川は「私たちは全員、佐々木小次郎です。武蔵(台本)が船に乗って早く来ないかなと巌流島で待っています」と冗談交りに語った。

 

 井上の構想では、物語は巌流島での決闘の後からスタートするとのこと。今までにはない新しい宮本武蔵像に期待が高まる。会見でのコメントは以下の通り。

井上ひさし

吉川英治さんの「宮本武蔵」は国民文学と言ってもいいほどの大作であり、傑作です。子供のころから何度も何度も読んで、宮本武蔵が世界で一番えらいとさえ 思っていました。しかし、試合という名のもとに相手を殺して成長していくのはどこかおかしい。なぜ人を斬ることが自己成長につながるのか。武蔵はその部分 を自己批判しなければいけないんです。そしてそこからどういう風に乗り越えていくか。そのあたりが今回の主眼になると思います。



蜷川幸雄

人を殺しながら成長するという人間が、どういう矛盾を抱えているのか。そこの考えは井上さんと共有できていると思います。ある日、ある時、ある場所に、自 分で選択しなければそのパフォーマンスを享受できないという演劇の根源的な魅力を全員で作り上げていきたいと思っています。



藤原竜也

蜷川幸雄さんに井上ひさしさんという、どデカい壁に挑む怖さがあります。そして何よりも、小栗旬という俳優と肩を並べて挑戦する楽しみがあります。皆さんに素敵な作品を届ける準備はできています。ぜひ楽しみにしていただきたいです。



小栗旬

今から約5年前に『ハムレット』で共演して以来、尊敬し続けている俳優・藤原竜也さんとこういう形で一緒にまたできることをすご

 

く楽しみにしています。井上さん、蜷川さんが作る設計図に負けないようにがんばっていきたいと思っています。



鈴木杏

船に乗ってはいるけれども、今はどの川の流れに乗るのか分からない状態です。きっと井上ひさしさんが描く波はとても高いものだと思っています。不安もありますが、一緒に船に乗っている方たちが尊敬と信頼できる方ばかりなので、どんな旅になるか今から楽しみです。



辻萬長

井上さんの新作は久しぶりですし、蜷川さんの演出は10年ぶりです。わくわくしています。(吉田)鋼太郎と(鈴木)杏ちゃんは『奇跡の人』という作品で共 演して以来です。白石(加代子)先輩と若いお二人(藤原竜也・小栗旬)とは初めてです。すごい刺激をもらうことになると思います。



吉田鋼太郎

井上さん、蜷川さん、そしてこの共演者の方々を見て、もう何も言うことがないです。本がなくたっていいじゃないかと思えるくらいです(笑)。僕はこの記者 会見の場にいるだけで震えがします。最終的にこの震えが大きな波動となって、お客さんに伝わればいいなと思っています。



白石加代子

主要メンバーで女性は私と(鈴木)杏ちゃんだけなので、どちらがおつう役をやってもいいと思ってます(笑)。ここで井上さんにアピールしておきたいと思います(笑)。この先は波瀾万丈な展開が予想されますが、心強いメンバーで荒波は乗り越えられると思ってます。

インフォメーション

【スタッフ】 作=井上ひさし(吉川英治「宮本武蔵」より) 演出=蜷川幸雄 音楽=宮川彬良
【キャスト】 藤原竜也/小栗旬/鈴木杏/辻萬長/吉田鋼太郎/白石加代子 ほか

【東京公演】
2009.3/4(水)〜4/19(日) 彩の国さいたま芸術劇場 大ホール
・1/31(土)前売開始
・全席指定S席10,500円/A席8,500円
・お問い合わせ=ホリプロ TEL.03-3490-4949/こまつ座 TEL.03-3862-5941

【大阪公演】
2009.4/25(土)〜5/10(日) 梅田芸術劇場 シアター・ドラマシティ
・2/28(土)前売開始
・全席指定10,500円
・お問い合わせ=劇場 TEL.06-6377-3888

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