『グリーンフィンガーズ』公開舞台稽古・囲み取材[公開舞台稽古] - 2009年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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写真/住田隆(左)と、平幹二朗
▲住田隆(左)と、平幹二朗
写真/左から、山田純大、なすび、住田隆、石田太郎

▲左から、山田純大、なすび、住田、石田太郎

 人気グループ、嵐の相葉雅紀が主演を務める舞台『グリーンフィンガーズ』が、23日に青山劇場で開幕。本番を前に、その公開舞台稽古と囲み取材が行なわれた。

 イギリスにある、高い塀も牢屋もない自由な規律のエッジヒル更生刑務所を舞台に、囚人たちがガーデニングを通してそれぞれの生きがいを見つけ、再生して いく。そんな実話をもとにしたイギリス映画(01年)を、笑いあり涙ありで舞台化した本作。演出を、相葉の主演作を手掛けるのは『燕のいる駅』(05 年)、『忘れられない人』(07年)に続き3作目となる青年座の宮田慶子が担当する。

 相葉が演じるのは、10代のころに殺人を犯し、長い間刑務所生活を送る主人公コリン。移送された更生刑務所で彼は、ルームメイトの風変わりな老人ファー ガス(平幹二朗)から強引にプレゼントされた花の種を渋々まき、育て始める。やがて、コリンには天才庭師=グリーンフィンガーズの素質があると分か り……。

  中央にある大きな木を中心に部屋や食堂、庭が回転する書割の舞台装置は、開放的な更生刑務所の特徴をうまく再現し、映画のシーンのように場面がテンポ良く 切り替わっていく。ピアニスト稲本響が音楽監督を手掛ける生演奏も効果的で、Malのヒューマンビートボックス(口で打楽器のリズムを出す手法)はステー ジ上の躍動感をあおり、弦楽器の優しい音色はイギリスの田園風景を彷彿とさせた。野草の草花で埋め尽くされたラストシーンも美しく、印象に残った。相葉 は、無気力に過ごしていた日々から、命を育てる喜びを知り、希望に向かって歩み始める主人公の変化を切々と演じた。平は、優しいファーガスをミステリアス な雰囲気と存在感で好演した。

「この作品に参加し始めてから、楽屋や家の庭で、物語に出てくる花たちをちょっとずつ集めて育てています。今朝も、『初日、頑張ってくるぞ』と声を掛けて きました(笑)」と新たな出合いにうれしそうな様子の相葉。平は、「忙しくて出来ないガーデニングの代わりに、この舞台で“心の花”を咲かせます」と意気 込みを語った。今回が初共演となるベテランの平から「相葉くんは、多感で、とてもまじめで、ハートが優しい。役にピッタリ」と太鼓判を押された相葉は、 「コリンがどん底から這い上がっていく過程を見てほしいです。『逆境は自分の味方』ということを僕自身が演じながら感じたので、お客様にもそのメッセージ を伝えたいです。これまで稽古を1カ月やってきて、今は一つ一つやってきたことが大きくなっているのを実感しています」と自信をのぞかせた。東京公演は3 月10日まで。

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