The Musical『AIDA アイーダ―宝塚歌劇「王家に捧ぐ歌」より―』公開舞台稽古 - 2009年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
安蘭けい(左)と伊礼彼方
▲安蘭けい(左)と伊礼彼方
安蘭けい 伊礼(左)とANZA

▲安蘭

▲伊礼(左)とANZA
ANZA ピラミッド状のセット

▲ANZA

▲ピラミッド状のセット
憎しみの連鎖が描かれる 会見より。安蘭

▲憎しみの連鎖が描かれる

▲会見より。安蘭

03年に初演され、文化庁芸術祭演劇部門優秀賞を受賞するなど高い評価を受けた宝塚歌劇『王家に捧ぐ歌』。オペラ『アイーダ』をモチーフに、オリジナルの脚本・音楽で独自の世界観を生み出した同作が、キャストに男性を含む“The Musical『AIDA アイーダ』”として新たに上演されることとなり、初日前日の28日、公開舞台稽古が行われた。

古王国時代のエジプト。王女アムネリスの想い人で将来のファラオと目されている将軍ラダメスは、捕虜として捕えたエチオピア王女アイーダと恋に落ちる。共に祖国を捨てる決意したラダメスとアイーダだったが、憎しみの連鎖が、彼らを悲劇へと導いていく——。

作・演出は、宝塚歌劇団の座付き作家・木村信司。「戦いは新たな戦いを生むだけ」「この世に平和を」といった強い反戦メッセージが織り込まれ、宝塚歌劇としては異色の作風で話題を呼んだ『王家に捧ぐ歌』だが、『AIDA』でも大筋は同作を踏襲している。ただ主人公をラダメスからアイーダへと代え、“平和を訴えること”から“愛すること”へと脚本の力点を移したことで、反戦色が目立ちすぎることなく、物語がより深みを増した印象だ。また、甲斐正人の楽曲はロマンチックな色合いと迫力を兼ね備え、聴き応えたっぷり。新曲追加のほか全編に渡りアレンジが施され、男性コーラスが入ったこともあり、新たな魅力を打ち出している。

アイーダ役は、宝塚歌劇版でも同役を演じた元星組男役トップスターの安蘭けい。歌劇団退団後4カ月にして見事なソプラノを披露し、実力派スターの面目躍如といったところ。周囲が戦いに明け暮れる中、「私は愛する」と凛と立つアイーダの芯の強さが、宝塚版以上に明確に表現されている印象を受けた。また、『エリザベート』のルドルフ役などで注目を浴び、今回ラダメス役に抜擢された伊礼彼方は、文字通り体当たりで役に挑み、正義感あふれる将軍に説得力を持たせていた。アムネリス役のANZAも、気位の高さと繊細さを併せ持つ複雑な女性心理を細やかに表現。そのほかの共演者にも、光枝明彦、沢木順、宮川浩、林アキラなど、ベテランがそろう。

舞台稽古を前に記者会見を行った安蘭は、「初演から何年か経ち、愛についてもより深く考えられるようになりました」とコメント。作品の魅力については「メインの人だけでなく、みんなが主役になれる。周りの人々がいないと成立しない作品」と話し、「出演者みんなで力を込めて創り上げた」と、カンパニーの強い絆もアピールしていた。

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/1411