話題の十二月大歌舞伎、開幕迫る! - 2009年12月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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集合写真

歌舞伎を手掛けるのは初となる宮藤官九郎作・演出の新作『大江戸りびんぐでっど』、6年ぶりの再演となる野田秀樹作・演出の『野田版 鼠小僧』など豪華な内容で話題の十二月大歌舞伎。開幕を前にした11月24日、出演者に加え宮藤、野田も顔をそろえての稽古場取材会が行われた。

演出する宮藤の顔にも笑いが/「大江戸りびんぐでっど」稽古より

▲演出する宮藤の顔にも笑いが/『大江戸りびんぐでっど』稽古より

歌い踊るゾンビたち/「大江戸りびんぐでっど」稽古風景より

▲歌い踊るゾンビたち/『大江戸りびんぐでっど』稽古風景より

昼の部に、『操り三番叟』『野崎村』、そして新古演劇十種の内『身替座禅』に続いて上演される『大江戸〜』は、世話物、時代物ならぬ歌舞伎界初の “ゾンビ物”? タイトル通り江戸にゾンビが現れて大わらわ! 市川染五郎演じる半助と中村勘三郎演じる新吉がクサヤ売りで、ゾンビに殺されてもそのクサヤ汁を塗れば生き返るというのだが……。劇中ではオリジナル曲「大江戸りびんぐでっど音頭」「はけん節」を歌い踊るにぎやかなシーンもあり、ユーモアや躍動感などクドカンテイストあふれる作品に仕上がりそうだ。

稽古を終えた宮藤は、「怪談に出てくる日本的お化けとは違い、ゾンビという西洋的なものが歌舞伎に合いそうな気がした。それに、江戸時代ってなんだか大らかなイメージがあって、もしゾンビが現れたとしても人びとは仲良くしようと考えるんじゃないかなと。花道をゾンビで埋め尽くせたらいいなと思います」と意気込みを語った。

広い稽古場を動き回って演出する野田/「野田版 鼠小僧」稽古より

▲広い稽古場を動き回って演出する野田/『野田版 鼠小僧』稽古より

左から野田、勘太郎、勘三郎/「野田版 鼠小僧」稽古より 

▲左から野田、勘太郎、勘三郎/『野田版 鼠小僧』稽古より

そして夜の部、『引窓』『雪傾城』のあとに上演される『野田版 鼠小僧』。03年、野田が江戸時代に義賊と呼ばれた鼠小僧を題材に書き下ろした同作。野田ならではの言葉遊びを交え、スピード感たっぷりに展開する。再演を受けて野田は、「初演の時は8月でしたが、ようやく作品で描いた季節に上演できるのがうれしい。再演ということでさらに磨きをかけていきたいし、この作品が歌舞伎の中でレパートリーのようになっていけば」とコメントした。

また、両作品に出演する勘三郎は、「昼に宮藤さんの作品、夜に野田さんの作品なんて、普通の演劇公演でもあり得ないような贅沢さ。それをこの“さよなら公演”で実現できたことが本当にうれしい。僕は両作品に出演するけど、どっちの作品も負けたくない!という気持ちが強くてテンションが上がりますね。それに、同時代に生きる二人の作家が本を書いて、動きや演出をつけてくれて、それを僕らがやるというのはもちろん、『身替座禅』があったり『引窓』があったり、『野崎村』があったりっていう中に、こういう作品をやれるような時代がきたんだなと感慨深い」と思いを語った。

上演は歌舞伎座で12月2日(水)から26日(土)まで。

インフォメーション

『十二月大歌舞伎』

【キャスト】中村勘三郎/坂東三津五郎/中村福助/中村橋之助/市川染五郎/ほか

2009年12月2日(水)〜26日(土)
・ 会場=歌舞伎座
・チケット発売中
・料金=全席指定一等席16,000円/二等席12,000円/三階A席4,200円/三階B席2,500円/一階桟敷席18,000円
・お問い合わせ=チケットホン松竹 TEL.03-5565-6000

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