中村勘太郎主演 舞台『おくりびと』制作発表会 - 2010年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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左から滝田洋二郎、柄本明、田中麗奈、中村勘太郎、真野響子、G2

▲左から滝田洋二郎、柄本明、田中麗奈、中村勘太郎、真野響子、G2

09年の米国アカデミー賞外国語映画賞をはじめ、国内でも映画賞を総なめにし、多くの人を感動の渦に巻き込んだ映画「おくりびと」。その舞台版の制作発表が3月24日に行われ、脚本の小山薫堂、演出のG2、出演者の中村勘太郎、田中麗奈、真野響子、柄本明、そして映画版を監督した滝田洋二郎が顔をそろえた。

同作は、映画をそのまま舞台化するのではなく、その7年後の物語を描くもの。映画で脚本を務めた小山薫堂が新たに書き下ろす。

納棺師・小林大悟(勘太郎)と妻・美香(田中)の間には子どもが生まれ、幸せな暮らしが続いていたが、大悟は自分が納棺師であることを息子に言い出せないでいる。そんなある日、彼は会社の社長・佐々木(柄本)から人事部長に任命され、求人広告を出した。その面接に現れたのは……。

映画の世界観を守りつつ、真野響子が舞台オリジナルの人物、楽器教室の先生・見城恵子役として登場するなど、新たに生み出される物語に注目が集まる。また、映画版に続き久石譲が手掛ける音楽は生演奏。会見では実際にテーマ曲の演奏が披露され、登壇者はもちろん、集まった記者たちもしばし聴き入った。

登壇者のコメントは以下の通り。

小山薫堂 G2

▲小山薫堂

▲G2

小山薫堂(作)
最近は本当に暗いニュースが多いですし、やりきれない思いを抱えている人もたくさんいらっしゃると思いますが、そういう絶望的な悲しみを人はいかにして乗り越えていくのか……生きていく強さというか、そういうものを今回の舞台にはメッセージとして込めています。また映画にはない要素として、介護というテーマも入れたいと思っています。映画版とはまったく違う作品に仕上がると思いますので、ぜひご覧になってください。

G2(演出)
この作品の舞台版を手掛けるというのは本当にプレッシャーでもありますが、映画版には負けないくらい、スタッフやキャストの思いを劇場空間に満たしていきたい。今回は、観客の皆さまに“感じて”いただけるような抽象的で面白い舞台美術を考えています。そんな空間の中での生演奏による音楽と腕の立つ役者さんの演技、まさに“生”の感動を味わっていただければと思います。納棺のシーンをどうするか、今考えているところですが、そこは、歌舞伎役者の勘太郎君にいろいろと相談をしつつ、死者を送り出す凛とした空気を劇場に広げられればいいと思っています。今日からがスタートなのでこの2カ月で精力をかけて素敵な舞台にしたいです。

中村勘太郎 田中麗奈

▲中村勘太郎

▲田中麗奈

中村勘太郎
映画版が本当に素晴らしい作品だったので、舞台版のお話をいただいて光栄です。映画の魂を引き継ぎつつ、みんなでいい舞台にできればと思います。昨日も納棺師の方にお話をうかがってきたのですが、納棺のシーンでは、映画で本木雅弘さんが放っていたような優しく温かいオーラを、自分も劇場に広げられたらと思っています。チェロは……実は和楽器はできますが、弦楽器はからきしだめで……(笑)。これからしっかり稽古します。

田中麗奈
映画を観て感動した一人なので、たくさんの人たちが愛した映画の意思を引き継いで、自分なりに表現していけたらと思います。舞台出演はまだ2度目なのでプレッシャーもありますが、それを感じすぎないように演じられたら。夫を支える妻として、息子を育てる母として、家族の絆、夫婦の絆を大切にしながら生きる女性の姿を、喜怒哀楽を持って演じられたらと思っています。

真野響子 柄本明

▲真野響子

▲柄本明

真野響子
私の役は映画にはなかった役で、現時点ではどういう役か分からないことも多いのですが、ここにいる皆さんのお力を支えにしております。舞台の上で生き生きといられるように頑張りたいと思っています。柄本さんとは先日ドラマ「坂の上の雲」で夫婦を演じさせていただいて、またご一緒できてうれしいです。今回はどうやら私の片思いだそうですが……(笑)。

柄本明
佐々木役といえば、映画では僕が非常に尊敬している山崎努さんが演じられた役。今回も、山崎さんが演じた線上にあるのかなぁ……そうではないのかなぁ……と漠然と考えているところで、まだよく分からないな(笑)これからですね。僕は(中村)勘三郎さんと芝居をよく一緒にやっているのですが、勘太郎はその息子なんで、ビシバシいこうかと(笑)。

滝田洋二郎
映画の時にも題材がデリケートなので難しいところもあったのですが、それは舞台でも同じこと。舞台についてはG2さんにすべてお任せしているので、自分の映画が、映画とは違うキャストで演じられることが非常に楽しみです。

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