大地真央がイライザ役を卒業! 『マイ・フェア・レディ』制作発表会 - 2010年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
左から升毅、上條恒彦、大地真央、石井一孝、大空眞弓、西川信廣(演出)

▲左から升毅、上條恒彦、大地真央、石井一孝、大空眞弓、西川信廣(演出)

大地真央主演の『マイ・フェア・レディ』が10月から11月にかけて上演される。花売り娘から貴婦人へと変身を遂げるヒロイン・イライザ役を演じ続けて今年で20年目を迎える大地は、24日に都内で行われた製作発表の場で「今回をもってイライザ役を卒業します」と発表。自身のファイナル公演に賭ける意気込みを語った。

『マイ・フェア・レディ』は、イギリスの劇作家、ジョージ・バーナード・ショーの戯曲『ピグマリオン』をもとにしたミュージカル。56年にブロードウェイで初演され、日本では63年にイライザ役に江利チエミ、彼女を見いだし貴婦人として育てるヒギンズ教授役に高島忠夫を迎え、初演された。以来、イライザ役は那智わたる、上月晃、雪村いづみ、栗原小巻と受け継がれ、90年に大地イライザが誕生した。

大地真央

▲大地真央

この日、大地は白と黒のストライプ模様の大きなリボンをあしらった実際の衣裳に身を包んで登場。共演するヒギンズ教授役の石井一孝、イライザの父アルフレッドを演じる上條恒彦、今回初参加となるヒギンズ夫人役の大空眞弓と教授の友人であるピッカリング大佐役の升毅に迎えられて登壇した。 20年をもってイライザ役にピリオドを打つ決意をした心境について大地は「宝塚を卒業する時と同じような気持ちです。男役と同じように、イライザもいつかは卒業しなければいけない役だと思っていました。20年というタイミングもありますし……」と、一つの役と向き合ってきた時間を慈しむかのように語った。そして、「集大成ということで気合いは十分。素晴らしいスタッフ、愛するキャストと心を一つに全力で取り組んでいきたいと思っております。私にとって最高の舞台にしたい」と最後のイライザ役に賭ける並々ならない意気込みを見せた。

公演は10月に福岡・博多座で幕を明け、29日昼の部の公演で通算上演回数600回を迎える。また、11月には愛知・中日劇場と東京・JCBホールでの公演も予定されている。

登壇者のコメントは下記の通り。

大地真央 イライザ役
20年間、大好きなイライザを演じられたことに感謝しています。私にとってイライザは大親友のようなもの。「こうだよね、こうかもね」と一緒に考える中で、私を育ててくれました。毎回、一から台本を読み直すのですが、新たな発見も尽きません。「変えよう」と意識したことはありませんが、ワインを熟成させるように、微調整を積み重ねて変化してきたと思います。今回も新しいキャストの方がいますし、いい化学反応が起きるでしょう。

石井一孝 ヒギンズ教授役
僕は05年からの出演なので5年目、真央さんは20年目。わずか4分の1ですけど、僕にとってもとても思い入れのある作品です。ヒギンズのせりふに「立派な言葉の尊厳と栄光は、僕たちにとって最も大きな財産なんだ」というものがあるんですが、僕の中ではこう言い換えられます、「日本のミュージカル界を牽引してきた大地真央さんの尊厳と栄光は、僕たちショービジネス界に生きる人間にとって最も大きな財産なんだ」と。そんな真央さんと、自分も大好きな作品で再び共演ができて、僕自身とても燃えております!

大地イライザ初演公演(90年)より。左から益田喜頓、大地、細川俊之
 
09年公演より、大地真央(左)と石井一孝

▲大地イライザ初演公演(90年)より、左から益田喜頓、大地真央、細川俊之

 

▲09年公演より、大地真央(左)と石井一孝

升毅 ピッカリング大佐役
東宝ミュージカル初参加で、長い歴史を持つ大地真央さん主演の『マイ・フェア・レディ』に出演することができて、とても光栄に思っております。ただ、聞くところによる今回が最後だそうで……「なんだ最後かよ」という思いと「なんとかすべり込めた」という思いがあります(笑)。新人なので、パシリでも何でもやって早くカンパニーの一員になりたいです。(と、突然「整いました!」と声を張り)「大地真央イライザ、最終公演『マイ・フェア・レディ』」と掛けまして、「自然の恵み」と解きます……(すかさず大地が「その心は?」と聞き)「広々とした“大地"と澄んだ“大空"に、常日ごろ(“ツネヒコ")から、感謝いし(“イシイ")……いたします(“マス")。(会場笑&拍手)

大空眞弓 ヒギンズ夫人役
観客席で何度も何度も拝見した作品に自分が登場することになるとは、今日まで思ってもいませんでした。でも、大好きな作品に出演できるということは自分の生きてきた証し、最高の誇りとうれしさで胸が熱くなります。そして、こんなに美しい大地さんと共演できて本当に幸せ。素晴らしい息子(石井)を得られたことにも感謝いたします。イライザの姿を通して、人間の優しさ、強さ、そして本来の姿に気付いていく“お母さん"、そんな役をやりたいなぁと心から念じております。

05年公演より。左から上條恒彦、大地、浦井健治

▲05年公演より、左から上條恒彦、大地真央、浦井健治

上條恒彦 イライザの父アルフレッド役
(自身の出演が18年に及ぶと聞き)そうですか、18年ですか! そんな長いこと、関わらせていただいいて大変光栄です。現実には(家族に)男の子しかいないもんですから、こんな美しい“娘"を持てて幸せな思いをさせてもらいました。(アルフレッド・P・)ドゥーリトルという人は自由奔放に生きたいように生きてきたけど、最後は小金に絡めとられてしょげ返ってしまう、という悲劇的な役です。中産階級の小ざかしさを体現する役どころですから、思い切り笑い飛ばしてもらえるよう、はじけて演じたいと思います。

西川信廣(演出)
02年に初めて演出した時は、真央さんとここまで長く一緒にやることになるとは思ってませんでした。“想定外"の連続でここまで来た、という感じです。『マイ・フェア・レディ』も本当によくできた作品で、演出するたびに「なんで今まで気付かなかったのか」と発見の連続。真央さんのイライザも毎回、何かを掘り当てて進化し変化するので、楽しいけど、稽古は気が抜けませんね。

インフォメーション

ミュージカル『マイ・フェア・レディ』

【スタッフ】脚本・作詞=アラン・ジェイ・ラーナー 音楽=フレデリック・ロウ 演出=西川信廣
【キャスト】大地真央/石井一孝/上條恒彦/大空眞弓/升毅 ほか

福岡公演
2010年10月18日(金)〜31日(日)
・会場=博多座
・チケット発売=8月7日(土)
・料金=全席指定A席14,000円/特B席12,000円/B席9,000円/C席5,000円
・お問い合わせ=劇場 TEL.092-263-5555

愛知公演
2010年11月2日(火)・3日(水・祝)
・会場=中日劇場
・チケット発売=9月24日(金)
・料金=全席指定A席12,000円/B席6,000円
・お問い合わせ=劇場 TEL.052-290-1888

東京公演
2010年11月17日(水)〜20日(土)
・会場=JBCホール
・チケット発売=10月16日(土)
・料金=全席指定S席12,000円(アリーナ・第一バルコニー)/A席5,000円(第二バルコニー)
・お問い合わせ=東宝テレザーブ TEL.03-3201-7777

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/2232