坂東玉三郎特別公演『牡丹亭』制作発表会 - 2010年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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兪玖林(左)と坂東玉三郎

▲兪玖林(左)と坂東玉三郎

歌舞伎の名女形・坂東玉三郎が主演を務め、08年に京都と北京で初演された昆劇『牡丹亭』が、蘇州や上海万博での上演を経て、10月に赤坂ACTシアターで開幕する。6月29日、その制作発表が行われた。

『牡丹亭』は、中国の明時代の劇作家・湯顕祖(とうけんそ)が16世紀末に執筆した代表作。全55幕を上演するのに10日を要するという大作だ。05年より蘇州語と歌のレッスンを積んできた玉三郎が、公演を重ねるごとに少しずつ出演する場を増やしていった。今回は、「遊園」「驚夢・堆花」「写真」「離魂」「幽媾」「回生」の6場を送る。

夢の中に出て来た若者・柳夢梅(りゅうむんばい)と恋に落ちた杜麗娘(とれいじょう)が、恋わずらいで命を落とした後、愛の力でよみがえり、柳夢梅と結ばれるという物語。杜麗娘を玉三郎が演じ、柳夢梅をオーディションで選ばれた昆劇の俳優・兪玖林(ゆちうりん)が演じる。

中国語の中でも難しいとされる蘇州語のせりふを見事に聞かせた玉三郎。その演技は、玉三郎が「私のあこがれ」と尊敬する京劇界の大家・梅蘭芳(めいらんふぁん)の艶やかさをしのぐと、中国国内で高い評価を得た。今回、東京で初めて披露するという玉三郎の歌声にも注目が集まる。なお、東京公演終了後は、11月に香港で上演予定だ。

会見での主なコメントは以下のとおり。

坂東玉三郎 杜麗娘役
実は最初、日本語で『牡丹亭』をやろうと思いまして、日本語で台本を書いて蘇州の昆劇院に持って行ったんです。そうしたら、中国語でやれということになりまして、ちょこっと歌ったのが3年前。90秒くらいの歌だったんですけど、大変難しかったんです。3分くらいの曲を覚えるのに1カ月もかかったので、3年かけて「ああ、よく覚えられたな」というのが今の心境です。アリアのように長い曲が(今回上演する場の中に)7〜8曲入ってるので、(ちゃんと歌いきれるか)心配です。ただ、日を重ねるごとに心情と節と言葉が滑らかになっていくと感じておりますので、今回はそれをできるだけ調整して臨みたいですね。歌い込むことでより自分の気持ちに沿った演技ができると思います。

兪玖林 柳夢梅役
一人の昆劇の役者として、日本の国宝級の女形である玉三郎先生と共演でき、とてもラッキーだと思います。女形の役者さんとご一緒するのは今回が初めてで、不安もありましたが、稽古に入ったら、それは心配ないということが分かりました。玉三郎先生は、本物の女性よりも女性らしい、細やかな仕草をされるんです。一緒に稽古をしていると、たまに男性であるということを忘れてしまうくらい。玉三郎先生が、とても風格がある、伝統的な中国人女性・杜麗娘をよく表現されていると思い、感心しました。『牡丹亭』は、愛情の物語。愛や美というのは誰もが共通して心に持っている部分ですので、必ずお気に召していただけると思います。力いっぱい頑張りたいと思います。

インフォメーション

 坂東玉三郎 特別公演『牡丹亭 〜中国・昆劇合同公演〜』

【スタッフ】 原作=湯顕祖 翻訳=波多野真矢 監修=刈間文俊
【キャスト】 坂東玉三郎/蘇州昆劇院

2010年10月6日(水)〜28日(木)
・会場=赤坂ACTシアター
・チケット発売=7月3日(土)
・料金=全席指定S席12,500円/A席9,500円
・お問い合わせ=チケットスペース TEL.03-3234-9999

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