快快とB-Floorが夏公演に向けたワークショップの成果を公開 - 2010年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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快快×B-Floorワークショップ写真1

ポップな感性が光る映像や音楽に乗せて遊び心たっぷりのパフォーマンスを繰り広げる若手ユニット・快快と、タイの気鋭のカンパニー・B-Floorのコラボレーション作品が、この夏、東京芸術劇場に登場する。タイの演劇人とも交流の深い野田秀樹芸術監督の発案で実現した企画で、8月13日から15日までの公演『Spicy, Sour, and Sweet』で上演する合作『どこでもDoor』に向け、まずはB-Floorの面々が来日し、快快とのワークショップを実施。互いの文化の違いを探り合う中でともに作り上げたという、いくつかのシーンをつないだ小作品を同劇場の稽古場で公開した。

快快×B-Floorワークショップ写真2   快快×B-Floorワークショップ写真1

稽古場に入ると、黒い椅子がいくつかのエリアに別れて並べられた光景が広がる。取材に訪れた記者たちを役者たちが案内して席に座らせると、パフォーマンス開始。それぞれの国の言葉に、時折英語を交えてしゃべる役者たちの演技から、舞台がどこであるのかが次第に分かってくる趣向だ。バス、映画館、電車、水上バスなどの客と見立てられた記者たちの周囲で、役者たちが思い思いの演技をする。男女が車座になってカレーを食べるシーンでは、日本とタイそれぞれの役者がタイでも使われているという「味の素(アジノモト)」を連呼し、時には互いに怒気を込めて叫び合い、時には愛の言葉のようにささやく、という思わず吹き出してしまう奇妙なコミュニケーションも見られた。

パフォーマンスの冒頭には、思わぬトラブルも。「ネコ耳を付けてほしい」という演出担当の快快・篠田千明の提案に、B-Floorのメンバーがそろって拒絶反応を示して、互いに戸惑うという一幕があった。日本人の感覚で「面白い」と思うものが、タイの俳優たちには「なぜそうする必要があるのか」「それを身に付けると(私たちは)どう見えるのか」という疑問を生じさせる。言葉をつくした説明が必要になるという状況は、国を越えた合作ならではだ。篠田も「今日の出来事で、お互いの社会的なミゾが明確になった。ようやく(コラボレーションの)とっかかりが見つかった気がする」と、文化的な違いを踏まえた上での創作に意欲を示した。

快快×B-Floorワークショップ写真4

今回の小作品は『どこでもDoor』のベースとなるものだが、観客参加型になるかどうかは未定。今後、7月末に再びB-Floorのメンバーが来日し、26日にオープンする東京芸術劇場運営の稽古スタジオ「水天宮ピット」にて最終的な形に仕上げる。また、B-Floorの新作『Flu O Less Sense』も同時上演される。

インフォメーション

東京芸術劇場プロデュース・日タイ共同制作
「Spicy, Sour, and Sweet」

快快×B-Floorコラボレーション作品『どこでもDoor』
【スタッフ】作=北川陽子 演出=篠田千明 共同演出=ジャールナン・パンタチャート ドゥダオ・ワッタナパゴン
B-Floor新作『Flu O Less Sense』
【スタッフ】演出=ティラワット・ムンウィライ 音楽監督=クリッサダー・レーイエス 映像=ノッパン・プンヤイ

2010年8月13日(金)〜15日(日)
・会場=東京芸術劇場 小ホール1
・チケット発売=発売中
・料金=全席指定3,500円/当日3,800円
・お問い合わせ=東京芸術劇場チケットサービス TEL.03-5985-1707

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