劇作・演出家のつかこうへいさんが死去 - 2010年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『蒲田行進曲』『熱海殺人事件』などで知られる、劇作・演出家のつかこうへい(本名:金峰雄=きむ・ぼんうん)さんが10日、肺がんのため千葉県鴨川市の病院で死去した。62歳だった。

48年、在日韓国人2世として福岡県に生まれ、慶応大学在学中に、学生劇団で演劇活動を始める。

74年『熱海殺人事件』で、岸田國士戯曲賞を当時最年少の25歳で受賞し注目を集め、同年に「劇団つかこうへい事務所」を設立。『初級革命講座 飛龍伝』『蒲田行進曲』『ストリッパー物語』など話題作を発表する。独特のユーモアを持ち、テンポが良く、エネルギッシュな作品群は、70〜80年代に「つかブーム」と呼ばれるほどの爆発的な人気を博し、劇団から風間杜夫、平田満ら実力派俳優を輩出。また、阿部寛、内田有紀、小西真奈美、黒木メイサといった数々の人気俳優たちを育てあげた。

『蒲田行進曲』は、82年に深作欣二監督で映画化もされ、日本アカデミー賞最優秀脚本賞を受賞。また、同作の小説版で第86回直木賞を受賞するなど、作家としても活躍した。07年には紫綬褒章を受章。

94年に東京都北区とともに「★☆北区つかこうへい劇団」を、95年には「大分市つかこうへい劇団」を創設。行政の支援を得ながら若手演劇人の育成や、地方からの文化発信にも尽力した。

今年1月に肺がんであることを公表。2月の『飛龍伝2010 ラストプリンセス』では、稽古の様子を撮影したビデオを見て、病院から演出の指示を出すなど、最後まで舞台へ情熱を傾けていた。

【追記:2010/7/13】

つかさんの事務所は12日、つかさんが生前に残したコメントをマスコミ各社へFAXで送付した。つかさんはコメントを関係者に預け、死後公表するよう頼んでいたという。

友人、知人の皆様、つかこうへいでございます。

思えば恥の多い人生でございました。
先に逝くものは、後に残る人を煩わせてはならないと思っています。
私には信仰する宗教もありませんし、戒名も墓も作ろうとは思っておりません。
通夜、葬儀、お別れの会等も一切遠慮させて頂きます。
しばらくしたら、娘に日本と韓国の間、対馬海峡あたりで散骨してもらおうと思っています。
今までの過分なる御厚意、本当にありがとうございます。

2010年1月1日 つかこうへい

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