新国立劇場『ヘッダ・ガーブレル』製作発表会 - 2010年7月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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左から宮田慶子、長島確、七瀬なつみ、大地真央、益岡徹、田島令子、山口馬木也、青山眉子

▲左から宮田慶子、長島確、七瀬なつみ、大地真央、益岡徹、田島令子、山口馬木也、青山眉子

9月から開幕する、新国立劇場2010/2011シーズン。その一作目を飾る『ヘッダ・ガーブレル』の製作発表会が行われ、キャストの大地真央、益岡徹、同シーズンから演劇部門芸術監督に就任する宮田慶子らが登壇した。

『ヘッダ・ガーブレル』は、『人形の家』や『ペール・ギュント』で知られるノルウェーの劇作家ヘンリック・イプセンが、1890年に発表した作品。主人公のヘッダ夫人は、気位が高く嫉妬深い反面、憶病で平凡な面もある矛盾した性格の持ち主だった。毎日が退屈で、時間を持て余す満たされない日々……。そんな中、家族や友人たちの充実した生き方を目の当たりにし、自ら悲劇的な結末へと向かう。

本作は、宮田慶子芸術監督就任一年目の企画である、海外戯曲を上演するシリーズ「JAPAN MEETS…—現代劇の系譜をひもとく—」の一つで、『ヘッダ・ガーブレル』のほかに『やけたトタン屋根の上の猫』『わが町』『ゴドーを待ちながら』の全4作品を新たに翻訳し上演する(『ヘッダ・ガーブレル』の翻訳は、アンネ・ランデ・ペータスと長島確の共同翻訳。ノルウェー語から直接日本語に翻訳した)。この企画の経緯について、宮田は「日本演劇界の発展に大きな影響を与えた海外戯曲を上演することで、今まで日本の演劇に携わってきた人たちが積み上げてきたものと、これから未来につなげていきたいものとを検証したいという思いで選びました」とコメント。中でも『ヘッダ・ガーブレル』については「イプセンが61歳の時に、人間の持つ感情の面白さにあらためて気付き、複雑な心のさまを生き生きと描いた作品。現代の人に違和感なく観てもらえるものを作りたい」と思いを語った。

また、「月に一度は、新国立劇場に来てほしい」という宮田の思いから企画された、上演演目に関連したイベント“マンスリー・プロジェクト”が9月からスタート。『ヘッダ・ガーブレル』ではイプセンと同じくノルウェーの劇作家、ヨン・フォッセの『スザンナ』をリーディング上演する。同作はイプセンの妻を題材にしたもので『ヘッダ・ガーブレル』に出演する七瀬なつみ、青山眉子、田島令子が出演。9月30日と10月2日のそれぞれ19:00から無料で行われる(要事前申込、詳細はお問い合わせを)。

主な登壇者のコメントは以下の通り。

大地真央 ヘッダ・テスマン夫人役
ヘッダ役のオファーをいただいて、各方面から「大地真央がついに『ヘッダ・ガーブレル』をやるようになったのか」と言われました(笑)。難しい役ですが、台本を読めば読むほど面白くて……。この、魅力的で奥深い女性であるヘッダという役を、(120年も前に書かれた作品ですが)現代の人にも共感していただける“21世紀のヘッダ”として作り上げたいです。

益岡徹 ヘッダの夫、ヨルゲン・テスマン役
私が芝居の世界に入ったばかりの時に、『建築家ソルネス』というイプセンが晩年に書いた作品に出演しました。そのころは、イプセンの作品を“遠くにある山”のように感じていましたが、30年経った今は、少し“近くの山”に感じることができる。『ヘッダ・ガーブレル』は人間の内に秘めた“毒”のような、心の裏側がよく書けているなぁと、台本を読んであらためて感じました。

インフォメーション

JAPAN MEETS…—現代劇の系譜をひもとく— I
『ヘッダ・ガーブレル』

【スタッフ】作=ヘンリック・イプセン 翻訳=アンネ・ランデ・ペータス/長島確 演出=宮田慶子
【キャスト】大地真央/益岡徹/七瀬なつみ/山口馬木也/青山眉子/羽場裕一/田島令子

2010年9月17日(金)〜10月11日(月・祝)
・会場=新国立劇場 小劇場
・チケット発売中
・料金=全席指定A席6,300円/B席3,150円、「JAPAN MEETS…I〜III」セット券16,500円(劇場のみ)
・お問い合わせ=劇場 TEL.03-5352-9999

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