地点 新作『Kappa/或小説』記者懇談会 - 2011年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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3月にKAAT神奈川芸術劇場で上演される地点の新作『Kappa/或小説』。それに先駆け、主宰で演出家の三浦基が劇場を訪れ、新作について語った。

京都を拠点に活動を行っている地点。元々は青年団の劇団内劇団として97年に活動をスタートし、99年に三浦が渡仏したため一時的に活動を休止したが、01年帰国後に活動を再開。以降、チェーホフの『ワーニャ伯父さん』『かもめ』『桜の園』『三人姉妹』や、太田省吾の全テキストを元にした『あたしちゃん、行く先を言って』、アントナン・アルトーのテキストを用いた『——ところで、アルトーさん、』など、作品や作家そのものを解体し再構築する作風と特異な発語法・身体性で注目作を多数生み出している。

懇談会では、司会者の質問に答える形で三浦がこれまでの活動を振り返った後、3月に上演される新作について言及。「なぜ芥川龍之介を選んだか?」という問いに、「誤解を呼びそうですが、僕自身は劇作家ではないので、やりたいことや訴えたいことは特にないんです。ただ、人との出会いの中でやる作品が決まっていく感じ。その前提でお答えするなら、(KAATが掲げる)<NIPPON文学シリーズ>という枠組みの下、今回僕が芥川を選んだのは、“ただぼんやりとした不安で人は死ねるのか”という疑問からです。芥川は歴史小説で注目されますが、次に書くべきものが見つからず、戦争という時代背景もあって、遂には死ぬことを目標に名作を生み出した作家。その行き詰まりは身につまされるものがありますし、演劇人が興味をもつ要素をたくさん持っている作家ですよね」と回答した。

また、空間の使い方については、「今までと変わると思います」と言い、「レールを引いてトロッコにカメラを乗せ、舞台を移動撮影する予定です。正面を向いている俳優を横から写すと、それだけで多眼的になりますよね。どこに着眼するかによって見え方が変わる、それが芥川作品の面白さですが、実はそれは、僕がこれまでやってきたこととも重なります。僕が芥川を選んだのは、必然かもしれません」と語り、新作への意気込みをのぞかせた。

インフォメーション

神奈川芸術劇場オープニングラインナップ NIPPON文学シリーズ
地点『Kappa/或小説』

【スタッフ】原作=芥川龍之介 戯曲=永山智行 演出=三浦基
【キャスト】安部聡子/石田大/大庭裕介/窪田史恵/河野早紀/小林洋平/谷弘恵

横浜公演
・3月11日(金)〜21日(月・祝)
・会場=KAAT 神奈川芸術劇場 大スタジオ
・料金=全席指定3,500円、(以下枚数限定、要身分証、劇場のみ)高校生以下1,000円/24歳以下1,750円/65歳以上3,000円
・お問い合わせ=劇場 TEL.045-633-6500

滋賀公演
・3月26日(土)・27(日)
・会場=びわ湖ホール
・料金=全席指定3,000円、25歳未満2,000円
・お問い合わせ=劇場 TEL.077-523-7136

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