蜷川幸雄が率いる若手俳優たちがこまどり姉妹と激突! さいたまネクスト・シアター『2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』が開幕 - 2012年2月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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さいたまネクスト・シアター『2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』1

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さいたまネクスト・シアター『2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』2

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撮影:宮川舞子

彩の国さいたま芸術劇場芸術監督・蜷川幸雄が率いる、若手演劇集団「さいたまネクスト・シアター」。彼らの第3回公演『2012年・蒼白の少年少女たちによる「ハムレット」』が、20日、開幕した。

日本を代表する演歌の女王「こまどり姉妹」が特別出演する本作。蜷川の“十八番”である『ハムレット』で、若者たちとぶつかり合う。

こまどり姉妹の2人は、「もう本当に驚きですね」(敏子)「奇跡が起こりましたね」(栄子)とコメントし、「この年まで続けてこられたのも奇跡だと思ってるのに、振り袖着て歌うなんて思っていなかったですよ。先生に呼んでもらって光栄です」と喜んだ。

稽古については、「灰皿飛んだんですか?って聞かれたりするんですよ。でも、私たちには優しいんです。灰皿飛ばしてほしいわね。宝物ですよね、想い出になるもの」(敏子)「その灰皿をいただきたいわね」(栄子)と明かし、最後に「デビューする前の子どものころからですと、60年以上歌ってきているので、そういう味みたいなものが出せればいいかなと思います。でも、一曲なので、その一曲に力を入れてみたい。歌謡曲のお客さんとは違うので、その点は少し緊張しますけれどね。一生懸命がんばります」と意気込みを見せた。

蜷川幸雄
演出家になったころから、こまどり姉妹のお姉さんたちと一緒に仕事をしたいなぁと思っていました。70年ごろに、それこそ『ハムレット』に出ていただきたいと思っていたんです。ずっと長い間恋い焦がれていたお2人で、そのころからの想いがようやく叶います。
どこにお2人が登場するか、誰も当てたことはないので、これは観てのお楽しみですね。2人が出てくると、若者たちだけで作った『ハムレット』がとんでもない逆転を起こす感じがしています。歌ってきた歴史、戦後の芸能の歴史を体現しているようなお2人の存在感に、若者たちがノックアウトされるさまを見てください。

【蜷川にとっての、こまどり姉妹の魅力は?】

僕の親父もファンだったんですけど、僕はしょっちゅう「我々の演劇はあの3分間の歌に勝てるのか」「民衆の魂を歌っているお2人の歌に、借り物の翻訳劇をやっている僕らの芝居は拮抗できるのか」と思っていました。

【作品の見どころは?】

年寄りの役も若い人がやっているんですね。無理があるけど、それをプラスにできないかと思いました。セットもかなり異色のセットですし、その上にお2人が出てくると、日本の現在の姿がはっきり見えるんじゃないかと。
例えば、演歌、あるいは歌謡曲が、あたかも日本の心が、時代の進み具合で離れたと思われているかもしれませんが、3・11で露出したのは、日本が決してそういうものと無関係じゃないということが立証されたと思うんですね。ですから、そういう意味も含めて現代の物語をやっていこうと思っています。そして、僕の希望としては、こまどり姉妹のお2人に、今年紅白に出ていただきたいなぁと思っています。

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