市村正親主演『エンロン』公開稽古 「エンロン事件」をエンターテインメント性高く描く - 2012年3月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『エンロン』公開稽古2

拡大する

『エンロン』公開稽古3

拡大する

2001年12月、売上高全米第7位、世界第16位の巨大企業が破たんし、当時のアメリカ史上最大の企業破たん事件となった「エンロン事件」。この事件を題材とした、市村正親主演の舞台『エンロン』の公開稽古が、23日に都内で行われた。

規制緩和の波に乗りエネルギー業界で大躍進を遂げたエンロン。しかし、ウォールストリート・ジャーナル紙が、不正会計疑惑を報じたことで、株価が大暴落。粉飾会計や不正取引が次々と明らかになり、たった2カ月間で破たんに追いやられ、負債総額は160億ドルを超えた。

実際に起ったこの事件を背景に、権力欲にとりつかれた男たちの生きざまを描き出す本作。戯曲を執筆したのはイギリスの若手劇作家ルーシー・プレブル。ルパート・グールド演出のロンドン版は、10年のローレンス・オリヴィエ賞最優秀演出賞に輝き、同年には、ブロードウェイ進出も果たした。なお、今回の日本公演では、イギリスの気鋭デヴィッド・グリンドレーが演出を担当する。

題材から堅い内容のように思われるが、演出は、歌やダンスなどを取り入れたエンターテインメント性の高いもの。公開されたシーンでは、市村演じるジェフリー・スキリングをとりまくアナリストたちが歌い踊り、また、忙しく働くトレーダーたちの姿は、コンテンポラリーダンスで表現されていた。振付は、「冨士山アネット」の長谷川寧が手掛けている。

稽古後に行われた囲み取材では、市村は「ほとんど出ずっぱり。どうしてこういうことを年寄りにやらせるのかな(笑)。せりふの量も一人芝居の倍くらいある。でも、それだけ『エンロン』という作品は、密度の高い作品ということ。頭にも身体にもハードな舞台ですね」と話した。

スキリングは、“金と権力に取り憑かれたカリスマ経営者”という役柄。しかし、市村は「スキリングのやったことは悪いことだが、彼のエネルギーはすごいものがある。そのエネルギーをお見せしたいなと思っています」と語り、また、「やっぱり、“欲”がなくなったら人間はしょぼんとしてしまう。いくつになっても、どん欲さを失わないようにしたいと思ってますね」と述べた。そして、最後に「今までに見たことのないような市村をお見せします!」と締めくくった。

この記事の写真

  • 『エンロン』公開稽古1 市村正親
  • 『エンロン』公開稽古2
  • 『エンロン』公開稽古3
  • 『エンロン』公開稽古4
  • 『エンロン』公開稽古5
  • 『エンロン』公開稽古6
  • 『エンロン』公開稽古7 クローディア・ロウ役 香寿たつき

インフォメーション


大阪公演
2012年5月12日(土)・13日(日)
・会場=イオン化粧品 シアターBRAVA!

愛知公演
2012年5月16日(水)
・会場=名鉄ホール

関連サイト

関連アイテム

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/4230