三谷幸喜が大賞を受賞 「第37回菊田一夫演劇賞」授賞式 - 2012年4月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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「第37回菊田一夫演劇賞」授賞式1 左から柚希礼音、瀬奈じゅん、石丸幹二、三谷幸喜、米倉涼子、井上麻矢(こまつ座)、司葉子

▲ 左から柚希礼音、瀬奈じゅん、石丸幹二、三谷幸喜、米倉涼子、井上麻矢(こまつ座)、司葉子

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「第37回菊田一夫演劇賞」授賞式2 三谷幸喜

▲ 三谷幸喜

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先だって発表された、「第37回菊田一夫演劇賞」の授賞式が4月20日に行われた。1975年に創設された同賞は、日本の演劇界に貢献した菊田一夫の業績を長く伝えるとともに、菊田の念願であった演劇の発展の一助のため、特に大衆演劇界で優れた業績を上げたスタッフ・キャストを表彰するものだ。

受賞者には正賞の記念楯のほか、副賞として大賞には100万円、演劇賞と特別賞にはそれぞれ50万円が贈られた。なお選考は、2011年4月1日より12年3月31日までに東京で上演された作品を対象としている。

受賞者の主なコメントは下記の通り。

【菊田一夫演劇大賞】

三谷幸喜
僕は去年、生誕50周年感謝祭を自分でやらせていただいて、本来、人にやってもらうものだということは重々分かっていたんですけれども、結果、皆さんに喜んでいただき、評価していただきました。たくさん賞も頂戴しましたが、この賞が一番うれしいです。ほかの授賞式の時もそんなことを言った気がしますが(笑)本当です。というのも、菊田先生は、エンターテインメントとしての演劇に貢献されました。僕自身も演劇を芸術というよりは、エンターテインメントとしてより多くの人に楽しんでもらうことを目的に作っていますので、そういう意味でもこの賞はとてもうれしいです。また菊田先生は演劇のみならず、映像やラジオなどいろいろな分野で活躍し、演劇との橋渡しをされた方です。僕も映画やドラマをやっていますので、菊田先生のお名前を冠した賞をいただくというのは本当に光栄です。藤本賞もいただき、これもいただきまして、もらえるものは全部もらおうと思っております。ノーベル賞も欲しいし、ゆくゆくは“平成の菊田一夫”と言われるように、最終的には菊田先生に倣って、東宝の取締役になりたい(一同笑)と思います。

【菊田一夫演劇賞】

米倉涼子
このたびは貴重な賞をいただき、ありがとうございました。今回評価していただいた『風と共に去りぬ』は、菊田一夫先生が帝国劇場を再建される折に非常に情熱を注がれたと伺っております。私にとっても去年、帝劇開場100周年記念作品(の主役)という大役をいただき、とても思い入れがありましたので、本当にうれしいです。三谷さんが本当にうれしいとおっしゃっていましたけど、私はそれ以上にうれしく思っております(笑)。役者である以上、こういう素敵な賞をいただけるとこれからの活力にもなりますし、まだまだ頑張っていかないとならないなという気持ちです。

石丸幹二
賞をいただいて、今、すごく実感が沸いてきているところです。私は2009年に活動を再開した時、今までにないキャラクターに果敢に挑戦していこうと目標を掲げました。今回、受賞の対象に選んでいただきました3作品とも、どちらかというと悪の香りがする、ダークな役がそろい踏みとなりました。これはやってきたことに自信を持っていいという証なのかなと思いますし、これからますます新しいキャラクターに脱皮していけたらいいなと考えております。私を支えてくださった皆さま、そしてその作品を選んでくださった関係者の方々、共演者の仲間たちに心から感謝したいと思います。本当にありがとうございました。

瀬奈じゅん
本日はこのような素晴らしい賞をいただきまして、ありがとうございました。これも一重に、選んでいただいた演目のスタッフの皆さま、共演者の皆さまが、私が自由に演じられるような環境を作り、支えてくださったからこそと、感謝の気持ちでいっぱいです。私は宝塚歌劇団に入団して、昨年で20年が経ちました。ですが女優としてはやっと3年目。これからも、この賞をいただいた誇りを胸に、賞に恥じぬよう精進してまいりたいと思います。ご指導のほど、よろしくお願いいたします。

柚希礼音
このたびは身に余る、素晴らしい賞をいただきまして、大変光栄に思っております。ご評価いただきました『オーシャンズ11』は、人気ハリウッド映画の世界初舞台版ということで、上演前からプレッシャーもあり、また私の演じましたダニー・オーシャンという役は、映画ではあこがれのジョージ・クルーニーさんが演じられている役。今までにない、大人で渋い役でしたのでどのように表現していくか不安も大きい中、演出の小池修一郎先生が、この作品を宝塚で上演する意味を与えてくださり、先生の熱心なご指導に必死に付いてまいりました。ですのでこの賞は、スタッフの先生方、そして一緒に舞台を作った星組のみんな、すべての関係者への賞だと思っております。これを励みにますます精進して、お客さまが宝塚を楽しみに観にいらしていただけるよう、お稽古に励みたいと思います。

【菊田一夫演劇賞特別賞】

こまつ座
(こまつ座代表・井上麻矢談)井上ひさしの写真を持ちながら話させていただきます。井上ひさしが亡くなりまして、2年間、必死の覚悟でやってきました。その中には、未曾有の大震災や、いろいろな困難がありましたが、こうして、私たちがやっていることをどこかできちっと誰かが見ていてくださるということが今日、身に染みて深い思いになりまして、感謝の申し上げようがありません。選考委員の先生方、東宝さん、私たちを支え、小さな小さな劇団に力を貸してくださった皆さま、そして一緒に頑張ってくれたスタッフに心から御礼を申し上げます。本当にありがとうございました。

司葉子
この賞は私、欲しい欲しいと思っておりました。月日はさかのぼりますけれど、ここにいらっしゃる受賞者の方々は、生の菊田先生はご存じないのかなと思います。当時、私は映画の方でございましたので、舞台はどうかなと思っておりましたところ、菊田先生が『人間の條件』という舞台に、平田昭彦さんと私を抜擢してくださいました。当時は菊田先生の作品は全部ヒットしておりまして、私もいちから先生の厳しいご指導を受けました。以来、菊田先生の作品を続けて11作も出していただきました。その後も1年に2本は必ずと言っていいほど呼んでいただいて、私は先生のあまりいい弟子ではございませんが、愛弟子と言いますか、そういうことだったのかなと、今、この賞をいただいてあらためて感謝している次第でございます。やっと舞台で賞をいただいて、私はこれからが舞台俳優としてスタートの時かなと思っておりますので(笑)、舞台関係の皆さま、どうか私を使っていただきますようにお願いいたします。皆さまのご指導のもと今日あることに感謝いたしまして、私のお礼の言葉とさせていただきます(最後に友人の星由里子より、花束の贈呈も行われた)。

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インフォメーション

第37回菊田一夫演劇賞

■大賞
三谷幸喜(『国民の映画』『ベッジ・パードン』『90ミニッツ』の作・演出の成果に対して)

■演劇賞
米倉涼子(『風と共に去りぬ』のスカーレット・オハラ役の演技に対して)
石丸幹二(『G・G・R グレンギャリー・グレン・ロス』のリチャード・ローマ役、『GOLD〜カミーユとロダン』のオーギュスト・ロダン役、『ジキル&ハイド』のヘンリー・ジキルとエドワード・ハイド役の演技に対して)
瀬奈じゅん(『三銃士』のミレディ役、『ニューヨークに行きたい!!』のリサ・ヴァルトベルク役、『ビューティフル・サンデイ』の三枝ちひろ役の演技に対して)
柚希礼音(『オーシャンズ11』のダニー・オーシャン役の演技に対して)

■特別賞
こまつ座(井上ひさしの優れた演劇世界を、演劇人の良心に注いで作り上げた永年の舞台製作における功績に対して)
司葉子(今年度の『女の一生』の堤しず役の演技を含む、永年の舞台の功績に対して)

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» 2011/4/4|第36回菊田一夫演劇賞発表 大賞は平幹二朗

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