“違ったニュアンスのエンジニアを” 市村正親主演 新演出版『ミス・サイゴン』公開稽古 - 2012年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
サイト内検索
すべて|
公演名|
人名・劇団名|
劇場|
演劇ニュース
様々な条件で検索
こだわり検索
注目キーワード

演劇ニュース

このエントリーをはてなブックマークに追加
ニュースを購読する
『ミス・サイゴン』公開稽古1 M8 「サン・アンド・ムーン」笹本玲奈(キム役)と山崎育三郎(クリス役)

▲ M8「サン・アンド・ムーン」笹本玲奈(キム役)と山崎育三郎(クリス役)

拡大する

『ミス・サイゴン』公開稽古2 知念里奈(キム役)と原田優一(クリス役)

▲ M12「世界が終わる夜のように」知念里奈(キム役)と原田優一(クリス役)

拡大する

「モーニング・オブ・ドラゴン(M13 サイゴン陥落)」市村正親

▲ 「モーニング・オブ・ドラゴン(M13 サイゴン陥落)」市村正親

拡大する

このほかの写真も見る

今夏、全国11都市で上演されるミュージカル『ミス・サイゴン』。7月の開幕に先立って、13日に都内の稽古場にて公開稽古が行われた。

92年に帝国劇場で初演され、04年と08年に再演された本作。非常にスケールの大きな舞台装置が特徴で、日本初演時は約3カ月にわたり劇場の改修を行ったほど。オリジナル版では、その装置は精密かつ巨大であるがゆえの制約があったのだが、新演出版では、大型スクリーン映像を駆使した演出をはじめ、舞台装置、衣裳、照明、音響など、すべてのセクションを刷新。さまざまな課題をクリアし、ツアー公演が実現することとなった。

同日行われた取材会には、主演を務める市村正親と日本版の演出補を務めるダレン・ヤップが登壇した。

ダレンは「市村さんとご一緒するのは初めてですが、とても光栄です。(オリジナルプロデューサーの)キャメロン(・マッキントッシュ)から、市村さんのことをたくさん聞いてきいましたが、どうして、市村さんのエンジニアをここまで絶賛していのかよく分かりました。輝ける何かを持ってらしていて、頭のいい役者だと感じています」と、市村を評価。

市村は「僕は初演から、700回近くエンジニアを演じてました。音楽が流れれば、即エンジニア(の役)に入ることができるくらい。今まで作り上げたエンジニアを変えるのは、つらい部分もありますが、頭を完全にクリアにして、新しく芝居作りをしています。今までとはまた違ったニュアンスのエンジニアがお見せできるかと思います」と自信をのぞかせた。

新たな演出について問われると「以前のプロダクションは、壮大なスケールでした。パフォーマンスのスタイルも、それに合わせたものだったと思います。今回は、スクリーン映像を駆使したものになるので、演技も映像の様な、より自然なパフォーマンスのスタイルになると思います」(ダレン)、「エンジニアの生き方としては変わってないと思います。帝劇は劇場が大きかったので、芝居も大きくしなければいけなかった。けれど今回は映像的・映画的なリアルな芝居を求められています。なので、(稽古では)前ほど汗かかないですね(笑)。パターン化してきた自分の芝居を一度ゼロにして、また新しく細かくエンジニアを作れるというところが楽しいかな」(市村)とそれぞれに答えた。

セットの仕組みも大きく変わっている。舞台装置の転換は、コンピューター制御によるものではなく人力になる。「スタッフだけじゃなくてアンサンブルの俳優さんが一緒に装置を動かしてますね」(市村)、「キャストとスタッフが一つのコミュニティというような考え方で、ナンバーが始まる時や終わる時に、セットも一緒に動いていく、セットも人間のように呼吸をしているようなイメージです」(ダレン)と説明した。

スクリーン映像を使用するのも新演出版の大きな特徴。市村は「ヘリコプターにかんしては、以前は劇場の工事が必要だったけど、今回は映像で再現してて、非常にリアルで精密な映像で見せられる」とコメント。また、“アメリカンドリーム”の映像は、日本版仕様の映像になる予定だという。市村は「映像はまだ見てないですが、何が来ようと関係無いですね(笑)。映像に負けないように圧を出していきますよ!」と意気込む。

さらに、「マッキントッシュさんが、シェイクスピア作品にいろんなバージョンがあるように、『ミス・サイゴン』もいろんな形でやっていんじゃないかっておっしゃっていて、なるほどと思ったんです。以前やったエンジニアは、以前の演出スタイルのエンジニアだったので、今度は、より今回のセットの中に溶け込んだエンジニアにしたいなと思っています」と語った。

全国11都市をめぐるツアー公演については「こっちから行けるっていうのはいいよね。土地土地での名物も食べられるし(笑)。地方の人は電車代も安く済んで(浮いたお金で)2回観るようになればいいなと思います(笑)」(市村)、「この作品が日本のいろんなところを回って、皆さんにパワフルな物語を観ていただくこと、市村さんをはじめカンパニーの皆さんに直接触れていただけるのは喜ばしいことだと思います」(ダレン)とアピールしていた。

この記事の写真

  • 『ミス・サイゴン』公開稽古1 「サン・アンド・ムーン」笹本玲奈(キム役)と山崎育三郎(クリス役)
  • 『ミス・サイゴン』公開稽古2 「世界が終わる夜のように」知念里奈(キム役)と原田優一(クリス役)
  • 「モーニング・オブ・ドラゴン(M13 サイゴン陥落)」市村正親
  • 『ミス・サイゴン』公開稽古4 「モーニング・オブ・ドラゴン(M13 サイゴン陥落)」市村正親
  • 『ミス・サイゴン』公開稽古5 「モーニング・オブ・ドラゴン(M13 サイゴン陥落)」市村正親

インフォメーション

関連サイト

トラックバック

この記事のトラックバックURL

http://www.theaterguide.co.jp/mt/mt-tb.cgi/4438