宮藤官九郎脚本&中村勘九郎主演 渋谷・コクーン歌舞伎『天日坊』が開幕 - 2012年6月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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コクーン歌舞伎『天日坊』開幕5

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協力:松竹株式会社

Bunkamuraシアターコクーンにて渋谷・コクーン歌舞伎『天日坊』が15日に開幕。初日公演を前に、公開舞台稽古が行われた。

原作は、嘉永7年(1854年)に河竹黙阿弥によって書かれた「五十三次天日坊」。今回の上演は、慶應3年(1867年)以来、実に145年ぶりとなる。

94年の第一弾『東海道四谷怪談』からスタートし、枠にとらわれない演出に挑戦してきた同シリーズ。六代目を襲名した中村勘九郎が主演を務めるほか、中村獅童、中村七之助、白井晃ら歌舞伎俳優とジャンルを越えた個性豊かな俳優たちが集結。脚本には宮藤官九郎を迎え、さらに、邦楽ではなくトランペットを中心とした音楽、串田和美が手掛けた独特の衣裳など、新たな歌舞伎のスタイルに挑んでいる。

勘九郎は「コクーン歌舞伎で18年間の積み上げてきたものが、串田さんの机の上にあるとしたら、そこにドンと肘を置いてザーッと落としちゃったみたいな感じ」「僕は、(串田)監督の言葉で“コクーン歌舞伎にも伝統ができたね”っていうのがすごくグッときました。皆さんが築き上げたものがあったからこそ、これができるんだなってすごく思います」と語った。

それに対し串田は「そう言ってくれてうれしかったですね。新しい何かの予感がしてます」と手応えを感じている様子を見せた。また、獅童は「面白い作品ですね。歌舞伎好きの方にも楽しめると思っていますが、黙阿弥の七五調の長ゼリフの中にブルースギターが入ったりとか、ぜひ若い方たちにも観てもらって、生の歌舞伎を体験していただきたい」とアピールした。

宮藤が執筆した脚本について、串田は「世代はずいぶん違うけど、僕と宮藤さんは合うなって思ってます」とコメント。また、勘九郎、獅童、七之助ら次代を担う面々がそろった本作。串田は「みんな若いし、稽古中には新しいことに対して“やってみよう!”って面白がってくれて、何でも挑戦してくれました。歌舞伎って、昔はホントにもう無茶苦茶で、立派に見せようと思って、袖をやたらと大きくしたり、髪の毛をモヒカンみたいしたりとか、どうやっておどかしてやろうってことばっかりを考えていた時代があったんです。その気持ちを踏襲して作っているんで、“これが歌舞伎だ”って思って作ってます」と語った。

父・勘三郎の反応については「通し稽古を観て“面白かった、みんなにこれを観せたいと思う”って言ってくれて、自信を持ってできるなと思いました」(勘九郎)。「脚本を読んだ時の最初の言葉が“大丈夫か? できるか?”だったんですけど、“面白い、出来てるじゃん。もっとヒドいものだと思ってたよ”って(笑)」(七之助)とそれぞれに明かした。また、勘九郎は「父がコクーン歌舞伎を18年前に始めた時の名は勘九郎でしたから、その名でこの地に立てるのは、プレッシャーであるとともに誇りに思ってます。ひと月、皆さんの力を借りてやりたいですね」と意気込みを見せた。

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