串田版ファウストはサーカス&生演奏も融合した娯楽劇 串田和美作・演出・美術『K.ファウスト』公開稽古 - 2012年9月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『K.ファウスト』公開稽古1

▲ 左から串田和美、笹野高史、小日向文世、雛形あきこ

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『K.ファウスト』公開稽古4

▲ 左から小日向文世、笹野高史、串田和美

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『K.ファウスト』公開稽古4

▲ サーカスや生演奏のパフォーマンスも飛び出す

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串田和美が作・演出・美術を手掛ける舞台『K.ファウスト』の公開稽古が、27日に、世田谷パブリックシアターにて行われた。

『ファウスト』と言えば、ゲーテの作品が有名だが、本作は、その題材となった民間伝承から着想を得たもの。08年から5年間にわたり、ワークショップを重ねながら練りあげてきた作品だ。

キャストに迎えるのは、ファウスト役の笹野高史、メフィストフェレス役の串田をはじめ、小日向文世、雛形あきこなどバラエティー豊かなメンバー。さらに、フランスから迎えるサーカスアーティストたちのパフォーマンス、音楽監督を務めるアコーディオニストのcobaらの生演奏なども加わり、ファウストとメフィストフェレスの旅物語が展開される。

串田和美
『ファウスト』と聞いて、ゲーテを連想し、難しいと考えるかもしれませんが、この作品はそういったイメージとはまた違うものになります。民間に伝わったファウスト伝説を題材に、いろいろな形の『ファウスト』がありまして、(小日向演じる)カスペルというキャラクターは、人形劇の『ファウスト』に登場するものです。今回は、そういったいろいろなものから、現代の『ファウスト』を作り上げました。
世界が一見、進歩しているけど「これでいいのかな?」っていう状況、そんな終末感が、中世のころからあったんだなと。自分が望むものを急いでかなえようとすると、えらいことになるぞっていう戒めがあったんだと、今の世界にも通じるものがあると思います。

笹野高史
タイトルロールのファウストという役をやるプレッシャーに負けまいと奮闘しております。串田さんと作る芝居は、いつもものすごく楽しくて、苦しい。その辺りが、ファウストと重なるなと感じます。わずかな幸せを探し求めて生きているのが人間の姿。そんな姿のファウストがいますので、忠実に再現できたらいいなと。
僕らの言い方では、“指をさす”って言うんですけど、串田さんの「今回はこの方向でやってみようか」っていう、方向の示し方が、とても興味が持てる。俳優として何が必要なのか?と、考えてる時に、串田さんのやろうとしていることがいつも新鮮だった。興味が尽きないまま、縁が続いている。若いころはこんなに長く続く縁になるとは思っていなかったけど(笑)。

小日向文世
僕は、カスペルという道化的な役。二次元的な絵空事世界から飛び出してきた少年の役です。久しぶりの串田さんの新作に出させてもらって、劇団時代に毎年、年末恒例の公演で頭を抱えながら役作りしていたころを思い出しました(笑)。役者人生を長く続けていても振り出しに戻るのだなと、芝居の、そして、串田さんの世界の難しさと楽しさを思い知りました。
串田さんが作る世界というのは、役者が子どものような気持ちで立つというのが基本姿勢かなと思います。いつも無邪気で心を開放して、まずは役者が面白がらなきゃならない。そのために、どうしたらいいのか?って、いつもそこでもがき苦しむんです。でも、それができた時に、お客さんもいっしょに無邪気になって楽しめる作品になると思ってます。
今回は、フランスからいらしたサーカスの方々が、皆さん素晴らしい技を持っている。その中で自分は役者として何ができるのか?と、しんどい日々を過ごしましたが、とにかく、自分が役者として面白がって舞台に立つこと。そのことを今探しています。

雛形あきこ
今回は、一つの役じゃなくていろいろな役を演じるので、それぞれがステキなキャラクターになればいいなと。今はまだ、いろいろ試させてもらっているところもあるので、ギリギリまで自分の持てる精いっぱいを出せたらと思います。
お客さんとして、(串田の)舞台を観たことはあったんですが、びっくりさせられることがたくさんあって、それを作る過程ってこんな感じなんだと、味あわせてもらってます(笑)。
毎日、すごくたくさん刺激を受けて過ごしています。この1カ月の間に皆さんがいろんなものをたくさん出し合ってできたものは、ホントにステキになるんだろうなと感じているので、たくさんの人に観てほしいなと思います。

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インフォメーション

まつもと市民芸術館企画制作
『K.ファウスト』

【スタッフ】作・演出・美術=串田和美 音楽・演奏=coba
【キャスト】笹野高史/小日向文世/雛形あきこ/小西康久/さとうこうじ/内田紳一郎/片岡正二郎/串田和美 ほか

東京公演
2012年10月6日(土)〜14日(日)
・会場=世田谷パブリックシアター
・料金=全席指定S席8,000円/25歳以下3,500円(枚数限定・ぷれいすのみ取扱)/2Fサイド席6,000円/A席(3F)5,500円

長野公演
10月19日(金)〜21日(日)
・会場=まつもと市民芸術館 特設会場
・料金=全席指定 一般7,000円/大学生以下3,500円

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