中島らものホラーコメディーが14年ぶりに復活 G2演出『こどもの一生』が開幕 - 2012年11月 - 演劇ニュース - 演劇ポータルサイト/シアターガイド
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『こどもの一生』開幕1

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『こどもの一生』開幕6

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撮影:引地信彦

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中島らも原作、G2演出の舞台『こどもの一生』が4日に開幕。この初日を前に、公開舞台稽古が行われた。

本作は、G2が中島に「“今”を切り取った舞台脚本を書いてほしい」と依頼したのが始まり。90年の初演から好評を博し、再演が重ねられた人気作だ。今回は、桝野幸宏が脚本改訂を手掛け、リメイク作品として14年ぶりによみがえった。

物語の舞台は、ストレスに疲れた人びとが治療に訪れる、瀬戸内海の孤島にある医療施設。そこでは、患者の精神を退行させる「こども返り」というセラピーが行われていた。しかし、子どもに返った患者たちが始めた“ある遊び”が、とんでもない恐怖へと発展していき……。

舞台装置はグレーを基調とした抽象的なデザイン。演出には、映像や、小野寺修二の振り付けによるコンテンポラリーダンスなど、さまざまな手法が盛り込まれ、現代社会の病理をとらえたホラーコメディーが、個性派キャストたちにより展開される。

主演の谷原章介は、作品について「まだまだ探っている最中ですが、作品世界の奥深さに驚いています。一つのせりふをとってみても、読み方によってはさまざまな意味にとれる。日々、感動しています」と語り、G2の演出については「何度もやっている作品ということもあるとは思いますが、明瞭・的確に画が見えていて、僕らを導いてくださいました。とにかく細密な演出をされる方だと思いました」と話した。

また、久々の舞台出演については「6年ぶりに演劇の世界に、大好きなPARCO劇場に帰ってこられて本当にうれしい。初日から地方公演最終日まで濃密な世界を作りたいと思います。この一座でひと月の間流した汗を、劇場で確かめてください」と意気込みを見せた。

中越典子は「らもさんのパラレルワールド。ハチャメチャですが、めちゃくちゃ面白く、そして、体力が必要です。G2さんの演出は、毎回ディテールやトーンなど繊細な表現を求められるので、体が慣れるまでに時間が掛かりましたが、非常に勉強になります。コメディー?ホラー? 不思議な世界を存分に味わえます」と作品の魅力を語り、「PARCO劇場での公演は5年ぶり。私の初舞台もこちらでした。とても大好きな空間なので、ここに立てるのが楽しみです。地方公演では、お客さまのリアクションが、それぞれ違うので楽しみにしています。たくさんの方に観ていただきたいです。劇場でお待ちしております!」とアピールした。

演出のG2は「今回、演出として初の挑戦は?」という問いに「初と呼べるのかどうか、長い間封印してきた映像との積極的なコラボで装置を排除した演出と、ストレートプレイでは封印してきたダンスを取り入れた演出。これらについて久しぶりに取り組みました」と答え、「新しい映像機材、初めての振付師、そういった舞台を経験したことのない若い俳優たちとぶつかり合っていい刺激になりました。その刺激の新鮮さが舞台に乗っかっていれば幸せです。今回は、具体的な装置は排除しましたが、面白い舞台装置のカラクリもあります。こちらもお楽しみに」と見どころを語った。

出演者については「谷原さんはまじめです。“超”が付きます。今回は、家電の話題が台本に盛り込まれていますが、そのさまざまな機能については、すべて谷原さんのレクチャーを受けました。出演者はみんなキャラクター豊富な方々で、いい意味で“不良”が集まったと実感しています。そのキャラクターぶりがしっかり発揮できれば、この作品の役割の半分は果たされたことになるでしょう。あとの半分は物語が持つホラー性です」と評価した。

そして最後に「とにかく“お話”が面白い舞台です。新しくリメイクしましたが、根本は変わっていません。これ見逃すとほんの少しですが人生の損失になりますよ」と自信をのぞかせた。

東京公演は、25日(日)まで。その後、12月16日(日)まで、大阪、福岡、岡山、広島、愛知、福井を巡るツアー公演が行われる。

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